Twitterとファンサイトと独り言
こんにちは。このアカウントは『千歳くんはラムネ瓶のなか』のファンアカウント「チラムネの応援はツイッターのなか」および「チラムネファンサイト」管理人が諸々の意図を説明する場所になります。
勘違いしないでほしいのは管理人が語りたがりだからこういう場を設けたのではなく(そういう面もあるだろと思われてしまうのはしょうがないのですが)、きちんと意図を説明しないと色んなものを投げっぱなしにしてしまい、結果として「公式気取りの変なやつ」になってしまうと懸念したからです。このnoteでお金を稼ぐことはしませんし、管理人個人のアカウントへの誘導なども一切いたしません。あくまで意図説明の場です。
……と言いつつ、おそらくですが毎月のBOOK☆WALKERさんのアフェリエイト報告みたいなものもこちらに書く予定です(後述します)。
ではこの記事ではまずTwitter垢やファンサイトの運営意図を書いていきます。
①Twitterアカウント運営〈第一次〉
作品発売前から開始した「チラムネの応援はツイッターのなか(@chiramune_ouen)」ですが、この手の非公式垢については色んな意見や問題があると思います。その辺を受け止めた上で、なんであんなアカウントをやっているのか、という話です。4年近くやっていればその間に色んなものが変わっていくので、〈第一次〉〈第二次〉〈第三次〉に分けて説明させてもらいます。
最初にスタートしたのは純粋な気持ち。チラムネが売れてほしい、という思いからでした。試し読みを読んで作品に惚れた私は、チラムネが売れて売れて、無事裕夢先生の望む形で最終巻が刊行されてほしい、と思ったわけです。大きいのは太字にした、最終巻について、です。
残念ながら打ち切りで終わってしまうライトノベルは少なくありません。打ち切りを前に、ファンは無力です。業界全体で言うならば「売れない本は出ない」という売上による制作側へのフィードバックと見れば、ファンが変に何かをするのはむしろ不健全なのかもしれませんが、作品をトクベツに感じてしまった以上は簡単に割り切れません。そんな考えからアカウントを開設しました。
同時に、ファンの間で盛り上がりたい、という思いもありました。せっかく面白い作品と出会えたらなら、その作品のことを語りたい、と思うのは当然だと思います。この考えから始まったのが「チラムネヒロイン総選挙」です。
以降、布教としては作品のことをツイートしたり、おすすめラノベを聞いている人にリプライを送ったりして、新刊が発売した際には「チラムネヒロイン総選挙」や「チラムネメンズコンテスト(こっちは2巻からだった思います)」を開催しました。
②Twitterアカウント運営〈第二次〉
暫く経ち、チラムネはこのラノで1位を獲得する程の人気作になりました。こうなってくると、もう布教せずとも裕夢先生が望む最終巻を書いていただけるはずです。それゆえに……というわけではありませんが、この時期からこのラノ殿堂入り前後にかけてはだいぶ活動方針・意図に変化がありした(もっとも、段々と変わっていった感じではありますが)。
まず布教面。こちらは、以前のように無闇矢鱈にリプライを送りに行くのはやめるようになりました。とはいえ作品に関わるツイートは○○の日など記念日に行い、定期的に視界にチラムネが入るような形にはしたいと思っていました。これは単純に、私自身がチラムネを感じたい、と思っていたからです。
一方で強化したのは情報面です。作品の拡大に伴ってコミカライズ版の連載、福井コラボの始動と作品に関わる情報が多くなってきました。特典に関しても点数が多かったり、コミカライズ版との連動特典があったりして、何かしらのまとめが必要だと感じる状態になっていました。
そこでそういった情報を一枚にまとめたり、ツイートをモーメント(今は使えませんが)やTogetterにまとめたりしました。そのほか、セールやフェアの情報を共有したりもしました。ここまで来ると「売れてほしい」といった公式紛いの勘違い行為というより「皆に便利になってほしい」というファンとしての一面が強くなっていきます。
またファンイベントとしても「チラムネヒロイン総選挙」などをTwitterアンケートだけでなくGoogleフォームでも行うようになりました。これはサブキャラも投票対象にした結果、一つのアンケートに集まるメンバーによって投票結果がかなり偏ってしまうためです。
2周年、3周年としてクイズ等を企画したのは、ファンで盛り上がりたいから。実際、あのレベルのイベントを公式さんがやったら「いや、手抜きだろ」ってなっちゃうと思います。それくらい手作り感のあるファンイベントです。
ともあれこのように、作品が大きくなるにつれて「布教」から「情報のまとめ」と「ファン交流」へとシフトしていった、というのがこの時期の総括になります。
③Twitterアカウント運営〈第三次〉
②の状況から考え直すきっかけとなったのは、2/3に起きたTwitter社の大量凍結事件です。2/3から3月中旬にかけて身に覚えのない凍結処置を受けました。この期間はアカウントの現状を見直すきっかけとなりました。
第一に、もうチラムネに応援アカウントは必要ありません。作品は十二分に大きくなり、記録にも記憶にも残ることでしょう。
ではアカウントをやめるのか。もともと、応援アカウントは公式アカウントが開設され次第、削除するつもりでした。というのも、公式と非公式が併存しているのは非常に分かりにくいからです。その考えは今も変わっておらず、公式アカウントが作成され次第、アカウントは削除予定です。
が、凍結されたことで感じたのはTwitter依存の情報発信の脆弱性です。現状ガガガ文庫さんは店舗特典をブログにまとめておらず、Twitterにて著者さんや編集者さんから発信されるのみ(の場合が多い)です。また、福井コラボについても各種サイトで公開されるものの、様々な箇所から情報が公開されるゆえにアンテナを張らないと知ることができない可能性があると感じました。
誤解のないように言っておくと、これには公式さんサイドの都合があるわけで、怠慢だとかそういうことでは絶対にありません。
しかしながら、Twitter依存の情報発信だと情報が流れてしまいますし、検索ワードを工夫するだけでは欲しい情報が手に入らなかったり、情報発信されていること自体を知らずに過ぎてしまう恐れがあります。
そこでTwitterアカウントとしてはこの情報のリマインドが大切だと考えました。これも「公式がやらないならやってやる」という使命感ではなく、「同じものを好きなファンとして、見逃してる人がいるのは勿体ない!」という考えのもとです。
とはいえ、ただ定期的に情報のリマインドを行うだけでは見てもらえません。これは軽視されがちなことですが、見てもらえないリマインドはありません。なるべく見えもらえるように、リマインドを見てもらえるためにも日頃から作品に関連するツイートをしています。
作品に関連するツイートの目的はそれだけではなく、②で前述したような、作品をなるべく常に感じられるようにしたい、という点にも繋がります。
そういった情報のリマインドとは別に、やはりファン交流は続けたいと考えています。理由は端的に言えば「やりたいから」。なので周年企画や各種投票企画なども行っていくつもりです。
いずれにせよ、現状では「情報のまとめ・リマインド」「ファンの皆で盛り上がる機会の提供」がTwitterアカウントの主な目的となっています。更にはTwitterの脆弱性に関して更に思うところがあるのですが、これは次項にて書きます。
④ファンサイト運営
③でも述べた凍結事件によって強く感じたのはTwitterの脆弱性でした。今のTwitter社の動向は極めて不明瞭であり、いつ何が起こるか分からない……ということ以前の問題です。
というのも私自身、様々な都合でTwitterから一時的に離れたいと思ったことはあります。受験だったり仕事の都合だったり、皆さんにもあることではないでしょうか。しかし、情報発信がTwitter主体だと、好きな作品の情報を得ようと思ったらTwitterを離れられないわけです。これはTwitterの機能の脆弱性以前の話です。
また先述しましたが、Twitterは情報が流れてしまうため、欲しい情報を探すのが非常に困難です。検索ワードだけでなく検索コマンドを多用しなければいけなくなったり、そもそも何故か検索結果に表示されないときもあります。
一個人として、全ての情報が一括で確認できる場所が欲しい、と感じました。その思いを形にしたのがファンサイトです。
ここを見れば、必要な情報が手に入る。
SNSで交流せずとも作品を十二分に楽しめる。
それこそがファンサイトの理想形です。とかく作品が大きくなると新規さんの方が情報を得るために見るべき場所が分からず、既存ファンの方に聞かざるを得ない(が、聞くのはハードルが高い)状況が生まれてしまいがちです。そういった心配が不要の、とりあえずここを見ればOKというサイトにしたいと思っています。
もちろん、これは「公式の代わりにやってやるぜ」というわけではなく、「公式さんのここにこれが乗ってるよ」と教えるターミナル駅的な感覚になっています。なのでファンサイトはあくまでファンの中心地であり、公式さんとは別個と考えていただけると嬉しいです。
また、このサイトには新規さん向けの「作品概要」などのページも作成しています。なので布教の際はまずそのページを送ってもらえたら、コミカライズ版とかグッズとか色んなものに飛べるようになります。ぜひご利用ください。
⑤まとめ・補足
長々と語りましたが、そろそろ終わります。Twitterアカウントやファンサイトについては述べましたので、一応何点か補足と言い訳を。
まずBOOK☆WALKERのアフェリエイトについてです。管理人はコインアフェリエイトプログラムという、掲載したリンクから作品を買ってもらうと数パーセントがコイン還元されるものに入っています。これはお金稼ぎが目的ではなく、アカウントの発信の効果測定が目的です。なので還元されたコインは不定期ですが、プレゼント企画を行うことで全て還元します。一銭たりとも管理人のポケットには入りませんのでご容赦ください。
またファンサイトの広告についてですが、これはサイト設立に用いているフォーマット(簡単にサイトを作れるサイトを利用しています)の仕様であり、管理人の収入にはなりません。一応課金すれば消せるのですが、一ファンが自腹を切るのは不健全だ、と私は考えています。なので特別な理由がない限りは現状のままです。
また著作権の問題について。主にTwitterの発信ではカラーイラストを利用させていただいています。というのも、画像によるキャッチーさがないと発信のリーチ率が非常に落ちるからです。しかしながらこれは紛れもなく権利侵害であり、通常、他者の創作物を勝手にTwitterに投稿することは法律違反です。それでも作品の布教のためだから許してください……のスタンスで続けています。私が言うことではありませんが、むやみやたらにイラストを利用したり、挿絵や作品の写真などを投稿したりするべきではありません。この辺りは自戒を込めつつ、言わせていただきます。特にTwitterにおいてもし作品のイラストをアイコンに使用した場合、あなたの発言全てが作品に影響を及ぼしかねない、と理解してください。アカウント名に作品名を入れる場合も同様です。繰り返し「自戒」であると言いつつ告げますが、作品に対してマイナスなことがないようにはしましょう。
権利関係の他にも、抱えている問題はあります。そもそもとして活動自体が読者の枠の逸脱である、という点には目を向けなければいけません。また、非公式垢の存在のせいで公式さんが公式アカウントを作りにくいと感じている可能性もあります。
それらの問題と向き合う中で現状「非公式垢」ではなく「ファンアカウント」と銘打っています。あくまで「ファンアカウント」です(なので公式さんはともかく、他の方に“ほぼ公式”扱いされるとちょっぴり具合が悪かったり)。
以上で意図の説明(という名の自己弁護)を終わります。今後も何かしら機会がある度に意図の説明はしていきますので、のろしくお願いいたします。