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雨ぎらい/永井秀和(視聴リンクあり)
役者として活躍しながらも、かなりの枚数のシングルをリリースした男性ビート歌謡歌手の代表格、1970年発売のシングル「悲しきひき潮」B面に収録されている曲です。
オープニングのストリングスからなにやらどこかで聴いたことがあるフレーズですが、珍しくコミカルな跳ねるアレンジがされたグルーヴィー・ソフトロック的アプローチの楽曲。なんだか少しディズニーっぽい感じもしないでしょうか?
永井さんはデビュー以来いわゆる一人GS的楽曲を多く録音しており、歌謡曲ファンからも割と高い評価を受けているのではないかと思います。その手の流行が廃れた1969年ぐらいからはかなり迷いを感じるような楽曲が多いですが、そんな中生まれたこの曲はなかなかの佳曲ではないかと思います。あまりにも素直な永井さんの優等生的キャラクター(これがこの方の持ち味です)が前面に出ていて、ちょっと歌詞に反して呑気な感じがしますが。
この方のシングルは中古市場でも安価で、しかし内容はなかなかクオリティの高いものが多いので「安ければ買う」という気長な収集対象にしている方も多いのではないかと思います。そういう理由からか、時代もイメージも違うんですがなんだか永田英二さんと似たような印象を持っているのですが、私だけでしょうか?