見出し画像

古今集 異本の歌 1114番

桜の花の水に散るを見て
貫之
ゆく水に風の吹き入るる桜ばな消えず流るる雪かとぞ見る

桜の花が水に散ったのを見て詠んだ歌
紀貫之
流れる水に風が吹き入れた桜の花びらは、消えずに流れる雪のようだと思って眺めていた

桜の花びらは、融けて消えない雪に例えられることが和歌ではよくあります。水に浮かぶ花びらを見て和歌を詠むという場面は、よくあったのだろうと思います。

#古今集 , #異本の歌 , #紀貫之 , #桜 , #花 , #びら雪

いいなと思ったら応援しよう!

ちのみゆき
応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。