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古今集

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2024年12月の記事一覧

古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1044番

題しらず よみ人しらず 紅にそめし心もたのまれず人をあくにはうつるてふなり 紅に染めし心も…

ちのみゆき
2か月前
12

古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1045番

題しらず よみ人しらず いとはるるわが身は春の駒なれや野がひがてらにはなちすてつつ 厭はる…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1046番

題しらず よみ人しらず 鶯のこぞのやどりのふるすとや我には人のつれなかるらむ 鶯の去年(こ…

ちのみゆき
2か月前
10

古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1047番

題しらず よみ人しらず さかしらに夏は人まね笹の葉のさやぐ霜夜をわがひとりぬる 賢ぶって夏…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1048番

題しらず 平中興 逢ふことの今ははつかになりぬれば夜ふかからではつきなかりけり 逢ふことの…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1049番

題しらず 左のおほいまうちぎみ もろこしの吉野の山にこもるともおくれむと思ふ我ならなくに …

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1050番

題しらず なかき 雲はれぬ浅間の山のあさましや人の心を見てこそやまめ 平中興(たいらのなかき) 雲が晴れない浅間山のような態度に、なんとも驚いてしまう、私の気持ちをしっかり見てから止めるべきだろう(または、女の心をしっかり見極めてから諦めよう) 女の態度が煮え切らないので、私の気持ちをしっかり見てから文句を言え、と言っているのか、 相手の気持ちをしっかり見極めてから、どうするか考えよう、と言うことなのか、わかりません。 後者のような気はします。 上の二句は「あさまし」に

古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1051番

題しらず 伊勢 なにはなるながらの橋もつくるなり今はわが身をなににたとへむ 伊勢 難波なる…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1052番

題しらず よみ人しらず まめなれどなにぞはよけく刈萱のみだれてあれどあしけくもなし 忠実(…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1053番

題しらず おきかぜ なにかその名の立つことのをしからむ知りてまどふは我ひとりかは 何かその…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1057番

題しらず よみ人しらず なげきをばこりのみつみてあしひきの山のかひなくなりぬべらなり 嘆き…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1062番

題しらず 在原元方 世の中はいかにくるしと思ふらむここらの人にうらみらるれば 世の中は如何…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1063番

題しらず よみ人しらず なにをして身のいたづらに老いぬらむ年のおもはむことぞやさしき 何を…

ちのみゆき
2か月前
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古今集巻第十九 雑躰誹諧歌 1066番

題しらず よみ人しらず 梅の花咲きてののちのみなればやすきものとのみ人のいふらむ 梅の花咲きての後の実なればや、酸き物とのみ人の言ふらむ 梅の花が咲いた後の実であるから、酸っぱい物とばかり人は言うのだろうか、我が身は花のような時は過ぎたから、恋に溺れるだけの女と人が言うのだろうか 梅の花の後は実がなるが、ただ酸っぱいだけだと避けられる、そして私は、梅の白い花のような若く美しい時は過ぎて、それなりの年齢になっているのに、まだ男を通わせているので、世間から悪口を言われるとい