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フェチをぶつけろ!キャラクターデザインの話。

どうも、二―ハイソックスの食い込みをしたいがためにニーハイを履かせていたら友人に「ニーハイ好き」の称号を与えられたふとももフェチの野沢菜じゃっこです。

開幕からなかなかにアレな話題だな。

というわけで今回はフェチとキャラクターデザインの話。

キミのフェチを教えてくれないか?

ひどいタイトルですが、キャラクターデザインにおいて意外と馬鹿にできないのがフェチズム。平たく言うと「こだわり」ポイント
キャラデザにフェチが詰まっていると途端に魅力的な、ぶっ刺さる人にはぶっ刺さるスーパーデザインが完成するといっても過言ではない。

「でも人の好みはそれぞれじゃん!」と思うかもしれない。

けれどね、同じフェチの奴って結構いるわけですよ。

しかもフェチの複数持ちも結構ザラにいる。ほら、今どきはもう、「○○は俺の嫁!」とか言わないのかもしれないけれど、好きなキャラクターが1人しかいない奴はいないでしょ。
じゃっこだってメスガキに負けたいし(負けるはずないが)、優しいお姉さんに甘えたい。世話焼き幼馴染が欲しいし、ツンデレお嬢様に引っ張りまわされたいのだ。多様なフェチの性質を併せ持つ♡ヒ〇カみたいな奴なのだ。

そんな感じで「こういうの好き~!!!」がいっぱいあるものが人間なのですよ。あ、じゃっこの願望カミングアウトは忘れてね。

まあつまり、キミと同じフェチの人は意外といっぱいいるんだよ。

ここまでくれば何が言いたいかはもうわかるよね。

キミのフェチは他の誰かにぶっ刺さる、ということ。

そして、
キミのフェチをキャラデザに詰めると誰かにぶっ刺さるスーパーデザインが完成するということだ。

キャラデザに悩んでいる時、たぶんだけど、フェチを詰め込めていないんじゃないかな。「あーこういうの好き~!!!」になってしまえばノリノリでデザインが進むと思うし。

ん?
「でも万人受けしないと……」だって?

うるせえ!!!描こう!!!(ドン!)

さっきも述べたけどキミと同じフェチの奴は意外といっぱいいる。
「俺マイナーフェチだからよ……へへ……」ってイキってないで描いた方がいい。

というか自分の好みも描けない奴に他人の好みが描けるわけないだろ、とじゃっこは思います。
まあ世の中には「最近の流行を調べて」「爆速で乗っかり」「絵柄もデザインも変幻自在」そんなめちゃつよスーパー絵描きもいるけれど、そういう人は既に神絵師なので同じに考えたらダメ。

ちなみにマイナーフェチの方が稼げる。(じゃっこ調べ)

というのも、需要に対して供給が少ないから。

SNSをやっていると絵描きってハチャメチャに多く感じるかもしれないけれど、それなりにちゃんと絵が描ける人間って少ない。

んでマイナーとはいえ同じフェチの人間は意外といっぱいいる。

と、来ればマイナーフェチの絵を描くと少ない供給を求めて人が群がるわけだ。

ちなみにじゃっこの友人のマイナーフェチ絵描きはファンボックスで月に10万くらい稼いでいるらしい。一次創作でそれだけ稼げるのは本当にすごい。
当然、そいつの絵が上手いのは勿論だけれど、マイナーフェチの力が後押ししたのは間違いないと思う。本人も言ってたし。

お前もフェチを描かないか?

でも何で自分のフェチを描く必要があるの?

まあそう思うよね。
極論、「こういうのがウケるからこういうのを描こう!」でいいわけだからね。

でも「じゃあそれができるの?」ってじゃっこは思う。

同時に、「それで描いたものにちゃんと魅力があるの?」と。

まず、自分の好みのものには全力を出せるのが人間だと思う。
それがいきなり別に好きでもないものに全力が出せるのか?って話。
勉強とか運動とか、何にしても好きじゃないものを真剣にはやってこなかったでしょ。少なくともじゃっこはそう。

それに、フェチを平たく言うと「こだわり」だって最初の方にも述べたけれど、こだわりって、「わかっている」からこそ魅力になるのね。

逆に「わかっていない」と、それは安易な乗っかりでしかない。
それじゃあそのフェチ好きには刺さらない。
じゃっこは「男の娘」と言いつつ骨格がどう見ても女の子の絵を絶対に許さない。

じゃあ手っ取り早く「わかっている」こだわりを出せるのは自分のフェチだよね。ってことなわけだ。

キャラクターデザインとフェチ

ちなみにだけれど、自分のキャラデザに対して「ここめちゃすきポイント」が語れるかどうかが「良いデザイン」になっているかの一つの指標になる。

自分が一番そのキャラクターの事を愛してあげないとだからね。
「○○の魅力は俺が一番わかってるから」ってオタサーの姫を愛するオタク君になってもいいんだよ。
だって自分のフェチを詰め込んでるんだから、自分にぶっ刺さってないとダメでしょ。

キミの好きなキャラクターのデザインをしているイラストレーターさんは、誰から見ても「ここめちゃすきポイント」が挙げられるからプロのイラストレーターとして食っていけているのだ。

「わかっている」こだわりをしっかり練り込んだ魅力的なキャラデザが出来たら、キミはもう立派なマイフェチマスターだ。
これからもキミのフェチを大事にしていこう。
そうすれば他人のフェチもわかってくるはずだ。
そしてキミが悩める絵描きを見かけたらこう言ってみよう。

「そこにフェチはあるんか?」

最初から最後までフェチの話しかしてなかった……。
でもでもフェチの大切さがわかってもらえたと思う。

キミのフェチは武器だ。上手く扱って強くなれ。

んじゃ、また。

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