温泉のすゝめ
まずは、この記事を開いてくださってありがとうございます。
この記事は温泉が好きな筆者が自身の経験から独断と偏見で簡単に温泉をお勧めする内容となっています。
温泉が好きだ!という方も、あまりそうでない方も是非その魅力に触れてみてください。
さて、タイトルには「温泉のすゝめ」と銘打ってはいるものの、温泉と一口にいっても様々です。
温泉の泉質や効能に始まり、お湯の湧き出るその地ならではの名産品や観光などもありますし、果てはその土地の歴史に至るまで...。
とは言っても、手っ取り早く簡単に温泉をオススメするのであれば、そんな込み入った内容は後回し。
まずは、初めての方でも楽しめる温泉を挙げていきましょう。
目次
・有馬温泉
・城崎温泉
・白浜温泉
・個人的オススメ温泉
1.有馬温泉
名前は知っているが行ったことはない、という人が多いような気がする有馬温泉。
ここの利点は何といっても京阪神地区圏からのアクセスが非常に良いこと。
大阪からだとおよそ1時間ほどで行ける距離にあるのです。
ここならばふと思い立って昼頃から温泉に行こうと思っても、余裕で日帰りすることが出来ます。
また、お湯の面に関しても、複数の源泉から多くの成分が混ざったお湯が湧いている、世界的にも珍しいものです。
そのためか、江戸時代に付けられた温泉番付では、東の「草津」西の「有馬」などと呼ばれており、昔から広くその名が知られていたことが伺えます。
2.城崎温泉
先ほどの有馬温泉と同じく兵庫県に位置する城崎温泉。
志賀直哉の「城の崎にて」の舞台としても有名なこの地は、川沿いを歩いているだけでも風情を感じられます。
城崎温泉といえば「7つの外湯めぐり」が代名詞としてよく耳にするフレーズかと思います。
その言葉の通り、鴻の湯、まんだら湯、御所の湯、一の湯、柳湯、地蔵湯、さとの湯の7つからなる外湯(公衆浴場)のことで、どれも歩いて15分ほどの距離に固まっています。
全て特色が異なっているため、どれに入っていても飽きません。
また、城崎は浴衣のまちとしており、街を歩く際の正装は浴衣が当たり前ともしています。
浴衣で歩いていると、情緒ある街並みに溶け込んでいるような気分になれるかも...?
他にも、城崎温泉を開湯した道智上人が城崎の守護寺として創建した温泉寺にはこのような古式の入浴作法が伝わっています。
1.道智上人の霊前に参拝し、湯杓を授かります。
2.湯壺に至って偈(げ)を唱えます。
沐浴身體(もくよくしんたい) 當願衆生(とうがんしゅじょう)
内外清浄(ないげしょうじょう) 身心無垢(しんじんむく)
3.温泉開祖道智上人・本尊十一面観世音菩薩・温泉守護薬師如来に真言を唱えます。
南無道智上人。 南無観世音菩薩。 南無薬師如来。
(各三遍繰り返す)
4.湯杓をすすいで湯杓の湯を頂き、口をすすいで頭より全身に湯を浴びた後、心静かに入湯します。
出典:城崎温泉観光協会
是非皆さんも訪れた際はこれに倣って入浴したのち、浴衣で街を散策してみてはどうでしょうか。
3.白浜温泉
アドベンチャーワールドのパンダや、きれいに透き通った青い海と白良浜。他にも円月島や千畳敷などの様々な観光地のある、風光明媚なこの場所にも温泉は湧いています。
白浜温泉は日本書紀に湯崎温泉という名で残っているほど古い歴史を持つ温泉地です。
その湯崎温泉の時代から現在に至るまで唯一現存しているのが崎の湯です。
崎の湯は屋内の部分は一切なく、すべて露天風呂であり、間近に雄大な太平洋を望むことができます。
そんな露天風呂は、熱めとぬるめの浴槽の2つに分かれているので、熱いのが苦手な場合でも安心して入ることができます。
また、崎の湯以外にも外湯が2つあり、こちらはどちらも屋内なものの、海に面した位置に建っており、中でも白良湯は2階にある浴場から白良浜を望むことができます。
他にも、海沿いに足湯が3ヶ所点在しており、どれも海を見ながらのんびりした時間を過ごすことができます。
4.個人的オススメ温泉
ここからは筆者が入ったことのある温泉の中で特によかったものをいくつか挙げていこうかと思います。
名の知れている観光地化された温泉から、あまり知られていないような温泉まで3つ簡単な説明と共に紹介していきます。
1つ目は大分県の別府温泉。
地獄めぐりで有名な温泉地です。
様々な色のお湯が湧き出る地獄では、定期的に間欠泉が噴き出したり、動物が飼われていたりなど、様々なものを見ることができます。
2つ目は福島県の岳温泉。
安達太良山の麓にある温泉街です。
ここでは源泉から温泉を送るための配管にできる温泉成分の詰まりを定期的に掃除するのですが、取り除くその日はお湯が温泉成分で真っ白になる「ミルキーデイ」という状態になります。
詰まり除去は不定期だそうなので、出会えたらラッキーかもしれません。
最後の3つ目は静岡県の川根温泉です。
ここは大井川の中流に位置する温泉で、道の駅に併設されている川根温泉 ふれあいの泉には温度の異なるバリエーション豊かな浴槽があり、露天風呂からは悠々と流れる大井川を眼下に見ることができるほか、タイミングが良ければ目の前にある鉄橋をSLが渡っていく様子も見ることができます。
以上、個人的なオススメの温泉の紹介でした。
ここまで4つに分けて、6つの温泉の紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
疲れた時などにはリフレッシュしに温泉へ足を運んでみるのもいいかもしれません。
ただ今のご時世、あまり外へ出かけたくないという方には、家でも手軽に温泉に浸かっているような気分を味わうことのできる湯の花がオススメです。
有名どころのものであればネットショッピングでも買うことができます。
また、今回のこの記事で、少しでも温泉に興味を持ち、その魅力にハマってくれたら筆者冥利に尽きます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回、これを書くにあたって出した温泉はこちらにまとめてあります。
【https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1ivDSq0fyC2fp-HPTcpyFSB371-CbZ5kZ&usp=sharing】
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