＊山道走った福岡旅行記
少し前に福岡旅行へ行った思い出を振り返るただの日記。後編。
太宰府天満宮へ
3日目は太宰府へ行った。天気は曇り。雨が止んだだけ良かった。
ねぇ知ってた？太宰府天満宮は令和5年5月より約3年をかけ、124年ぶりに重要文化財「御本殿」の大改修を行ってるって。わたし現地に行くまで知らなくて、思い描いていた赤い姿を見れなくてショックだった。まったく、行く前に調べておこうよ私。いつかまた御本殿を見に来ると決意しました。
近所の神社にある太鼓橋よりずっと歩きやすかった
ちょっとだけ開花してた
「夫婦が寄り添って立つ姿に見えるのでこの名がついた。
樹齢は千年から千五百年と推定される。」
だって。そんなにも長い間ずっと隣にいるんだね。
太宰府天満宮には受験シーズンということもあってかたくさんの絵馬が並んでいた。受験生本人が書いたであろうものから、そのご家族や先生が書いたであろうものまで。
中でも一番インパクトがあったのは、埋め尽くすように文字でいっぱいになってた絵馬。縦書き横書き構わず、絵馬の表面と裏面、さらには側面にまで文字が書かれてた。しかも内容は願い事というよりかは自分を鼓舞するような言葉ばかり。さらに印象的だったのは、それだけたくさんの想いを詰め込んだ絵馬に、名前が書かれてなかったこと！びっくり！これだけインパクトあったら神様も願いを叶えてくれそうなのに、名乗ってないって！かっこよすぎ！！
たくさんの絵馬を見た後に、ふと旅の相方が「全員が願ってたら、合格、不合格がある以上、全員の願いは叶わないよね」と言った。たしかに。それが現実なのはわかる。でもさ「願いたいのよ。願うのは自由じゃん」と、冷めたこと言うなぁと反射的に思いながら、たくさんの絵馬を後にした。
トンネルにそそられて竈門神社へ
絵馬を見た後は目的地も決めずとりあえずうろうろしていたら、別れ道が出てきた。上の地図でいったら左半分の真ん中よりやや上にあるお手洗マークあたり。
満場一致でトンネルの方へ進むことに。千と千尋ごっこをしながらトンネルを進むと、旅の相方が「ここ通ったかも！」と、急に記憶を辿り出した。受験生だったときに太宰府天満宮へ来たことがあったらしく、その時もこのトンネルを通ってさらに先へ進んだというのだ。
トンネルを抜けた先はもう太宰府天満宮の敷地外なのか、一般道路に繋がっていた。そこに立つ看板には「竈門神社 2km→」と書かれていた。私の感覚では2kmって歩いたら結構かかるぞ、という印象だった。というのも、家から会社までが約3kmで歩いたら45〜50分かかるから…2kmってことは約30分！と、瞬時に脳内で導いていた。
それを今から歩くの？！という戸惑いは関係なしに、思い出の記憶を辿り出してテンションが上がっている旅の相方はどんどん進んでいく。それに付いていきながら覚悟を決めたわたし。なんとなく予想のついた「とりあえず、走るか！」という旅の相方の言葉を受け、ふたり走り出した。
山道2kmをずっと走り切る体力なんてものはなく、すぐに力尽きながらも気持ちのいい空気とだんだんと見晴らしが良くなっていく景色に気分は上がる。歩いて走ってを繰り返しながらあっという間に竈門神社へ着いた。汗を垂らしてハァハァ言いながら上着を脱ぐ私とは裏腹に、汗なんてひとつもかかずに平気な顔した旅の相方が振り返って笑ってる。なんやこいつ、とちょっと睨んだ。
この時撮った写真のわたしは疲れ切った表情と走り切った晴れやかさとが混じったような表情をしてた。
帰りは歩かずバスに乗車し太宰府駅まで。うん、薄々わかってたよ。バスがあるということ。走ってる途中にバス停があったし、車がバンバン走ってたから、歩く以外の手段があるんだろうなと。
良き思い出となりました。
へとへとでぺこぺこなときに食べたコスパ最強うどん
予想外の竈門神社への参拝でお昼はとっくに過ぎていた。太宰府天満宮では梅ヶ枝餅しか食べてなかったので、もうお腹はぺこぺこ。ちなみに梅ヶ枝餅はすごく美味しかったよ。
で、向かったのはウエストうどん。福岡では有名なうどん屋さんらしい。福岡に住む友達にウエストのごぼう天うどんが美味しいと聞いて、どうしても食べたくて。
これが見事に美味しかったの！友達のおすすめという色眼鏡をかけ、なおかつ、へとへとでぺこぺこな状態だったからかもしれない。それでもたしかに、だしの香りと旨みが身体中に染み渡ったとき、私の心は癒されたの。
前日はもつ鍋や焼き鳥やイカ刺しと、それなりの値段のものを食べていたからか、千円でおつりが来て、こんなにも満足感を得られるなんて！福岡旅行のご飯ランキング第1位を獲得しました！
ちなみに肉得と丸得はどっちもごぼう天とわかめ入りで、あとは肉か丸天かの違い。ただ、だしの風味もちょっと違った！丸得の方がごぼうの味がだしに広がっててそれがすごく美味しかった！
締めは博多ラーメン
うどんを食べて満足した私たち。しかしまだ食べ残したものがあった。それが博多ラーメン。お腹を空かせるために駅周辺を少し歩き、いざお店へ。ここは旅の相方が行きたいと言っていたところ。
ネットとかで取り上げられてることも多いらしく、夕方の微妙な時間帯だったにも関わらず少し列ができていた。
店内に入ると元気な声で店員さんたちが出迎えてくれて、出てきたラーメンは見るからに美味しそうだった。物凄くこってりしたスープを想像してたら、思ったよりあっさりしてて食べやすかったかな。さっきのうどんとはまた違う美味しさでペロリ。
お店を出た後、マスクをしたらかなりのとんこつ臭が…。こればっかりは避けられないね。
旅の終わり。
さて、長かった福岡旅行もこれにて終了。ラーメンを食べた後は福岡空港に戻ってお土産を買った。あっという間にフライト時間が来て、福岡空港から飛び立った。そして、無事に帰宅。あぁ楽しかった。
おしまい。
後編の方が長くなっちゃったかな。
他にも書きたいことあったけど割愛。
読んでくれてありがとう！
この記事が参加している募集
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。