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凪を見つけた朝


そうなっても ならなくても 大丈夫な自分でいる

『期待するから裏切られるんだ』

そんな風に悲しい思いを重ねた子どもの頃

『何も誰にも期待なんかしないほうが楽でいい』

そんな風にひねくれていた学生時代


でも違ったんだ

期待っていうのは

自分が勝手にしたものだから
相手にはなんの関係もない
だから「裏切られた」とかっていう類のものでなくて

自分の「思い通り」にならなかったことを目の当たりにした時に「期待した自分」に失望するのが嫌なだけ

妄想の中で勝手に氣分が上がった自分が滑稽に見えて
上がった分だけ落ち込むのが嫌なんだ

それを何かのせいにして
舞い上がった自分を悲しく思うのが嫌で
平静を装うためにいうセリフ

「期待した私がバカだった」

舞い上がらない 期待しない自分でいれば
そんなことも感じないよね〜なんて構えていても
根っこの部分には「淡い期待」が潜んでいる

「私はバカなんかじゃない・・・!」

淡い期待はもともと淡いから 叶う力が薄すぎる
だからやっぱり叶わない


でも・・・違うんじゃないかな・・・

そんな面倒なこと やってる時間が勿体無い
そんな面倒なこと スッキリ一切手放そう

そうなっても ならなくても 大丈夫な自分になればいい


淡い期待もがっつり望む心もなくなって

心の中に凪を見つけた朝


穏やかだけど

軽い心で


何かが起きても 起きなくても

そこにあるのは 凪の心

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