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はじめに|私と家族 〜祖母の100年〜
みなさまに、おはようございます。
はじめまして。
私は、仁城清香(にんじょうきよか)と申します。
一緒に暮らしている孫の亮彦(あきひこ・ガス夫)が、私の記憶と家族の記憶をツギハギにして、私のこれまでの99年を書くそうです。
歳がいって物を覚えられなくなりました。昔のことでも答えられないこともあります。本当につまらないことで情けない話です。その反面、孫が昔のことをいろいろと聞いてくれて嬉しくもあります。聞いてもらえると忘れていたことも思い出せそうです。
そのようなものをインターネットで、遠くに住んでいる娘や息子たち、他の孫たち、知っている人、知らない人にも読めるようにする、というのですが、私が語っている内容はほぼ事実、語っている様子はほぼ創作です。これは私へのインタビューの書き起こしではなく、私の孫の作文です。いわゆる聞き書きというものでしょうか。
99年も生きてきたら、正直、あまり思い出したくないこと、話したくないこともあるかもしれません。そういう時は忘れたフリ、知らないフリ、またはごちゃ混ぜの作り話をさせていただくこともありますから、お察しください。
亮彦は「おもしろいことを思いついた」とひとり盛り上がっております。三日坊主で終わるかもしれません。井原地方の言い伝えに「中途半端なことをする子どもは鬼も食わない」という戒めがあるそうで、誰に対する戒めかは知りませんが、これを亮彦がいうと、奥さんは「子どもは」と釘を刺しました。本当にしっかりした方です。いつも私の世話をしてくれてありがとうございます。
亮彦は大人になっても2人の子どもの親になっても三日坊主な上に、いろんなことをしたがり、さらに厄介なことに1つのことに夢中になると途端に他のことができなくなってしまいます。この作文も家族のストレスにならない程度にして欲しいと思います。
どうか、みなさまも、大切な時間は、まずはみなさまそれぞれご自身の大切なことに使ってくださって、この作文にはお暇な時に付き合ってやってくだされば幸いです。
田舎のひとりのおばあさんの話で、そんなにおもしろおかしい中身はないでしょう。でも、もしも事実と違うことが書かれている時は教えてください。亮彦は本当のことを書きたいそうなので、お気づきのことがあれば遠慮なく指摘してやってください。
まあまあ!「はじめに」が長くなってしまいました。
今日はこのくらいで休ませてもらいます。おやすみなさい。
よかったら孫を、孫に振り回される家族を、サポートしてやってください。
(追伸) 昨日、腰のへんの骨を圧迫骨折して入院してしまいました。ご心配をおかけして申し訳ありません。でも、いたって元気です。我が家の私の寝室に電動ベッドが来る頃には退院したいなと思っています。