上海でゲスト同士のピントレーディングイベントに参加した話
これは私が2019年に上海ディズニーランドに行ったときの経験に基づくストーリーです。
いきさつ
上海行きの少し前、インスタグラムに “I’ll be in Shanghai from XX to XX. DM me if you want to meet up with me for pin trading!” という投稿をしていました(中国でもVPN経由でインスタを使う人は結構いるのです…)。
上海で2日ほど過ごした頃、突然DMが来ました。
日曜日にパークでピントレ会があるのでよかったらどうぞ。
この瞬間、私は激しく後悔しました。成立していたプレトレードの相手とトレードするためにいくつかのピンは持ってきていたのですが、スーベニアランチケース1個に収まる量で、しかも全てがOEだったのです。知っていたらもっと持ってきたのに!
しかし、ピントレ会に興味はあったので、まずはDMをくれた人とWeChatの連絡先を交換し、イベントの場所や時間を聞くことに成功しました。
ピントレ会の日時と場所
このピントレ会は、いつも上海ディズニーランド内のMickey & Pals Cafe の外のテーブルで開催されるようです。非公式のイベントです。参加費は無料です。
日時は、日曜日の午後に不定期開催されるようです。人によって「毎週」「2週間に1回」「月1」と頻度の認識が全く違う点が興味深いところでしたが、運営の方いわく最近の実績は月1とのことでした。
時間は13時からと聞いていたのですが、12:30頃には既に何人か集まっている状態でした。終了は17時です。実際には、途中でどんどん人が出たり入ったりしていて、イベントの運営側以外はあまり時間を気にしていない様子でした。
参加方法
当日その場に行くだけです。
受付のテーブルがあるのですが、特に受付をする必要はありません。ただ、イベントのオリジナルのステッカーがもらえるので、行ったほうがいいです。
好きな席をとり、テーブルの上にピンを広げたら準備完了です。
参加者
まず最大の壁である言語についてですが、何人か流暢な英語を話す人がいました。それ以外の人たちも、9割程度はトレードの意思疎通ができる程度の英語力があり、残りの1割は英語で話しかけた瞬間に逃げていくという感じでした。
ただ、いかに英語が通じるからと言っても、自分の集めているピンは中国語で説明できるようにしておくことをおすすめします。各キャラクターは中国語名があるので、英語名を伝えても相手に伝わらないことがあるからです。私も Chip & Dale が伝わらず奇奇帝帝(チーチーディーディー)を覚えました。
参加者の男女比は半々程度で、日本のピントレ会に比べると男性比率が高い印象でした。
年齢層は幅広く、3歳ぐらいの子から60歳ぐらいの方までいました。パークでの開催だからか、子供の参加者が多かったのですが、ピントレをしている子は1人しか見かけず、あとは親がピントレをするから連れてこられたという感じで、椅子に座ってスマホで動画を見たりゲームをしたりしていました。
通路が狭いというのもあるのだと思いますが、あまり見て回らずに自分の席でじっとしている人もちらほらいました。
手に入るピン
やはり上海のピンが手に入りやすいのは当然ですが、日本のピントレ会同様、各国パークのピンと出会えました。地理的な要因からか、香港のピンが上海に次いで多く、次が東京でした。
何人か、WDIやDSSHのような強めのピンを多数持っている人もいました。また、パークで販売されているミステリーピンのトレードも盛んでした。
トレードのスタイルとしては、バリュートレード寄りのLEサイズ見合いが主流だと感じました。私が外国人だからかもしれませんが、OEしか持っていなかった私に対して結構柔軟に対応してくれる人が多く、1:3トレードなどでいくつかのLEを入手することができました。
キャラクターは日本と比較するとドナルドの人気が高いように思いました。
気をつけるべきこと
印象に残っているのは、とにかく一覧性が命だということです。日本のピントレ会ではピンをファイルに収納している人が多いですが、上海では、ファイルのままで置いておくとあまり見てもらえません。ファイル収納の場合はファイルから外して、リフィルをそのままテーブルの上に広げることが重要です。
ピンバッグも、開いているページ以外はほとんど見られませんので、勝負ページ(?)を開いておくべきです。
コルクボードやイーゼルを使ってショップのようなディスプレイをしている人もいました。見栄えがトレードの成否にここまで影響すると思っていなかったので、私にとっては衝撃的でした。
私が上海でトレードしてもらったピンはこちらです。(このピントレ会で入手したピンの他にプレトレードのピンを含みます。)
上海の皆様、楽しいひとときをありがとうございました。
年末、運営の方から「次は旧正月明けになると思う」という連絡をもらって非常に楽しみにしていたのですが、結局その後パークはクローズし、今年は未だに開催されていないと思われます。次回開催時にまた私も参加できることを祈っています。今度はLEを持っていきます。