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怪獣
サカナクションの
怪獣
毎日聴いている。
気付くと口ずさんでいる。
語彙力無いから上手く伝えられないんですが
歌詞が文学的で深くメロディーやアレンジも素晴らしい作品だと思う。
サカナクションのボーカル山口一郎氏が鬱病を公表し長年YouTubeで配信ライブしている事を数カ月前に知る。(以下:山口氏)
山口氏は
YouTube配信ならどんな人でもお金をかけずに観る事ができ、配信や音楽が誰かの心に響いたり和らげたりする事が出来るかもしれない。
経済的に厳しい人や病気の方もスマホさえあれば配信を観て気持ちが楽になるかもしれない。
というニュアンスの言葉に共感し
配信をずっと観ていた。
山口氏は連日心身の不調に耐え、鬱病や群発頭痛と向き合いながらも
クリスマス、年末年始もひたすら孤独と歌詞に向き合い制作している姿を配信で観ておりひそかに応援していた。
病気により脳機能が低下した為に歌詞制作が難しく時間がかかる様で
一部からは
誹謗中傷、有る事無い事色々言われる。とも話していた。そんな苦しい中での制作だったらしい。
先日
フル歌詞を聴いた時には
涙が出た。
フル歌詞が出来るまでは
まるで物語の続きを待つようなワクワクした気持ちだった。
鬱病と戦う。ではなく
昔に戻る。ではなく
病気と向き合いながら新しい自分になる。
と山口氏はいつも話していたが
怪獣
を聴いた時、すでに
新しい山口一郎氏、サカナクションに生まれ変わっている様な印象を個人的に感じてしまった。
怪獣フルを聴いた時
まるで真っ暗な絵の中にいくつかのキラキラきらめく星を付け足す様な感覚がした。
今迄のサカナクションのメジャー曲しかまだ知らないのだが
音楽の才能や演出、ストイックさはやはり素晴らしいと思った。
メンバーの方々の演奏のレベルも高い。
(自身の語彙力無いね、、)
内面から出る変化が曲に影響してる気がした。
病気にならなければ見えなかった世界の人達との交流や新たな視点に気付いた山口氏と
共に活動するサカナクションメンバーは
音楽やバンドについて各々一人熟考する時間があったであろうと思う。
それを経て
一致団結したサカナクションは
アニメの力もあり
今迄より広く世に知れ渡り、更に深みや魅力を増したと思う。
陰ながら彼らをこれから応援していきたいと思う。
毎年ロッキンに行っていたのに何故知るタイミングが無かったのかと思う。
きっと自身が人生を諦めかけていた今が
知るタイミングであったのだろう。。
過去に戻るじゃなく
病気と向き合い新しい自分になる。
勇気あるポジティブな言葉です。
強いな。。
そしてやはり鬱は気の持ちようや性格もあるが
脳機能そのものの病気なんだと
山口氏の日々の鬱状況報告から学んでいる。
これは割と新たな発見である気もしている。
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