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道は何通りも

高校時代。
様々な進路に悩んだ。
最終的に残った選択肢で地元で進学し、信念持って数年間働いていた。

しかし
激務が続いた若い頃
急に原因不明の慢性的な心身の不調が出現。
何をしても良くならない時期があった。
今も軽いが時々体調が悪くなる。
多分自律神経症状だろう。

信念とプライドを持ちしていた仕事は
傍から見たら大変だけどもしかしたら格好良い仕事だったかもしれない。
ある程度プライドを持ちながら出来た仕事。

職場の人達も誇りやプライドを持ち、中には一般の仕事の方をやや下に見たりする先輩もいた。


私はその頃からバリバリ働けなくなりその仕事から一時身を引いた。
あんなになりたかった仕事なのに、離れたら何故か気持ちが楽になった。

そして世の中には様々な人がいるんだと視野も広がり、以前より心が豊かになるのを感じた。

見えなかった景色が沢山見えてきて
様々な職種の人達と交流するうちに
色々と考え方が変わり、ガチガチのプライドは無くなった訳ではないのだが
フニャっと飴細工の様に柔軟に変化していった。

専門的な厳しい世界にいた時には感じなかった。


当時の彼からも体調を崩した際
仕事が全てじゃないんだよ。
と人生で初めて言われたのを覚えている。

仕事が全てじゃなく何の仕事でも良いから生きるための手段と考えて、それ以外の人生も楽しむんだよ。と。
どうしてもこうあるべき!みたいな家庭で育ち、柔軟な異なる視点で意見してくれる人は新鮮だった。


例えば
この仕事は自分にはどうしても出来ない時は
出来ない。
とスッパリ諦めて他の道を模索し、次の世界でイキイキとする事だって出来る。

職業やスペックで寄ってくる人はあまり気にしない

私がそれまでいた世界を思い切って離れて見えてきたものは

いつも笑顔で日々自分に出来る仕事で働き、謙虚に優しく、楽しく生きている方達の姿だった。

考え方や価値観も変わっていった。
どうせなら笑顔で生きていたいと。


ステータスも見栄もプライドも高級品もいらない。
スペックも関係ない。

自分が自分らしく自然体でいて
生活出来るだけの収入と少しの貯金と食べ物と
安くても魅力的な洋服の着こなし、手作りの物を取り入れたおしゃれ
小さなお家と自然があれば何か私は人生幸せかもしれない。

人によると思うけど。


進む道は何通りもある。
挫折してもきっと大丈夫。  

人生には木の枝の様にいくつもの道があり
自身の思考によりいかようにも変えて行ける様なそんな気がしている。


昨日の夕方空を見上げて考えた。


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