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古今集巻第十八 雑歌下　987番

ちのみゆき

題しらず
よみ人しらず
世の中はいづれかさしてわがならむ行きとまるをぞやどとさだむる

世の中はいづれか指して我がならむ、行き止まるをぞ宿と定むる

世の中はどこを指して、ここがわたしの場所だとするのだろうか、行き歩いて止まった所をこそ自分の家と定めよう

「わがならむ」は、「我が〇〇ならむ」と省略されています。我が宿、私の家、の意味でしょう。
現実の家のことではなく、精神的な居場所のことを家に喩えているようにも思います。

#古今集 , #雑歌下 , #世の中 , #宿

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ちのみゆき
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