高校サッカー選手権 3回戦
流経大柏vs星稜
流経大柏スタメン
SUB
GK
17猪瀬康介(鹿島アントラーズつくば)
DF
2入江 諭(小倉南)
4西尾颯大(東京青梅AZ'86)→IN
16清宮優希(Forza'02)
MF
15木村 聖(ジェファ)→IN
21渡會武蔵(ホペイロ刈谷)
22羽坂 豪(大阪市ジュネッス)
23間 洋登(東急S レイエス)→IN
FW
19古谷優斗(鹿島アントラーズつくば)→IN
2回戦に途中投入され、流れを引き寄せた6中井君がスタメンに抜擢。2回戦左SHにポジションした10熊澤君がトップに入る布陣となった。
試合内容についての詳細は、既に準々決勝まで終わってしまっているので、載せても面白くないでしょうから割愛します。
結果は流経大柏1-0星稜
得点は早々にCKから11芹田君のアシストで、5関川君の豪快ヘディングシュートで先制し、試合終了。
星稜は名将・河﨑護監督のもと、流経大柏と真っ向か勝負。足元の技術が高い選手が多く、セカンドボールが星稜におさまったときは、際どい攻めを展開するため流経DFは少しも集中を切ることができない。
前半の虎の子の1点を、流経が守りきった感じ。
GK1松原君が右足をのばしてセーブしたり、ミドルシュートがバーに当たったりと、ヒヤリとした場面は数度あった。
徳島市立戦の時も感じたが、流経大柏と大きな力の差は観ていて感じない。スタメンの選手も、サブから投入される選手も、巧いなぁと感じる。
ただ、プレミアリーグEAST、流経大とのTM、何よりハイレベルな紅白戦の経験が、対戦相手よりもメンタル的、フィジカル的に少し優位に進んでいるように思えた。「経験値」とも言い換えられるか。
横綱が土俵際に追い詰められて、堪えて、息を整えて、最終的には白星に結びつけるような、そんな感覚でもある。
戦術的なことは、もはや言うに及ばず。Twitter等で、ロングスローやロングキックについて、舌戦が繰り広げられているので、お任せすることにしよう。
ここで言っておきたいのは、流経大柏がポゼッションという、ボールの「保持率」を上げつつゴールを目指そうということではなく、「勝つ確率」を上げるサッカーを選択しているということだ。
彼らもポゼッションスタイルが可能だということ。
いずれにせよ流経大柏は、その後、準々決勝において秋田旋風と評された、秋田商業とがっぷり四つの試合をし、3回戦と同じく1-0で勝利。
10熊澤君のロングスロー絡みで、クリアが小さくなったところを18八木君が、今大会初ゴール。埼玉スタジアムに戻ってくることが決まった。
12日、いよいよ埼玉スタジアムの決戦が始まる。
流経大柏の相手は瀬戸内に決まった。ただ、ただ、流経大柏らしく闘って欲しいと切に願う。