19.選択
実感なくこの日を迎えたくなかった。
正直なところ、今になっても実感がない。
8/20、ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場。
第5章SUPER☆GiRLSとして初めてリリースイベントをしたこの地で、ひとつの区切りを迎えることになるとは、イベント発表時の私は夢にも思っていなかった。
2022年夏スパガの難関(?)こと関ケ原→品川→金沢を終えた翌日、その知らせがあった。
メンバーの竹内ななみちゃん(以下、ななみん)が8/21〜2022年の3月まで大学受験のために活動休止するという内容だ。
本人には申し訳ないが、推しとの最後の夏で頭がいっぱいだった私にとって他のメンバーの活動休止は盲点だった。
そして同時にこれは9人体制の第5章SUPER☆GiRLSは8/20がラストになることを意味していた(ななみんが復帰する頃には推しと金澤さんは卒業し、新メンバーが加入した第6章になっているため)。
7月は2人のメンバーの体調不良による活動休止があり、関ケ原から9人体制が復活し、「よしこれから2人の卒業の年末まで突っ走るぞ!」と意気込んでいた矢先の発表だったため、ポジティブな活動休止とはいえ当初は受け入れるのが難しかった。
ただ、それでも本人の選んだ道ならもちろん応援するし、否定する理由は全くない。
「人生は選択の連続である」
かの有名なシェイクスピアの言葉だそうだ。
確かに私たちは人生においてずっと何かを選択している。
朝目覚めたら起き上がるか、二度寝をするか。
朝食はパンか、ご飯か、食べないのか…
そんな些細なこと、深く考えないようなことでも何かを「選んで」生きている。
推しの卒業も、推し自身が「選んだ」ものだ。
そして今回の活動休止も、ななみんが「選んだ」。
この「選ぶ」という行為は疲れる。
まして続いていることをやめるという選択をするのは容易ではない。
そして私も推しの卒業後、ヲタクを続けるのか、辞めるのか「選択」を迫られることになる。
話が逸れたが、本題に戻ろうと思う。
そうして迎えた8/20のリリイベ当日、現体制ラストの実感があまりなく終わった。
両部ななみんが考えたというセトリで、2部の集合写真を撮る時にはみんなが赤いペンライトを灯していて、その意味は理解していても、寂しくなかった。
もし私が推しの卒業と共にヲタクを辞めたらもうななみんには会えないのに。
推しにとってもこれがななみんとのラストステージなのに。
2部の何かの曲(多分NIJIIROスター☆)の間奏で推しがななみんに手を振っていたのも観た。
全部頭では分かっているつもりでも、気持ちが追いついていなかった。
冒頭に書いたように今でも追いついていない。
こんなにぼんやりしたnoteで申し訳ないが、これが現在の私の気持ちである。
次回、8人でのライブを観たら実感できるのだろうか…
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