Live2Dモデルを制作したので記事を書かせてくれ。その3
お久しぶりです。誕生日にビールを箱で送ってもらって晩酌が楽しみな野沢菜じゃっこです。
今回もまた新作のLive2Dモデルを作ったので記事を書きたいなと思います。
この記事はまたしても「がんばってつくったよ!こだわったポイントとかあるから見てくれ!!」というじゃっこの自己顕示欲が生み出した怪文書です。Live2Dモデル制作周りの解説もするから許してくれ…許してくれ…
新作Live2Dモデル「スカルマスクガール」
まずはLive2Dモデルの紹介から。
カッコかわいいね。
クリエイターチームSTOCK制作の新発売Live2Dモデル「スカルマスクガール」になります。一応私はSTOCKに所属しておりまして、このモデルのLive2Dモデリングを担当しました。(※イラスト担当は私ではないです)
クリエイターチームSTOCKへはこちらから!
販売はnizimaにて!一点限定なのでお早めに!
商品ページはこちら!
何といってもスカルマスク!
今回のモデルの目玉でもあるスカルマスクの挙動にはものすごくこだわって制作しています。
口の開閉に合わせてスカル部分も開閉したり……
横もしっかり綺麗に向くことができます!
(横・ナナメ向きがめちゃくちゃ作るの大変だった……一生調整しなきゃいけないかと思った……)
実はスカル部分の立体感を出すあるひと工夫をしています。
よく見るとわかる程度かもしれませんが、鼻部分の立体感を出すために向いている方向に合わせて奥行きが出るようにしています。
この奥行きを出すために鼻部分のパーツは以下の通り。
見ていただいている通り、線とマスクの色のパーツ①と鼻の黒い部分②の2パーツを用意しました。
これで各方向を向いた時に②のパーツをずらせば簡単に奥行きが出せるわけですね。
簡単にできる立体感の表現なのでスカルマスクを実装する場合は是非やってみてください!(※その他かなり広い範囲で応用が利くと思います)
多種多様な表情はもちろんできるよ!
最近恒例(?)になりつつある表情差分ギミックはたくさん収録しています。
キーバインドでの切り替えでできるので気軽に配信を盛り上げられる仕様ですね。
スカルマスクの時点で顔面の破壊力はだいぶあるけど、やっぱりVtuber向けのモデルだから色んな表情あった方がいいよね、ってイラスト担当とあーだこーだ言い合いながらこういう表情欲しいよねとか話し合って
以下の表情をできるようにしようとまとまりました。
これちゃんと実装したのすごくない!?我ながらようやるわと思います。
さらにこれに加えて赤面、青ざめの表情も追加しています。
まあ一部モデリング時に仕様変更したものもありますが概ねこの表情が再現できるようにしています。
あ、しれっとやっていますが、スカルマスクの無い「素顔モード」や「黒マスクモード」も実装しています。
またカッコいいポーズへの切り替えも実装!ガリレオポーズをかっこよく決めることができます!やったぜ!
マスクの下の口の話
このキャラクターを企画・デザインしている時に「このモデルはスカルマスクが売りだからこそ、それだけで終わらないようにしよう。」とイラスト担当と話していました。それがゆえに多様な表情はもちろん、マスクの下もこだわっています。
上のようにあいうえお対応します。青リップは別パーツにしてもらい、口の動きに合わせて変形パスツールで動かしています。
口は結構キャラクター性が出るところだと思っているので気を使って制作しています。逆に、口にこだわりが無いとキャラクター性の大半が消失するのでは?まあそれは目なんかもそうなんですが。
顔のパーツはだからこそ作り込まなきゃなって思っています。キャラクター性を重視するなら表情一つとっても大事な要素ですから。
ワンポイントアドバイスをするなら「このキャラクターだからこういう表情をするんだぞ」って意識して、作ってみるといいかもしれないです。
真面目な話っぽくなってしまった……
要約すると変に外見的特徴を足し算するだけがキャラクターデザインじゃないよ!ってお話です。Live2Dモデルとはいえ外見(イラスト)が全てなんじゃなくて、しっかり考えてモデリングをするのがワンランクアップへの近道なんじゃないかと思います。
技術以前の、心意気とかそういう話ですね。
僕らはこのモデルを1体20万円で販売しています。20万円って、高いですよ。それを買ってくれるお客さんのためにも、デザインやモデリングにこだわって制作をするべきだと思っています。
終わりに
真面目な話をしていたらとても疲れそうなのでそろそろこの辺にしておきます。そういう話はそういう話の記事で書くとして、今回は作ったLive2Dモデル、「スカルマスクガール」のお話。
「スカルマスクガール」はイラスト担当もLive2D担当のじゃっこも頑張って制作したこだわりの逸品です。
ぜひ一目見るだけでもお願いします。
商品ページはこちら!
noteもこれからはもっと頻繁に更新するかも。
皆の役に立つ記事を書けるかはわからないけれど、頑張ります。
んじゃ、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?