デモンストレーションを見てきました
中秋の名月の日も、昼間は30℃を超えており・・それでもお天気が良くて、夜には綺麗なお月さまが見えました。
お花のデモンストレーションを見に出かけてきました。
秋服?と思いましたけどまだちょっと無理💦
麻のブラウスを羽織りものにしてみましたが、それでも暑かった💦
誘っていただいたのは「いけばなインターナショナル大阪支部の9月例会」
今回は私のお稽古している流派(小原流)で、研究院教授をされておられる横東先生のデモということでしたので、足を伸ばして行ってみることに。
暑い夏が終わり、秋の訪れを感じられるそんなお花を舞台上で6作、1時間ほどでいけ上げるのには、テクニック・スピードに加えて話力も必要になります。いけながら解説もなさるのです。
作品のご紹介
「花奏」
「文人調いけばな」
「文人調いけばな」とは、中国の文人趣味、日本に伝わって江戸時代後期に花開いた文人画や文人花の要素を取り入れたもので、珍しいものやめでたいものを取り合わせていける作品になります。今回のザクロは実の中に粒がたくさんあって、それが子孫繁栄につながりめでたいものと考えられているとか。
「菊三種 色彩様式」
盛花という、水盤にお花を生ける時の基本の形です。
お稽古の時は本数少なめで3本ずつから始めたりします。私は7本にはチャレンジしたことがありません💦水盤も横長に大きくなりますね。
「籠装花」
このカゴは牡丹籠と呼ばれており、中国では牡丹の花を飾る籠だったそう(そのまま?💦)調べたら、これ茶道具のカテゴリーで出てきました。へぇそうなのか〜
かごの持ち手の細い竹からはみ出ないように装花することで、額縁として絵画のように見せるとのことだそう。
「写景盛花」
これは自然の野山の景色ですね。秋です。
「琳派調いけばな」
琳派絵画をお花で表現しています。絵を再現するので自然の景色とは違い平面的で奥行きをあまり使いません。屏風絵や着物の裾模様のように見える作風なので「琳派調いけばな」と呼ばれています。石化した鶏頭が豪華ですね。
ホテルのお部屋の照明と、後ろの金屏風で若干色が黄色がかっておりますが、一足早い秋の風情を楽しませていただきました。
どの作品も小原流の定番のいけ方です。デモなのでゴージャスになっていますが、これのミニチュア版を我々は日々お稽古しているわけですね。
デモンストレーションは基本的にはよく見えるように舞台上で行われます。
実はこれらのお花、先生は舞台上で水盤や花瓶の後ろに立たれて、そこからいけられるのです。いわゆる「後ろいけ」と呼ばれるテクニックで、一般の我々には真似できるものではありません😅
出来上がり図が頭に中にあって、なおかつ逆側からお花を留めたり出来る技術が伴って初めて出来ることなのですね。
おまけ🎶
美しいお花を愛でた後は、美味しいお食事もいただきました✨
一足早い秋の景色、楽しんでいただけましたら幸いに存じます🍁
今日も見てくださりありがとうございます(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ