スケルトン・クルー最終話見た!!!
前回noteに「子役の演技がもう少し良ければ…」と書いたけど、六話ぐらいからあからさまに子役の演技がノってきて(個人の感想です)前回noteを消し去りたい。生意気言ってすみませんでした。頑張って書いたから消さないけども!子役の演技がキモになる第八話。よかったです。
そして、なにより、いや〜、さすがのジュード・ロウだった。最後ちょっと、泣けてしまった…。敵であり、味方であって、やっぱり敵で、悪であって、善の部分もあり、いややっぱ100%悪なんだけど、そうでありながら、エレベーターに乗る直前に思わず「ジョッド!」と呼びかけてしまう。呼びかけたとしても、続く言葉もないっていうのに…。いいシーンだったね。
それが切ない。ティザーを見た感じてっきり、大人ひとりに子ども4人の話なんだって思ってたけど、ジョッドはもしかしたら5人目の子どもだったのかもしれない。そう思ってしまうほど、ジョッドの(ウィムと同じぐらい)甘ちゃんな部分が最終話ではもう隠し切れないほど露呈していて、それでありながら悪。悪としてしか存在できない。それが切ない。
立場が人を作る
おそらくジョッドと同世代であろう、自分のことを鑑みてみる。銀河の話に比べてあまりにスケールの小さい話で恐縮だけど、私には7歳の娘がいる。したがって、私に日々課せられているのは「母親」という立場である。
宿題を早くやりなさいと追い立て、早く寝ろと急かし、歯を磨けと迫り、テレビばっか見てるんじゃないと嗜める。でありながら、私自身は(子どもの頃と同じように)雑事先延ばし、夜中までギンギンに起きて、歯を磨かずに寝て、ネットで洋ドラみてばっかりで、しかもこうして誰も読んでないnoteなんか書いてるわけで…、それが本質だという自覚もはっきりある。
だからといって「母親」として振る舞っている自分はニセモノというわけではない。むしろもう「母親」としての立場がアイデンティティでさえある。
これが立場が人を作るってものなのだ。
私が「母親」という立場で形成されているのと同じように、銀河の中でジョッドには「海賊」という立場がある。その立場にふさわしく、嘘をつき冷酷になり卑怯な手をかまし恫喝する。しかしそもそもの本性がなくなってしまうわけではない。ジョッドの本性は、ねずみ(?)を踏んづけない男なんだろう。でも財宝を追い求める略奪者としての、立場もまた真実。
あ〜、切ない。あまりに切ない。あまりにも人間くさい。ジュード・ロウの演技が見事すぎた。
今にも裏切りそうなこのふわっふわした感じの仲間たちに心を許し切れないまま、それでも仲間として情を感じながら生きてきたんだ…。ジョッドが5人目の子どもとして、ウィムたちと会えていたら、と思わずにはいられない。えーん!まさかあの最初の頃のご飯ガツガツ分けてあげないよんシーンが布石になっているとは…。
ていうかスケルトン・クルー見てる人少なくない?
私は「面白かった〜」って思ったら、他の人の感想も漁りたいタイプなんだけど、マジでスケルトン・クルーのこと話してる人少なくて泣ける。
ディズニー+という閉じコンの中にあるせいなのか、マジ無風。そうだよね。コンテンツ溢れかえる世の中すぎて、逆に同じもの見てる人探す方が難しい時代だよ。ていうか最近洋ドラ見てる勢でさえ少数派って感じする。
(追記:X探したら見てる人そこそこいました)
ねえっ…令和のキッズたち、スケルトン・クルー見てる?!!!このジョッドというキャラクターを見て欲しい。ウィムたち、子どもの視点で見て欲しい。この先に大人になってしまった、5人目の子供のこと見て欲しい。今はわからなくてもいい。でも不思議な魅力を持ったキャラとして、大人になるまで引きずる性癖キャラとして、心の中に留めておいて欲しい。
まとめ
キッズ向けの作品ではあるが、最終的に主人公はジョッドだったので、
「キッズの心を持ちながらも大人になってしまった大人」には響く…というような仕上がりになった気がします。
逆に「完全にキッズの心を持ったままの大人」にはピンとこないかも笑
ジョッドを軸にして、最初からもう一周したいな〜
今後はどうなる?
視聴率が悪くてシーズン2に更新できないみたいな情報をちらほら見かけるが、1がまとまっているので無理して2を作らなくても…という気持ちもあるが、まだこの話の続きを見たい気もする。
まあこっからは私も1000%妄想ターンなんですけど、ウィムとジョッド、1対1ならまだワンチャン仲間になれそうな気がするんですよね。あと3、4年後のストーリーで、14、5歳のウィムが星を飛び出して冒険始める時に、ジョッドも何らかの形で同行してくれないかな?ウィムみたいな仲間ができれば、ジョッドの魂も救われると思わん???妄想だけどね!!!!