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*家族に手紙を書きました。

今日は両親の結婚記念日。
なんと30周年らしい。

特に何かをする訳でもなく、とりあえずお祝いのメッセージを送っておいた。


両親にはとても感謝している。一人暮らしをするようになって初めて両親の偉大さや有り難みを感じるとはよく言うけれど、本当にそうだと思う。いろいろなことをやってくれていたことに気づく。


今年の春、家族に手紙を書いた。


『愛をこめて花束を』
の気持ちで受け取って欲しい、と。


気分は結婚式での花嫁。いつか自分が結婚して、あの場で手紙を読むとしたら何を伝えるだろうと想像しながら書いた。

“家族”としたのは、両親だけでなく姉にも書いたから。姉にも感謝の想いが止まらないのだ。


結婚式のことを想像するだけで泣けた時期があった。それはたぶん、こんなにも伝えたいことがあるのに伝えられてないんだ、という気持ちからかもしれない。結婚する予定は今のところないし、その時が来るかもわからないと思ったら、どうにも想いが止まらなくなって、自分の中だけに留めておけない、生きてるうちにちゃんと伝えたい、と思うようになった。

ちょうど世の中が自粛するようになった頃かな。2020年のやりたいことリストに「両親に感謝の気持ちを伝える」を加えた。

それから何度か行動しようと思い立ったけれど、結局何もしない日々がしばらく続いた。下書きは書いたのにそこから先へ進まず。そして迎えた2021年。今年こそはと、やりたいことリストにまた加えた。25歳の抱負を「家族に感謝を伝える」としたくらいにその思いは強くなってた。


やっと達成された。
手紙を渡して、もうすぐ半年が経つ。

みんなそれぞれの反応を示してくれた。

父はメッセージでさらっと「ありがとう」の一言。その後には自分がその時ハマっていた石粉粘土の作品の写真を送ってきた。「やっと完成!」と。

母はきっと寝る前の落ち着いたタイミングでメッセージをくれた。手紙の内容に触れつつ、最後は「がんばれ」「いつでも連絡してね」と言ってくれた。それから「Ps. 父が喜んでたよ」と。

姉は電話だった。「あのさ…」で止まる姉に対してこっちから切り出した。「手紙読んだ?」って。出た時から、電話の向こう側で泣いていたのがわかった。嬉しくて、泣いちゃったってさ。私も泣いた。

どんな反応をするか予想をしていた訳ではないけれど、みんな納得の反応だった。

父は照れ隠し、母は自分より周り、姉は真正面から。

今こうして書きながらまた泣きそうになってるや。本当に、手紙を書いてよかった。自分の想いを伝えられてよかった。


もうすぐ両親は還暦を迎える。

姉と何かしようかと相談の電話をした。

これからもっともっと感謝を伝えたい。恩返しをしていきたい。最期までずっと笑ってたい。

そんなことを思ってます。


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ちんたらとろこ
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。