
ヤジリン作ってみました99「MASTER」解説
どうもchipです。
この記事は2021年12月29日19:00に投稿されたヤジリン作ってみました99
「MASTER」の想定解き筋の解説になります。
なるべく詳しく解説するために今回は記事での解説にしています。
今回の問題は、ペンパwikiに載ってる手筋をできるだけ多く使おうというイメージで作りました。
問題
ヤジリン作ってみました99
— chip🥳 (@chipstar64) December 29, 2021
MASTER
ハバネロ(Lv:194)https://t.co/3UOPG2pggb
この問題は後ほど解説記事を投稿します。
問題はこちらになります。
https://puzz.link/p?yajilin/10/10/i31i32i31d3242m22i32l31a1241s13d

初期盤面 ああ初期盤面 初期盤面
解説
まずは比較的簡単なところから。右端に対して辺の定理を使います。

青色は線がどうやっても入らないので黒マス確定です

うーんこのつかみどころのなさ
では次は真ん中部分を考えてみましょう。

色を塗ったところは、それぞれの色の中で黒マスを2マス入れてしまうと禁止系の形になってしまいます。

よって、色を塗ったところはそれぞれ1マスずつ黒マスが入ることになります。
そうなると、3↑の真上のマスが必然的に黒マスになることがわかります。それを踏まえてここまで埋まります。

次は盤面の左下、1←に着目すると下の画像のようにどちらのマスに黒マスを入れても左下の領域に必ず一本線が通るようになります。

それを考慮すると下の画像の赤丸の部分は端偶法より矢印の方向に線が抜けないと破綻してしまいます。

よってここまで線が伸ばせます。

(今回では使わないけどたまに役立つ微テクニック)
ここからがこの問題の難所になります。(しかも難所が長い)

先ほどの色のついたマスにはそれぞれ1マスしか黒マスが入らないという点から、黄色と緑、赤と青にはそれぞれnnの手筋を使うことができます。
そうすると、黒マスの置き方は
⬛⬜ ⬜⬛
⬜⬜ or ⬜⬜
⬜⬛ ⬛⬜
のいずれかになります。
となると、どちらの形であれ、右上の1←のヒントはこのnnの手筋によってすべて消化されることになります。

つまり、下の画像の赤色のマスがすべて白マスであることが確定します。

そして確定した白マスから盤面を埋めるとここまで進みます。

全然盤面進んでないやないかい
実はこれはこの問題の本質ではないんですね
ではどうすればいいかというと、今度は先ほどしれっと埋めた青色の白マスまわりに着目します。

仮に黒マスが灰色のマスのように配置できたとして、ピンクの四角の位置に線が通らないと仮定しましょう。
そうなると、先ほどの端偶法より

この画像ピンクの四角の位置にも線が通らないことがわかります。しかし…

なんと線が分断されてヤジリンの基本ルールである一つのわっかが出来なくなってしまいます。これはいけない
これを解消するためには先ほどのピンクの四角2か所に線を伸ばさないといけません。
なんとこんなところに大域小ループ禁があったんですね。

これが分かると、ある手筋が使えるようになります。
「厚揚げスペシャル」です。
厚揚げスペシャルってなんぞや
厚揚げスペシャルは一枚目みたく奇数本線が入る空間であとはこのように1×4マスに黒マスが2個入る状況で、1×4に2個黒マスを入れる方法は3通りですがそのうち
— 青い厚揚げ (@aoiatuage) November 27, 2020
2枚目
3枚目
は偶奇から否定できて4枚目の黒マスのパターンで確定するという決まり方…と思っています pic.twitter.com/miMP4Cw3Cz
これです(丸投げ)
これを踏まえて盤面を見ると

赤と青の領域にそれぞれ奇数本線が出ているため、赤の2←、青の2→にそれぞれ厚揚げスペシャルが使えます。ありがとう青い厚揚げさん(?)
すると盤面はここまで進みます

青いところは黒マスを仮置きするとループが閉じてしまうので白マスになります
じわじわ盤面が進んできました
では次に着目するのはこの赤色の2←です。

赤色の2←が入るマスの候補は4つありますが、青色と黄色の部分にはそれぞれ1マスまでしか黒マスが入りません(特に、青色側で2マス入らないことは壁際定理よりわかります)
そして青色と黄色の部分のそれぞれどちらに黒マスが入るかなんですが…

それぞれ灰色のマスに黒マスを入れてしまうと先ほどから説明しているように紫の線で領域が分かれているため線が二股に分かれてしまいます。(nnの手筋が破綻してしまうことからも黒マスが置けないことがわかります)
よって盤面はこうなります。

ここまでくればあとは上の二択を決定しちゃいましょう。


後は埋めてようやく上半分が終了です。


長い上半分が終わりましたがいよいよ終盤にさしかかります。もうここまで来たら決めつけの刃 無限仮置き編でなんとかなっちゃいそうですがあくまで解説なので想定解き筋を書いていきます。
赤色の2←において、仮置き等で試すとわかるんですが下の画像の青色と黄色の部分にはそれぞれ黒マスが1マスしか入りません。

では青色のどこに黒マスが入るか考えてみましょう。

右に入れると左下の領域で小ループが出来てしまいます。(偶奇により下の線は左に伸びるので)

真ん中に入れるとこちらも左下の領域で小ループが出来てしまいます。(今度は偶奇により上の線が右に伸びるため)
よって正解は左になります。


これで真ん中のnnもようやく判明します。やった~~~~~~~~~

ここまで来たらもうウイニングラン!!!

2←の残り1マスがここだと破綻してしまうので…

こっち側に置いて線を伸ばして…

お疲れさまでした!!!!!!!!!!
これにてこの問題は回答完了です!!!!!!!!
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
唐突にヤジリンを作り始めてこの問題で99問目になりましたが個人的にはこの問題は今まで作ったヤジリンの中でも会心の出来になっていると思います。
ヤジリンの毎日更新は年内で終了して来年以降は気が向いたときに作っていくスタンスでいくつもりですがヤジリンを解くのは好きなので今後も楽しんでいきたいと思っています。
そして12月30日にはヤジリン作ってみました100、大みそかにはヤジリン作ってみましたEXTRAが出ますので是非とも解いていただけると嬉しいです。
あとこれはヤジリンとは関係ないですが令和の時代になんとDancing☆Onigiriで祭りが開催されているので懐かしいな~とかなった方は是非覗いてみてください(宣伝)
チップシも何作品か参加しています。
多鍵祭'21 Returns - 4th Revolution!
それでは~