見出し画像

アークライトフェニックスはタルモゴイフの夢を見るか?

復讐蔦でなくて??

画像1

はじめて買ったパックではじめて出た神話レア、最高!

ネットやSNSの発達によってコミュニティに属していなくても
容易に情報共有が可能となった近代マジックにおいて、
強力なカードは発売前から簡単に解る時代となりました。

しかし弧光のフェニックスの初動は300円程度で、
現在は5,000円クラスと大出世を果たしました。

強力なカードの類いと解る前例、復讐蔦があったにも関わらずです。
なぜ私を含め、大多数の人がこのフェニックスを
過小評価してしまったのか?

ここにおもしろさを感じたので今回の記事を書くことにしました。

画像2

Ⅰ.カードの骨格部分について

復讐蔦は4/4/3の速攻、
フェニックスは4/3/2飛行・速攻
両方とも強いですが、これだけで使用したいかというと
微妙なラインです。

Ⅱ.能力について

復讐蔦はクリーチャー呪文を2回唱えれば、
墓地から戦場に戻ることができます。
つまりカードを2枚消費することで盤面にクリーチャーを
3体+α用意することができます、強い!

フェニックスはインスタントかソーサリーを
戦闘開始前に3回唱えれば墓地から戦場に戻ることができます。

比較すると単純に必要なカードが1枚多くなっています。
この1枚ってけっこう重く感じてしまいますよね。
また戦闘開始前までに3回インスタントかソーサリーを
唱えなければならない制約もプレイヤー心理に重く感じられてしまいます。

なぜなら戦闘時の相手のプレイにあわせて
戦闘後メインフェイズで行動するというマジックのセオリーに
反するからなのです。

復讐蔦も速攻を活かすため戦闘前にクリーチャー呪文を2回唱える事が
ほとんどですが、戦闘後に追加のブロッカーとすることもできます。
融通が利くカードを知っているとさらに厳しいと思ってしまいます。

Ⅲ.結果として

骨格の微妙さと、制約の重さから使われることはないと
大多数が判断した結果が初動から一週間程度の価格に現れている
と思います。強さを見抜いていたプレイヤーにとっては最高の瞬間だった
のではないでしょうか?

結局のところ、弧光のフェニックスに構築を寄せることで
十分な性能を発揮し、強力なカードであることが証明されました。

画像3

画像4

レガシーではまだ現れていないようですが・・・

魔力変忘れてましたwいやー、フェニックスをホロウワンで使うのすげー強そうなのでいま非常に悔しい思いをしています。しかもスタンダードでも十分運用できるってのも。
火力てきとうに3枚投げつけて12点走ってくるの考えると発狂しそうです。
しかしながらネットワークをすり抜けていったその様子や、
未だに見抜けないカードがあるというマジックの深さを垣間見ることが
できていい思い出になりました。

モンスターエナジー飲みたいなあ、ちらっちらー?!