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不健全な組織を考える!こんな会社では未来の存在すらも危うい!

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組織にいると気付けない潜在する問題!

 表面化した問題だけに着目しても解決しないことがあると思います。会社組織の問題でも同様で、潜在化している問題を把握しなければ、誤った方策を実行してしまう可能性があります。問題を網羅的に知ることは極めて重要です。しかしながら、不健全な組織であるほど、社員は本音を語ってくれませんので、潜在化した問題は把握できず、より根深くなっていくと思います。
 本記事では、人の心理描写を取り入れたリアリティある内容で記載しました。皆さんの会社組織で潜在問題をしっかり把握されるための助力となれば幸いです。

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検討に際する前提条件

➤会社組織内に「研究所」と「事業部」を有している。
➤「研究所」は「事業部」から研究費をいただいている。
➤「研究所」よりも「事業部」の意向が強く反映され易い。
➤過去の成功体験(昭和の大量生産大量消費時代)を重んじている。
➤トップダウンする覚悟は無く、形式的なボトムアップを好む。

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【健在問題①】 2050年は本気で考えなくても良いという危機感希薄な雰囲気

<潜在問題①>超短期は自分事、短期はG長事、中期は所長事、長期は他人事。2050年を考える必要はない雰囲気が日常化。
 きっと誰かが…都合の良い“甘え”の気持ちが危機感を薄める。しかし、令和(事業複雑化の世の中)ではそうはいかない。

【健在問題②】 正確な市場情報が社内には無く、特定顧客の意見が一般ニーズ化

<潜在問題②>事業部が一般レベルの技術者集団・営業集団≠プロ集団。
 研究課題ではなく、開発課題ばかりが研究テーマ化。テーマ全体の質は低下。形式的ローテションにより研究所=第2開発部という認識が蔓延。研究者としての質も低下。新しいことを発想し易い環境/発想する雰囲気は存在しない。会社の魅力低下によって顧客も将来情報を教えてくれない状況が続きつつある。
 価値ある情報は独自で収集・分析するしかない。でも、正確な将来情報であっても理解されない。上長はこれまで得たことのない/経験したことのない情報を扱うことになるのだから。

【健在問題③】 資金は余裕、時間は火の車で主業務に追われる日々

<潜在問題③>優秀な人も挑戦できない。夢を託さず、雑務を託す風土。
 本質的な問題にディスエンゲージしてきた(可能な限り回避してきた)ベテラン級の歴史によって、将来を検討するためのヒント・中間ゴールは皆無で、まさかのゼロから検討スタート。調査・検討に必要な時間が膨大になり、その確保はほぼ不可能。
 加えて、本質的な問題へのディスエンゲージで規則・制度が不健全化。将来への挑戦が評価されない制度ではイノベーションすら起きない。研究者の事務作業への忙殺は常態化。専門職とはなんだろう…少数精鋭に惹かれて入社したのに、精鋭よりも少数の問題が気になってしょうがない日々…

【健在問題④】 研究や事業の楽しさと成功よりも目先の問題事や失敗に目が向く悲観主義

<潜在問題④>最初は困難に挑戦する気持ちが強かったのに、年単位でゆっくり鎮火。
 いつの間にか挑戦するモチベーションが失われ、挑戦する気が湧いてこない。上長以上に相談しても、できない理由ばかりが告げられ、活力低下が著しい。どうせやっても…評価が下がり、良いこと無し。失敗の経験が欲しいわけではない。魅力ある人や夢、成功の共有が無い限り、自身でやる気を再点火するしかない現状。自信が無い上での再点火は…正直ツラい。目の前の霧(悲観事)を晴らして欲しい!

【健在問題⑤】 若手の個性は邪魔扱いにされる合理性

<潜在問題⑤>規則や制度、過去の経験などによってベテラン級は若手を何かと“型”に嵌めた方が合理的。
 オリジナリティを封印し、業務に従事。自分の考えは不要?…仕事の達成感よりも虚無感の方が上。自分に合ったキャリア形成ではなく、“型”に合ったキャリア形成が優先される…仕事を決まった形でこなすことが常に最善なのだろうか…令和に漂う昭和感…気のせいとは思えない!

まとめ

 5つに大別した問題全てを一つの方策で解決を図ることは難しいと思います。また、5つ全てに当てはまる会社組織を本当に救えるのかも分かりません。しかし、諦めることはせず検討を継続して、記事は投稿していきます!

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