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Elegant beautyについて

今回はfoundation作品【Elegant beauty】についてお話します。

Elegant beauty

まずはディスクリプションのおさらいから。
「強い眼差しと自信に満ち溢れたオーラ
気品があり、その出立ちは女王そのもの
彼女は簡単に誰かのものになったりしない
その美しさは知性や教養からくるもの
彼女の圧倒的な策略で、あなたもきっと虜になるだろう」

強い魅力にあふれた美女です。
エジプトのクレオパトラをイメージして制作しました。(あくまでイメージで、彼女そのものを描いたものではありません)
クレオパトラは世界三大美女の一人として有名ですが、外見の美しさだけではなく、知性や教養があり、人間的魅力にあふれた人だったそうです。
媚びて虜にするというより、カリスマ性があって人を惹きつけていたのではないかなと思います。
国のトップになる人物は凄いですね。

画面手前の猫は古代エジプトの美しい猫の神様、バステト神をモチーフにしています。バステト神は黒い猫で、これまた意志の強そうな目をしています。
バステト神は、太陽神・ラーの目として人々の行いを見守り、時に罰するものとされていたようです。審判みたいですね。
バステト神の像にはめ込まれた瞳はガラスなのですが、当時はかなり貴重なものだったので、エジプトの民がいかに猫の瞳を美しいものと捉えていたかわかります。
自分の作品の中でも、猫の瞳はしっかりこだわりました。

背景にうっすら見える薄い紫の花はフリージアという花です。
フリージアは色々な色があり、色ごとに花言葉が違うのですが、紫のフリージアの花言葉は「憧れ」。
外見だけじゃない知性や気品をもった彼女に、男性も女性も憧れを抱くと思うので、この花を選びました。


制作時の出来事

今作はりょうたこさん主催のNFT紅白の黒組に参加するために制作しました。

私自身、こういったイベントに参加することはあまりないのですが(スケジュール管理が苦手で色々詰め込みすぎた結果、期日前に大変な思いをするのが目に見えているので…笑)、りょうたこさんのこの界隈に対する思いに感動し、共に盛り上げることができれば…と思い、参加を決意しました。

どんなテーマで制作するか色々考えました。
黒を連想するものとして、影、闇、悲しみ、死神、悪魔、虚無…

暗い。暗すぎる。笑

最近わたし自身が大切な存在との別れを経験したので、もうどんどんそっち寄りの思考になっていくんですよね。
もちろん、別れをテーマに悲しみや空虚を描くことそのものが悪いものだと捉えているわけではないのですが、ちょっと今じゃない。

黒は高級感を演出する色でもあるので、もうバチバチにギラギラな強い女描いちゃお!と思い、今作が生まれました。
黒×金×紫って最高な組み合わせですよね。

今回は珍しく顔面アップの作品なので、しっかり質感が伝わるように若干厚塗りテイストで仕上げました。線画はありません。

最初にカラーラフを描く。形や線は雑だけどイメージをここで固める。質感もここで全部決める。


下書き。線画ほど精密に描く必要はないものの、細かいディテールをここで決める。

↑この後に本番の塗りをがっつりやっていき、下書きは消します。
本当、線画がないのがラク…


最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今年最後の作品を出すことができ、最高の気分です。かなりタイトスケジュールだったのですが、自分に厳しく走り抜けることが出来ました。
また来年も楽しく描いていきますので、見てくださると嬉しいです。

ではまた。

おわり




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