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愛かしら恋かしら/香月サコとミチ&ユキ(視聴リンクあり)

チャーリー石黒先生門下の香月サコさんが、謎の男二人組ミチ&ユキを従えて1969年に発売したシングルです。

ねっとりとまとわりつくような演奏と歌唱、ちょっとトボケたコーラスが特徴的なミドル・テンポのグルーヴ歌謡です。

先日ご紹介した島津美木さんとの関係性は分かりませんが、類似性が指摘されるのがなんとなく分かるディープ性が漂います。知名度に反して、香月さんは1968~70年までに6枚のシングルを残しており、これはなかなか多いほうではないかと思います。中にはド演歌も混じっておりますが…。

その中でも注目すべきは、やはりミチ&ユキ(ステップ・トゥー)とリリースした3枚のシングルでしょう。中古市場では恐らく「疑問のブルース」というシングルが一番人気ですが、曲としては個人的にはこの「愛かしら恋かしら」を推したいと思います。

この曲は、1967年発売の「恋の赤坂 チャーリー石黒ゴールデンゲイトの夜」というコンパクト盤に収録されている北上川サコ名義(千枝浩子との連名)の「恋したの愛したの」を下敷きに作られており、聴き比べてみるのもまた面白いのではないでしょうか。

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