アッポ・しましま・グー/中村晃子 ボニー・ジャックス(試聴リンクあり)
1969年からNET(現・テレビ朝日)で放映された子供向け人形劇番組「アッポ・しましま・グー」主題歌です。
中村晃子は「ちびっこのどじまん」のレコードにも参加していたので、子供番組ともゆかりがあるのでしょうか?後の一人GS楽曲群にも通ずるR&Bライクなビートに乗せて、呪文のような歌詞をたどたどしく歌唱するダイナマイト感すら感じるビッグバンド歌謡。
呪文の正体は登場キャラクターの名前で、ジャケット真ん中が主人公のアッポちゃん、左がしましまオオカミ、右がグー。ちなみに左上は応援する子供たちです(めっちゃ応援してる)。
私は番組自体を見たことがないので想像ではありますが、アッポちゃんを食べようとしたしましまオオカミは無邪気に挨拶されて調子が狂い、うやむやに仲良くなって一緒に遊ぶといった内容ではないかと想像できます。「食べられるって、いやだけど いじめるのって、面白い」という歌詞は今では発売できないと思いますが、この歌詞からはしましまオオカミがアッポちゃんを食べようとしていることをアッポちゃんは知っていてからかっているように解釈できますね。
中村晃子には「私はマジョリーナ」というアニメ主題歌のような良曲もあり、個人的には意外とこういう作風とも相性が良かったんではないだろうかと思っております。
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