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作る仕事の恵まれているところ

前置きが長くなったので書きたかったことを先に

真面目にやっていれば、よい仕事をしたと自然に自信をもてる業種を選んだことを幸せに感じる、という話です。
なお、以下の話の、売る仕事もお客さんのニーズに合う提案をして喜ばれたりして自信をもてるのはもちろんです。ただ自然には、そうなれなくて、利益に囚われそうになる構造があるから難しいというだけです。

先日、営業を受けて感じたこと

会社の機械の件でマルチベンダーさんから営業を受けました。
これまでメーカーから直接リースで使っていた機械を、別の機械にしませんか、という話です。

いただいた見積書がフルオプションのご提案だったので、これまでより金額が高くなっていました。そこで、オプションを減らして安くする方向の相談をするなかで、明細の根拠が薄弱な印象を受けました。

嫌な気分になったという話ではないのです。
仕入れて売る、という販売会社の性質上、利益をいくらにするか以外に計算方法がないのかもしれません。

少し飛躍するようですが、ともすると、仕事で考えることのなかで利益の点が大きくなり過ぎてしまいそうです。そしたら虚しいでしょう。

翻って弊社の業種は、よい物を作って結果として利益をあげる、と考えられる点を恵まれていると感じました(もちろん、その価値を訴求しなければ、よい物を作るだけでは報われないのですけれども)。

作る仕事は作った分しか貰えないからあんまり儲からないなぁ、売る仕事は青天井の可能性があっていいなぁ、と時折、思っていましたが、当然ながらよいことばかりじゃないですね(それに加えて、売る仕事は売れないリスクがあることは承知しております)。

蛇足

経営者が社内で、こういう充実感とかやりがいの話をすると、やりがい搾取か、って反応をされそうで話しにくいです。
物事の悪い面ばかり見ていると、ネガティブになって発想も広がらないし、消極的になってチャンスに動けなくなるから、別の視点を示したいだけなのですけれど、伝わらないですね。
弊社の社員はそんなに拗らせていないのですが、メディアやSNSの悲観的な文脈が刷り込まれているのでしょう。
でも、みんな優秀だから、いつかわかってくれるだろうという気がします。

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