今成夢人に惚れ込んでるという話
ガンバレプロレス史上、最大のビックマッチ、7.10大田区大会をユニバースで配信観戦した。
メインのタイトルマッチ、チャンピオンとしてこの大会の最後に入場してきた今成夢人選手に自分はこの半年間ほどで心底惚れ込んでしまっている。
今成選手の事もガンプロの事を知ったのも見始めたのもごく最近、今年に入ってからぐらいでしょうか。フェロモンズで知って、年末の特番で大社長が、「ファンタスティックでない今成夢人にブレイクしてもらいたい」みたいなこと言ってたの聞いて、へぇ~って思って、2月の後楽園のサスケさんとのシングルマッチで一気に頭の中で跳ねました。みちのくプロレスも、サスケさんもそこそこ思い入れあるところで、預言の話なんかも絡んだ試合、最後のマイクまで含めてグッと引き込まれて。
そして、5月の後楽園で高岩選手を破っての戴冠、昨日の大田区へと続くわけですが、その間に知ったのは、彼は映像ディレクターも兼任しているということ。
彼の作っているVTRを見て、試合を見て、SNSやブログを読む、この繰り返しで、単に「忙しそう」「大変そう」を超えた、今まで好きになった選手とは少し違った感情で、彼を応援するようになったた。最近知った自分がこんなこと言うのもおこがましいけど、この短期間で彼の生き様に惚れたんだと思う。
試合はもう、ふたりの今までの思いがぶつかり合う、決して派手でも華やかでもないけど、感情のぶつかり合う凄まじい試合。声出し応援が許可されていたこともあって、すごい熱気が、画面を通しても伝わってきた。
最後はありがとうと叫んでからのラリアットで3カウント。
今成選手の試合後のマイク、
「誰もが心の中に大家健がいると思う」
そう言われてハッとした。失礼を承知で正直に言うと、大家健を見ていて「ああいう風にはなりたくない」って思っていて、今回のタイトルマッチが決まっても、大家健が勝って叫んで終わるハッピーエンドなら見たくない(ホントごめんなさい)ぐらいに思ってた。でも今成選手にそう言われて、
「いや、いるな・・・大家健が・・・ずっといたわ・・・」
って気付いた。俺だけじゃないかもしれないね。いるからこそ、嫌だったんだ、きっと。自分の嫌な部分を見せられてるみたいだから、逃げてたのかも。
今成夢人は、僕らに自分と向き合うきっかけをくれたのかもしれない。そんなこと、試合前には想像できなかったなぁ。
「自分は幸せ者です」
あれガンプロ見てきて泣かない人いる?ってぐらい、感動して涙が出た。顔クシャクシャにしながら、大家さんやスタッフ、ファンに感謝を述べている、そのシーンを見ながら一度じわ~っと涙が溢れて、配信終わってトイレ行こうとしたとき、扉に手をかけたまま余韻でポロポロ泣いた。こんなこと、今まで経験したことない。不思議なことである。
自分の悲しい現実なんだが、現場で観戦するときには、発作が出ないようにガツンと薬を飲んでいく、そのため感情が抑制されていくら感動しても泣けずに落ち着いてしまっているのだ。だが家なら薬飲まなくてもいいから、テレビならちゃんと感情が湧き出す。現場で観るのが一番なのは間違いないと思うけど、映像は映像でこういういいこともあると、映像作家である今成選手にもお伝えしたいところであります。
新参者のくせにダラダラと書いてしまって申し訳ないのですが、来月ようやく、今成選手を初めて観に行けそうな感じです。何を見せてくれるのか、サイン会があったら何を話そうか、色々考えながら当日を迎えようと思う。
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