新しい地理を歩くこと
自分の前の投稿が去年だったことに驚いて、久しぶりに文章を書いています。
この半年くらいで、世界は変わってしまいました。出かけたいところに出かけられない。会いたい人に会えない。変わったのは現実の空間だけではなくて、人と人との関係の空間も変わったと感じます。
私たちはこれから、新しい地理を歩いていくのだと思います。移動したくてもできなかった時代から、行こうと思えばどこへでも行けた時代の次にやってきたのは、移動が制限されて自由にどこにでも行けるわけではない時代でした。そして、日々状況が変化して、社会も個人も不安定な状況に置かれています。
それでも、マイナスだけではないと思っています。新しい地理は、私たちの歩き方は変わっても、歩くのをやめなければならないところではありません。私たちは、もう一度現実の空間との関わり方と向き合って、人や社会との関わり方と向き合って、少しずつ新しい地理を作っています。
いつかこの文章を読み返すときに、今より何か少しでも、新しい地理に自分が向き合えていたらいいと思います。
実家の猫に会いたい。