神無月のころ
十月になりましたね。十月は別名、「神無月」と呼ばれます。全国の神様が出雲大社に集まって話し合いをするといわれ、出雲では「神在月」と呼ばれるそうです。ところで、暦は明治時代に旧暦(太陰暦)から新暦(太陽暦)に変わりましたが、神様はどう思っているのでしょう。神様を祀る人間の社会が新暦になったので、それに合わせて行動しているのでしょうか。ヘッダーは地理院地図でみた出雲大社です。
出雲大社の神在祭(出雲大社Webサイト)の説明をみると、旧暦に基づき行われるようで、今年の場合は11月14日に出雲大社の西にある稲佐の浜で「神迎神事」が行われるそうです。
出雲大社の神事の通りだとすれば、神様は旧暦に合わせて行動していることになりますが、そうなると「初詣を新暦のお正月にしていいのだろうか?」などといろいろ疑問がわいてきます。神社のお祭りも、新暦で実施されるところもあれば、旧暦に基づいて実施されているところもありますね。こうした事情を幅広く調べてみるのも面白そうです。
神無月といえば、以前こんな記事を書きました。
徒然草に出てくる「神無月のころ、来栖野といふ所を過ぎて・・・」で始まる文章は、中学校の国語の教科書に載っていて、私と徒然草との出会いのきっかけになりました。それからずっと、徒然草が好きです。
ということで、今年もあと3か月ですが、皆さん自分のペースを大切に、健康第一でお過ごしくださいね。