トマス・パヴェル『小説列伝』に登場する本で、日本語で読めるものリスト
ガッツリ論じてるものから、題を挙げただけ、さらには仄めかしただけのものまで。
物量におののく。
縦組入稿をそのまま貼ったので、数字が漢数字・全角算用のままだけど、勘弁してね。
序章
初期の選択肢と……
紫式部『源氏物語』角田光代訳、河出文庫、全八冊
施耐庵『水滸伝』駒田信二訳、ちくま文庫、全八冊
羅貫中『三国志演義』立間祥介訳、角川ソフィア文庫、全四冊
曹雪芹『紅楼夢』伊藤漱平訳、平凡社ライブラリー、全一二冊
新旧・真偽・詩と散文
アリストテレス『詩学』三浦洋訳、光文社古典新訳文庫
ホラティウス『書簡詩』高橋宏幸訳、講談社学術文庫
ピエール・コルネイユ『ル・シッド』岩瀬孝訳、『コルネイユ名作集』所収、白水社
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル『美学講義』寄川条路監訳、石川伊織+小川真人+瀧本有香訳、法政大学出版局《叢書ウニベルシタス》
さまざまな小説史
ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』第一部、増田義郎訳、中公文庫
ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』第二部(『ロビンソン・クルーソー』下巻)、平井正穂(まさお)訳、岩波文庫
ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』第三部、山本和平抄訳、《世界文学全集》第一三巻『デフォー』所収、講談社
ミハイル・バフチン『小説における時間と時空間の諸形式』伊東一郎訳、『「小説における時間と時空間の諸形式」他 一九三〇年代以降の小説ジャンル論』所収、水声社《ミハイル・バフチン全著作》第五巻
ルカーチ・ジェルジ『小説の理論』原田義人+佐々木基一訳、ちくま学芸文庫
第1部
第1章1
エペソスのクセノポン『エペソス物語』松平千秋訳、《世界文学全集》第六四巻『古代文学集』所収、
アプロディシアスのカリトン『カイレアスとカッリロエ』丹下和彦訳、国文社《叢書アレクサンドリア図書館》第一一巻
アキレウス・タティオス『レウキッペとクレイトポン』中谷彩一郎訳、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
エメサのヘリオドロス『エティオピア物語』下田立行訳、国文社《叢書アレクサンドリア図書館》第一二巻
伝カリステネス『アレクサンドロス大王物語』橋本隆夫、ちくま学芸文庫
アテナイのピロストラトス『テュアナのアポロニオス伝』第一分冊、秦剛平訳、京都大学学術出版会
世界外のカップル
ルイ・デュモン『個人主義論考 近代イデオロギーについての人類学的展望』渡辺公三+浅野房一訳、言叢社
ヤコブス・デ・ウォラギネ「聖バルラームと聖ヨサパト」『黄金伝説』第一七四話、前田敬作+山中知子訳、平凡社ライブラリー、第四分冊
叙事詩・悲劇・古代小説
ホメロス『イーリアス』呉茂一訳、平凡社ライブラリー、全二冊
ホメロス『オデュッセイア』松平千秋訳、岩波文庫、全二冊
ウェルギリウス『アエネイス』泉井久之助訳、岩波文庫、全二冊
エウリピデス『ヒッポリュトス』松平千秋訳、《ギリシア悲劇》第三巻『エウリピデス』上巻所収、ちくま文庫
エウリピデス『アルケスティス』呉茂一訳、同前
ソポクレス『オイディプス王』高津春繁訳、《ギリシア悲劇》第二巻『ソポクレス』所収、ちくま文庫
ソポクレス『アイアス』風間喜代三訳、同前
ソポクレス『アンティゴネ』呉茂一訳、同前
エウリピデス『バッコスの信女』松平千秋訳、《ギリシア悲劇》第四巻『エウリピデス』下巻所収、ちくま文庫
エウリピデス『アウリスのイピゲネイア』呉茂一訳、同前
アイスキュロス『アガメムノン』呉茂一訳、《ギリシア悲劇》第一巻『アイスキュロス』所収、ちくま文庫
ルカヌス『内乱 パルサリア』大西英文訳、岩波文庫、全二冊
人類の単一性と運命の支配
ソポクレス『ピロクテテス』久保正彰訳、《ギリシア悲劇》第二巻『ソポクレス』所収、ちくま文庫
『旧約聖書 出エジプト記』関根正雄訳、岩波文庫
神慮との融合による登場人物の人格完成
久保田忠利+中務哲郎編『メナンドロス』第一巻、岩波書店《ギリシア喜劇全集》第五巻
プラウトゥス、テレンティウス『ローマ喜劇集』全五巻、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
偶発事と内心
聖アウグスティヌス『神の国』服部英次郎+藤本雄三訳、岩波文庫、全五冊
第1章2
正義・盛名・冒険
『ローランの歌』佐藤輝夫訳、《中世文学集》第二巻『ローランの歌 狐物語』所収、ちくま文庫
『ハイモンの四人の子ら』岡田公夫訳、国書刊行会《ドイツ民衆本の世界》第五巻(『ルノー・ド・モントーバン』の異型)
『ニーベルンゲンの歌』写本B、相良守峯訳、岩波文庫、全二冊
『ニーベルンゲンの歌』写本C、石川栄作訳、ちくま文庫、全二冊
修道士マルクス『トゥヌクダルスの幻視』千葉敏之訳『西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄』所収、講談社学術文庫
『聖アレクシス伝』神沢栄三訳、《フランス中世文学集》第一巻『信仰と愛と』所収、白水社
ギヨーム・ド・ロリス+ジャン・ド・マン『薔薇物語』篠田勝英訳、ちくま文庫、全二冊
クードレット『西洋中世奇譚集成 妖精メリュジーヌ物語』松村剛訳、講談社学術文庫(ジャン・ダラスの同名作品の韻文版)
コンラート・フォン・ヴュルツブルク『白鳥の騎士』平尾浩三訳『コンラート作品選』所収、郁文堂(『アンティオキアの歌』所収『白鳥の騎士』の異型)
ジュアノット・マルトゥレイ+マルティ・ジュアン・ダ・ガルバ『ティラン・ロ・ブラン』田澤耕訳、岩波文庫、全四冊
歪な魂、誠実さの試練
クレティアン・ド・トロワ『獅子の騎士 フランスのアーサー王物語』菊池淑子訳、平凡社
「オワインまたは泉の女伯爵の物語」森野聡子編訳『ウェールズ語原典訳 マビノギオン』所収、原書房
貞節な愛、不貞な愛
クレティアン・ド・トロワ『ランスロあるいは荷車の騎士』神沢栄三訳、《フランス中世文学集》第二巻『愛と剣と』所収、白水社
トマス・マロリー『アーサー王の死』(ウィンチェスター写本版)中島邦男+小川睦子+遠藤幸子訳、青山社、全二冊
トマス・マロリー『アーサー王物語』(『アーサー王の死』キャクストン版)井村君江訳、筑摩書房、全五冊
ベルール『トリスタン物語』新倉俊一訳、《フランス中世文学集》第一巻『信仰と愛と』所収、白水社
アイルハルト・フォン・オーベルク『トリスタン物語』小澤昭夫訳、《北陸学院短期大学紀要》一九─二〇号(一九八八年)
ブリテンのトマ『トリスタン物語』新倉俊一訳、《フランス中世文学集》第一巻『信仰と愛と』所収、白水社
『トリスタン・イズー物語』ベディエ編、佐藤輝夫訳、岩波文庫
リヒャルト・ヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』高木卓訳『ロオエングリイン トリスタンとイゾルデ』所収、岩波文庫
ドニ・ド・ルージュモン『愛について エロスとアガペ』鈴木健郎+川村二郎訳、平凡社ライブラリー、全二冊
『バビロニアの幽閉塔』森本英夫訳、社会思想社《現代教養文庫》(『フロリスとブランシュフルール』)
ゴットフリート・フォン・シュトラスブルク『トリスタンとイゾルデ』石川敬三訳、郁文堂
敬虔という義務
クレティアン・ド・トロワ『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』天沢退二郎訳、《フランス中世文学集》第二巻『愛と剣と』所収、白水社
リヒャルト・ヴァーグナー『パルジファル』高辻知義訳、音楽之友社《オペラ対訳ライブラリー》
『聖杯の探索 中世フランス語散文物語』天沢退二郎訳、人文書院
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ『パルチヴァール』加倉井粛之+伊藤泰治+馬場勝弥+小栗友一訳、郁文堂
アマディス 完璧さと叛逆と
ガルシ・ロドリゲス・デ・モンタルボ『アマディス・デ・ガウラ』岩根圀和訳、彩流社
第2章
無力な魂
ペトロニウス『サテュリコン 古代ローマの諷刺小説』国原吉之助訳、岩波文庫
アプレイウス『黄金の驢馬』呉茂一+国原吉之助訳、岩波文庫
獣面の悪たれ・人面の悪たれ
『狐物語』鈴木覺+福本直之+原野昇訳、白水社
『狐物語2』鈴木覺+福本直之+原野昇訳、溪水社
ウィリアム・シェイクスピア『新訳 リチャード三世』河合祥一郎訳、角川文庫
ジャン・ラシーヌ『ブリタニキュス』渡邊守章訳、岩波文庫
笑いの名人芸
『ファブリオ 中世フランス風流譚』森本英夫編訳、東洋文化社《メルヘン文庫》
『フランス中世艶笑譚』森本英夫編訳。社会思想社《現代教養文庫》
『フランス中世処世譚』社会思想社《現代教養文庫》
『フランス中世滑稽譚』森本英夫+西澤文昭編訳社会思想社《現代教養文庫》
「ファブリオ名作選」新倉俊一訳、《フランス中世文学集》第三巻『愛と笑いと』所収、白水社
フランソワ・ラブレー《ガルガンチュアとパンタグリュエル》宮下志朗訳、ちくま文庫、全五巻
無道徳な悪漢
『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』会田由訳、岩波文庫
フランシスコ・デ・ケベード『ぺてん師 ドン・パブロスの生涯』竹村文彦訳、『ピカレスク小説名作選』所収、国書刊行会《スペイン中世・黄金世紀文学選集》第六巻
道徳家の悪漢
マテオ・アレマン『グスマン・デ・アルファラーチェの生涯』牛島信明抄訳、桑名一博編『バロックの箱』所収、筑摩書房《澁澤龍彦文学館》第二巻
聖アウグスティヌス『告白』山田晶訳、中公文庫、全三冊
「アベンセラーヘと美しきハリファ姫物語」会田由訳、桑名一博編『バロックの箱』所収、筑摩書房《澁澤龍彦文学館》第二巻
ピカレスク寓意文学
ハンス・ヤーコプ・クリストフェル・フォン・グリンメルスハウゼン『阿呆物語』望月市恵訳、岩波文庫、全三冊
毒婦のドラマ
ダニエル・デフォー『モル・フランダーズ』伊藤龍雄訳、岩波文庫、全二冊
ダニエル・デフォー『ロクサーナ』山本和平訳、《世界文学全集》第一〇巻『ガリヴァ旅行記 ロクサーナ』所収、集英社
アラン=ルネ・ル・サージュ『ジル・ブラース物語』杉捷夫(としお)訳、岩波文庫、全四冊
ヘンリー・フィールディング『ジョウゼフ・アンドルーズ』朱牟田夏雄訳、岩波文庫、全二冊
トバイアス・スモレット『ロデリック・ランダムの冒険』伊藤弘之+竹下裕俊+堀正広+村田倫子+加茂淳一+田畑智司+村田和穂訳、荒竹出版
イアン・ワット『小説の勃興』藤田永祐訳、南雲堂
第3章
ハートブレイク
オウィディウス『ヘーローイデス 女性たちのギリシア神話』高橋宏幸訳、平凡社ライブラリー
『アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙』畠中尚志訳、岩波文庫
『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』沓掛良彦+横山安由美訳、岩波文庫
ギユラーグ伯『ポルトガル文』水野忠敏訳、角川文庫(リルケのドイツ語訳からの重訳)
短篇小説 短さ・一貫性・帰納
ハンス=イェルク・ウター『国際昔話話型カタログ 分類と文献目録』加藤耕義訳、小澤俊夫監修、小澤昔ばなし研究所
ジョヴァンニ・ボッカッチョ『デカメロン』平川祐弘訳、河出文庫、全三冊
ジェフリー・チョーサー『カンタベリ物語』西脇順三郎訳、ちくま文庫、全二冊
ウィリアム・シェイクスピア『シンベリン』小田島雄志訳、白水Uブックス
動機と錯綜
ジラルディ・チンツィオ『百物語(エカトンミーティ)』第三日第七話、望月紀子訳、河島英昭編『ルネサンスの箱』所収、筑摩書房《澁澤龍彦文学館》第一巻
マッテオ・バンデッロ『新奇な物語集』第二巻第九話、同前
ウィリアム・シェイクスピア『新訳 オセロー』河合祥一郎訳、角川文庫
ウィリアム・シェイクスピア『新訳 ロミオとジュリエット』河合祥一郎訳、角川文庫
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『模範小説集』樋口正義+斎藤文子+井尻直志+鈴木正士訳、水声社《セルバンテス全集》第四巻
女性の状況を問う
ティルソ・デ・モリーナ『セビーリャの色事師と石の招客 他一篇』佐竹謙一訳、岩波文庫
モリエール『ドン・ジュアン』鈴木力衛訳、岩波文庫
ロレンツォ・ダ・ポンテ『罰せられた放蕩者、あるいはドン・ジョヴァンニ』河原廣之訳、ユニバーサルアートミュージック《おぺら読本対訳シリーズ》第一四巻
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ドン・キホーテ』前篇、会田由訳、ちくま文庫、全二冊
知性による把握可能性と内心の不透明
フリードリヒ・シラー『ドン・カルロス スペインの王子 シラー戯曲傑作選』青木敦子訳、幻戯書房《ルリユール叢書》
フランソワ=ヨーゼフ・メーリ+カミーユ・デュ・ロークル『ドン・カルロス』河原廣之訳、ユニバーサルアートミュージック《おぺら読本対訳シリーズ》第七一巻
ラ・ファイエット夫人『クレーヴの奥方』永田千奈訳、光文社古典新訳文庫
第4章
テオクリトス『牧歌』古澤ゆう子訳、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
ウェルギリウス『牧歌』小川正廣訳『牧歌 農耕詩』所収、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
ジョン・ミルトン『リシダス』岡沢武訳『英文学の三大哀歌』所収、篠崎書林
トルクァート・タッソ『エルサレム解放』アルフレド・ジュリアーニ編、鷲平京子訳、岩波文庫
エドマンド・スペンサー『妖精の女王』和田勇一+福田昇八訳、ちくま文庫、全四冊
トルクァート・タッソ『愛神の戯れ 牧歌劇アミンタ』鷲平京子訳、岩波文庫
黄金時代
『旧約聖書 天地創造 創世の書』フェデリコ・バルバロ訳、講談社学術文庫
ウィリアム・シェイクスピア『新訳 お気に召すまま』河合祥一郎訳、角川文庫
牧歌的牧人文学と観想的牧人文学
ロンゴス『ダフニスとクロエー』松平千秋訳、岩波文庫
マルシリオ・フィチーノ『恋の形而上学 フィレンツェの人マルシーリオ・フィチーノによるプラトーン『饗宴』注釈』左近寺祥子訳、国文社《アウロラ叢書》
レオーネ・エブレオ『愛の対話』本田誠二訳、平凡社
憔悴した登場人物、脇筋
ヤコポ・サンナザーロ『アルカディア』村瀬有司抄訳、池上俊一監修『原典イタリア・ルネサンス人文主義』所収、名古屋大学出版会
ホルヘ・デ・モンテマヨール『ディアナの七つの書』本田誠二訳『ディアナ物語』所収、南雲堂フェニックス
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ『モナドロジー』清水富雄+竹田篤司訳、『モナドロジー 形而上学叙説』所収、_中公クラシックス
アーサー・ダントー『ありふれたものの変容 芸術の哲学』松尾大訳、慶應義塾大学出版会
英雄的牧人文学
フィリップ・シドニー『アルカディア(初稿)』(全四巻中第二巻まで)山田耕士訳、《言語文化論集》第二巻第一号─第四巻第一号、名古屋大学総合言語センター
フィリップ・シドニー『アーケイディア』礒部初枝+小塩トシ子+川井万里子+土岐知子+根岸愛子訳、九州大学出版会
ロドヴィコ・アリオスト『狂えるオルランド』脇功訳、名古屋大学出版会
内的成熟
ウィリアム・シェイクスピア『新訳 十二夜』河合祥一郎訳、角川文庫
人心の襞
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ガラテーア』本田誠二訳、水声社《セルバンテス全集》第一巻
第5章
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ドン・キホーテ』会田由(ゆう)訳、ちくま文庫、前後篇各二冊
ヘルマン・ブロッホ「長編小説の世界像」入野田眞右訳『H・ブロッホの文学空間』所収、北宋社
ミラン・クンデラ『小説の技法』西永良成訳、岩波文庫
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ヌマンシアの包囲』田尻陽一訳、水声社《セルバンテス全集》第五巻『戯曲集』所収
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『幕間劇』田尻陽一+樋口正義訳、同前
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ペルシーレスとシヒスムンダの冒険』荻内勝之訳、水声社《セルバンテス全集》第七巻
プラウトゥス『ほら吹き兵士』木村健治訳、『ローマ喜劇集』第三巻所収、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
ミゲル・デ・セルバンテス・サベードラ『ドン・キホーテ』前後篇各二冊、会田由訳、ちくま文庫
アロンソ・デ・エルシーリャ『ラ・アラウカーナ』吉田秀太郎訳、大阪外国語大学学術研究双書、全二冊
ギュスターヴ・フローベール『ブヴァールとペキュシェ』菅谷憲興訳、作品社
シャルル・ソレル『フランシヨン滑稽物語』渡辺明正訳、国書刊行会
チャールズ・ディケンズ『ピクウィック・クラブ』北川悌二訳、ちくま文庫、全三冊
第2部
第6章
ヘリオドロスのフォロワーたち
アフラ・ベーン『オルノーコ』土井治訳『オルノーコ 美しい浮気女』所収、岩波文庫
ジャック=アンリ・ベルナルダン・ド・サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』鈴木真生訳、光文社古典新訳文庫
いまここにある繊細な心 リチャードソン『パミラ』
ジャン=ジャック・ルソー『告白』桑原武夫+多田道太郎+樋口謹一訳、岩波文庫、全三冊
アラン=ルネ・ル・サージュ『ジル・ブラース物語』杉捷夫訳、岩波文庫、全四冊
トバイアス・スモレット『ロデリック・ランダムの冒険』伊藤弘之+竹下裕俊+堀正広+村田倫子+加茂淳一+田畑智司+村田和穂訳、荒竹出版
ピエール・ド・マリヴォー『マリヤンヌの生涯』佐藤文樹訳、岩波文庫、全四冊
シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『ペルシア人の手紙』田口卓臣訳、講談社学術文庫
アベ・プレヴォ『クリーヴランド物語』より「ブリッジの物語 改革派の楽園建設」永見文雄訳、『哲学者たちのユートピア』所収、岩波書店《ユートピア旅行記叢書》第一一巻
サミュエル・リチャードソンは『パミラ、あるいは淑徳の報い』原田範行訳、研究社《英国十八世紀文学叢書》第一巻
ヘンリー・フィールディング『シャミラ』能口盾彦訳、朝日出版社
ドニ・ディドロ「リチャードソン頌」小波瀬卓三+鷲見洋一訳、《ディドロ著作集》第四巻『美学・美術 付 研究論集』所収、法政大学出版局
内心の力の悲劇 『クラリッサ』
ウィリアム・ホガース『ホガースの銅版画 英国の世相と諷刺』森洋子編、岩崎美術社《双書美術の泉》第四八巻
サミュエル・リチャードソン『クラリッサ』渡辺洋訳、北海道大学学術成果コレクション、https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/html/2115/76756/clarissa.pdf
シモーヌ・ヴェイユ「偶然」田辺保訳『重力と恩寵』所収、ちくま学芸文庫
主観的概念記法体系 『ジュリーあるいは新エロイーズ』
ジャン=ジャック・ルソー『新エロイーズ』安士正夫訳、岩波文庫、全四冊
第7章1
『トム・ジョウンズ』 人間喜劇と作者の地位向上
ヘンリー・フィールディング『ジョウゼフ・アンドルーズ』朱牟田夏雄訳、岩波文庫、全二冊
アリストテレス『詩学』三浦洋訳、光文社古典新訳文庫
ホラティウス『書簡詩』高橋宏幸訳、講談社学術文庫
伝ロンギノス「崇高について」戸高和弘訳、『古代文芸論集』所収、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
フランソワ・フェヌロン『テレマックの冒険』朝倉剛訳、現代思潮社《古典文庫》第二六─二七巻
ヘンリー・フィールディング『トム・ジョウンズ』朱牟田夏雄訳、岩波文庫、全四冊
遊戯小説 『トリストラム・シャンディ』と『運命論者ジャック』
ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』朱牟田夏雄訳、岩波文庫、全三冊
ジョナサン・スウィフト『桶物語・書物戦争 他一篇』深町弘三訳、岩波文庫
イヴァン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャロフ『オブローモフ』米川正夫訳、岩波文庫
ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』王寺賢太+田口卓臣訳、白水社
『ガラン版 千一夜物語』西尾哲夫訳、岩波書店、全六冊
ロベール・シャール『フランス名婦伝』松崎洋訳、水声社
第7章2
ホレス・ウォルポール『オトラントの城』井手弘之訳、国書刊行会《ゴシック叢書》第二七巻
エドマンド・バーク『崇高と美の起源』大河内昌訳、平凡社ライブラリー
アン・ラドクリフ『ユドルフォ城の怪奇』三馬志伸訳、作品社、全二冊
マシュー・グレゴリー・ルイス『マンク』井上一夫訳、国書刊行会
ピエール・アンブロワーズ・フランソワ・ショデルロ・ド・ラクロ『危険な関係』竹村猛訳、角川文庫
第8章
情熱と孤独のあいだ
トバイアス・スモレット『ハンフリー・クリンカー』長谷安生訳、私家版、全二冊
オリヴァー・ゴールドスミス『ウェイクフィールドの牧師 むだばなし』小野寺健訳、岩波文庫
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』柴田翔訳、ちくま文庫
洗練と嘘くささ
ジャン=フランソワ・マルモンテル『インカ帝国の滅亡』湟野ゆり子抄訳、岩波文庫
フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン『アタラ ルネ』高橋昌久訳、京緑社
スタール夫人『コリンナ 美しきイタリアの物語』佐藤夏生訳、国書刊行会
クセノポン『キュロスの教育』松本仁助訳、京都大学学術出版会《西洋古典叢書》
ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』山田蘭訳、角川文庫
ヴォルテール「ミクロメガス 哲学的物語」「ザディーグまたは運命 東洋の物語」「カンディードまたは最善説(オプティミスム)」植田祐次訳『カンディード 他五篇』所収、岩波文庫
サミュエル・ジョンソン『幸福の探求 アビニシアの王子ラセラスの物語』朱牟田夏雄訳、岩波文庫
クリストフ・マルティン・ヴィーラント『アブデラ人物語』上西川原章+瀬戸洋訳、高科書店
ヘルダーリン『ヒュペーリオン ギリシアの隠者』青木誠之訳、ちくま文庫
愛の神格化とそれにたいする批判
フリードリヒ・シュレーゲル『ルツィンデ 他三篇』竹田利勝訳、幻戯書房《ルリユール叢書》
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『親和力』柴田翔訳、講談社文芸文庫
バンジャマン・コンスタン『アドルフ』中村佳子訳、光文社古典新訳文庫
フランソワ・ド・ラ・ロシュフーコー『運と気まぐれに支配される人たち ラ・ロシュフコー箴言集』吉川浩訳、角川文庫
第3部
第9章
シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー『法の精神』野田良之+稲本洋之助+上原行雄*田中治男*三辺博之+横田地弘訳、岩波文庫、全三冊
アダム・ファーガスン『市民社会史論』天羽康夫+青木裕子訳、京都大学学術出版会《近代社会思想コレクション》第二二巻
ジャン=ジャック・ルソー『人間不平等起源論』中山元訳、光文社古典新訳文庫
ニコラ・ド・コンドルセ『人間精神進歩史』渡辺誠訳、岩波文庫、全二冊
ゴットフリート・フォン・ヘルダー『人間性形成のための歴史哲学異説』小栗浩+七字慶紀訳、《世界の名著》第三八巻『ヘルダー ゲーテ』所収、中公バックス
エドマンド・バーク『フランス革命についての省察』二木麻里訳、光文社古典新訳文庫
バンジャマン・コンスタン『近代人の自由と古代人の自由 征服の精神と簒奪 他一篇』堤林剣+堤林恵訳、岩波文庫
ヴィルヘルム・フォン・フンボルト『国家活動の限界』西村稔編訳、京都大学学術出版会《近代社会思想コレクション》第二六巻
シャルル・フーリエ『四運動の理論』巖谷國士訳、現代思潮新社《古典文庫》、第三四、三九巻
サン=シモン『産業者の教理問答』森博訳『サン・シモン著作集』第五巻所収、恒星社厚生閣
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル『美学講義』長谷川宏訳、作品社、全三冊
チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』中野好夫訳、新潮文庫、全四冊
エミリ・ブロンテ『嵐が丘』永川玲二訳、集英社文庫
小説の叙事詩的転機
ハインリヒ・フォン・クライスト『ミヒャエル・コールハース チリの地震 他一篇』山口裕之訳、岩波文庫
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『ファウスト』池内紀訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、全二冊
ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』大津康訳、岩波文庫
ウォルター・スコット『ウェイヴァリー あるいは六十年前の物語』佐藤猛郎訳、万葉舎、全三冊
ウォルター・スコット『ミドロジアンの心臓 ディーンズ姉妹の生涯』玉木次郎訳、岩波文庫、全三冊
ヴィクトル・ユゴー『ルクレツィア・ボルジア』杉山正樹訳、『クロムウェル・序文 エルナニ』所収、潮出版社《ヴィクトル・ユゴー文学館》第一〇巻
サルヴァトーレ・カンマラーノ『イル・トロヴァトーレ』とよしま洋訳、アウラ・マーニャ/イタリアオペラ出版《イタリアオペラ対訳双書》第二一巻
オノレ・ド・バルザック「「人間喜劇」序」中島健蔵訳、筑摩書房《筑摩世界文學大系》第二八巻『バルザックⅠ』所収
歴史の進歩
アレッサンドロ・マンゾーニ『いいなづけ 17世紀ミラーノの物語』平川祐弘訳、河出文庫、全三冊
フランソワ・ギゾ『ヨーロッパ文明史 ローマ帝国の崩壊よりフランス革命にいたる』安士正夫訳、みすず書房
気高さを異国に求める
ジェイムズ・フェニモア・クーパー『モヒカン族の最後』犬飼和雄訳、ハヤカワ文庫、全二冊
スタンダール『イタリア年代記』#訳、人文書院『スタンダール全集』第六巻所収
ラマルティーヌ『若き日の夢 グラツィエッラ』桜井成夫訳、角川文庫
アレクサンドル・セルゲイェヴィチ・プーシキン『エヴゲーニイ・オネーギン』木村彰一訳、講談社文芸文庫
ミハイル・ユーリエヴィチ・レールモントフ『現代の英雄』高橋知之訳、光文社古典新訳文庫
レフ・ニコライェヴィチ・トルストイ『コサック 一八五二年のコーカサス物語』乗松享平訳、光文社古典新訳文庫
プロスペル・メリメ『カルメン コロンバ』平岡篤頼訳、講談社文芸文庫
目立たぬ人々の気高さ
チャールズ・ディケンズ『オリバー・ツイスト』北川悌二訳、角川文庫、全二冊
チャールズ・ディケンズ『リトル・ドリット』小池滋訳、ちくま文庫、全四冊
フェミニズム的理想論
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』吉田健一訳、集英社文庫
ジョルジュ・サンド『魔の沼』杉捷夫訳、岩波文庫
ジョルジュ・サンド『愛の妖精』篠沢秀夫訳、中公文庫
ジョルジュ・サンド『棄子のフランソワ』長塚隆二訳、角川文庫
ジョルジュ・サンド『魔の沼』杉捷夫訳、岩波文庫、全二冊
ジョルジュ・サンド『モープラ 男を変えた至上の愛』小倉和子訳、藤原書店《ジョルジュ・サンド セレクション》第一巻
アン・ブロンテ『ワイルドフェル・ホールの住人』山口弘恵訳、みすず書房《ブロンテ全集》第九巻
異例の人・堕天使・悪魔
『バルザック全集』東京創元社、全二六巻
オノレ・ド・バルザック『田舎医者』新庄嘉章+平岡篤頼訳、同前第四巻所収
オノレ・ド・バルザック『ツールの司祭 赤い宿屋』水野亮訳、岩波文庫
オノレ・ド・バルザック『従妹ベット』平岡篤頼訳、新潮文庫、全二冊
オノレ・ド・バルザック『シャベール大佐』川口篤+石井晴一訳、創元ライブラリ《バルザック選集》第一巻
オノレ・ド・バルザック『暗黒事件』柏木隆雄訳、ちくま文庫《バルザック・コレクション》
オノレ・ド・バルザック『ニュシンゲン銀行 偽装倒産物語』吉田典子訳、『金融小説名篇集』所収、藤原書店《バルザック「人間喜劇」セレクション》第七巻
オノレ・ド・バルザック『サラジーヌ 他三篇』芳川泰久訳、岩波文庫
オノレ・ド・バルザック『十三人組物語』西川祐子訳、藤原書店《バルザック「人間喜劇」セレクション》第三巻
オノレ・ド・バルザック『ラブイユーズ』国分俊宏訳、光文社古典新訳文庫
オノレ・ド・バルザック『幻滅 メディア戦記』野崎歓+青木真紀子訳、藤原書店《バルザック「人間喜劇」セレクション》第四─五巻
ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ『危険な関係』竹村猛訳、角川文庫
マルキ・ド・サド『ジュスチーヌ物語又は美徳の不幸』佐藤晴夫訳、未知谷
マルキ・ド・サド『ジュリエット物語又は悪徳の栄え』佐藤晴夫訳、未知谷
メアリ・ウルストンクラフト・シェリー『フランケンシュタイン』田内志文訳、角川文庫
ジョン・ミルトン『失楽園』平井正穂訳、岩波文庫、全二冊
プルタルコス『プルターク英雄伝』河野与一訳、岩波文庫、全一二冊
オノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』博多かおる訳、野崎歓編『バルザック』所収、集英社文庫ヘリテージシリーズ《ポケットマスターピース》第三巻
オノレ・ド・バルザック『娼婦の栄光と悲惨 悪党ヴォートラン最後の変身』飯島耕一訳、藤原書店《バルザック「人間喜劇」セレクション》第八─九巻
理想論の頂点
アレクサンドル・デュマ父『モンテ・クリスト伯』西永良成訳、平凡社ライブラリー、全五冊
ウジェーヌ・シュー『パリの秘密』江口清訳、集英社《COMPACT BOOKS》、全四冊
ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』西永良成訳、平凡社ライブラリー、全五冊
ヴィクトル・ユゴー『ノートル=ダム・ド・パリ』辻昶+松下和則訳岩波文庫、全二冊
第10章
アイロニー派
スタンダール『パルムの僧院』大岡昇平訳、新潮文庫、全二冊
スタンダール『アルマンス』小林正+冨永明夫訳、人文書院《スタンダール全集》第五巻
スタンダール『赤と黒』野崎歓訳、光文社古典新訳文庫、全二冊
エマニュエル・ド・ラス・カーズ『セント=ヘレナ覚書』小宮正弘編訳、潮出版社
ウィリアム・メイクピース・サッカリー『バリー・リンドン』深町眞理子訳、角川文庫
ジャコモ・カサノヴァ『カサノヴァ回想録』窪田般彌訳、河出文庫、全一二冊
ヘンリー・フィールディング『大盗ジョナサン・ワイルド伝』山栄真訳、集英社《世界文学全集》第六巻『ケベード ル・サージュ フィールディング』所収
ウィリアム・メイクピース・サッカリー『虚栄の市』中島賢二訳、岩波文庫、全四冊
感情移入派(一)
ジェイン・オースティン『エマ』阿部知二訳、中公文庫
ジェイン・オースティン『高慢と偏見』大島一彦訳、中公文庫
ジェイン・オースティン『説得』廣野由美子訳、光文社古典新訳文庫
平静と軽蔑と
ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』山田𣝣訳、河出文庫
ギュスターヴ・フローベール『サラムボー』中條屋進訳、岩波文庫、全二冊
ギュスターヴ・フローベール「素朴なひと」谷口亜沙子訳『三つの物語』所収、光文社古典新訳文庫
ギュスターヴ・フローベール『感情教育』山田𣝣訳、河出文庫、全二冊
ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説』前田敬作+今村孝+西井武+山中知子訳、平凡社ライブラリー、全四冊
サルヴァトーレ・カンマラーノ『ランメルモールのルチア』伊那英二訳、平凡社《オペラ全集》第六巻『ドニゼッティ ヴェルディ J・シュトラウス』所収
未来の哲学と現在の悲惨
カール・マルクス『資本論』中山元訳、日経BPクラシックス、全四冊
オーギュスト・コント『実証的精神論』田辺寿利訳、岩波文庫
アルトゥール・ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』正篇、西尾幹二訳、中公クラシックス、全三冊
アルトゥール・ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』続篇、塩屋竹男+岩波哲男+有田潤飯島宗享+訳、白水社《ショーパンハウアー全集》第五─七巻
アルトゥール・ショーペンハウアー『哲学小品集』有田潤+金森誠也*生松敬三+木田元+大内惇+秋山英夫訳、白水社《ショーパンハウアー全集》第一〇─一四巻
チャールズ・ダーウィン『種の起源』渡辺政隆訳、光文社古典新訳文庫、全二冊
エミール・ゾラ『テレーズ・ラカン』小林正訳、岩波文庫、全二冊
エミール・ゾラ《ルーゴン=マッカール叢書》論創社、全一五冊
エミール・ゾラ『パスカル博士』同前
エミール・ゾラ《「ルーゴン=マッカール叢書」セレクション》本の友社、全一五冊
ゴンクール兄弟『ジェルミニィ・ラセルトゥウ』大西克和訳、岩波文庫
エミール・ゾラ『居酒屋』古賀照一訳、新潮文庫
エミール・ゾラ『ジェルミナール』河内清訳、中公文庫、全二冊
感情移入派(二)
ヘンリー・ジェイムズ『デイジー・ミラー』小川高義訳、新潮文庫
ヘンリー・ジェイムズ『ある婦人の肖像』行方昭夫訳、岩波文庫、全三冊
ヘンリー・ジェイムズ『大使たち』青木次生訳、岩波文庫、全二冊
ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』青木次生訳、講談社文芸文庫、全二冊
ヘンリー・ジェイムズ『金色の盃』青木次生訳、講談社文芸文庫、全二冊
チャールズ・テイラー『自我の源泉 近代的アイデンティティの形成』下川潔+桜井徹+田中智彦訳、名古屋大学出版会
第11章
思慮分別を身につける
クリストフ・マルティン・ヴィーラント『アガトン物語』義則孝夫訳、私家版
カール・フィリップ・モーリッツ『アントン・ライザー 心理小説』大澤峯雄訳、同学者
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』山崎章甫訳、岩波文庫、全三冊
フリードリヒ・シュレーゲル「ゲーテの『マイスター』について」山本定祐訳『ロマン派文学論』所収、冨山房百科文庫第一七巻
ゴットフリート・ケラー『緑のハインリヒ』伊藤武雄訳、岩波文庫、全四冊
ジョージ・エリオット『ミドルマーチ』廣野由美子訳、光文社古典新訳文庫、全四冊
アビラの聖テレサ『聖テレジア完徳の道』カルメル会訳、岩波文庫
純朴さを讃えて
レフ・ニコライェヴィチ・トルストイ『戦争と平和』望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、全六冊
レフ・ニコライェヴィチ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、全三冊
無限小の優美さ
アーダルベルト・シュティフター『男やもめ 他一篇』加藤一郎訳、岩波文庫
アーダルベルト・シュティフター『ブリギッタ 森の泉 他一篇』宇多五郎+高安国世訳、岩波文庫
アーダルベルト・シュティフター「石灰石」高木久雄訳、『石さまざま』上巻所収、松籟社《シュティフター・コレクション》第一巻
アーダルベルト・シュティフター「電気石」田口義弘訳、同前
アーダルベルト・シュティフター『晩夏』藤村宏訳、ちくま文庫、全二冊
アーダルベルト・シュティフター「アプディアス」高木久雄訳、『習作集』第二分冊所収、松籟社《シュティフター作品集》第二巻
アーダルベルト・シュティフター『ヴィティコー』谷口泰訳、書肆風の薔薇(水声社)
テオドール・フォンターネ『シュテヒリン湖』立川洋三訳、白水社
テオドール・フォンターネ『罪なき罪 エフィ・ブリースト』加藤一郎訳、岩波文庫、全二冊
テオドール・フォンターネ『嵐の前』恒吉法海訳、九州大学学術情報リポジトリ、https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4067383/vordemsturm.pdf
テオドール・フォンターネ『北の海辺』立川洋三訳、晶文社
テオドール・フォンターネ『セシールの秋』立川洋三訳、三修社
自律への叛逆
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー『罪と罰』米川正夫訳、角川文庫、全二冊
イヴァン・セルゲイェヴィチ・トゥルゲーネフ『父と子』工藤精一郎訳、新潮文庫
ニコライ・ガヴリロヴィチ・チェルヌィシェフスキー『何をなすべきか』金子幸彦訳、岩波文庫、全二冊
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー『悪霊』亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫、全三冊+別巻一
ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』望月哲男+鈴木淳一訳、ちくま学芸文庫
ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの創作の問題』桑野隆訳、平凡社ライブラリー
フランソワ・モーリアック『小説と作中人物』川口篤訳、ダヴィッド社《現代小説作法》
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー『白痴』望月哲男訳、河出文庫、全三冊
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫、全五冊
アンドレ・ブルトン『超現実主義宣言』生田耕作訳、中公文庫
狂気に瀕した繊細な魂
ベニート・ペレス・ガルドス『フォルトゥナータとハシンタ』浅沼澄訳、水声社、全二冊
クラリン(レオポルド・アラス)『ラ・レヘンタ』東谷頴人訳、白水社
エミリア・パルド・バサン『ウリョーアの館』大楠栄三訳、現代企画室《ロス・クラシコス》第六巻
オノレ・ド・バルザック『純愛 ウジェニー・グランデ』竹村猛訳、角川文庫
チャールズ・ディケンズ『大いなる遺産』佐々木徹訳、河出文庫、全二冊
モリエール『タルチュフ』鈴木力衛訳、岩波文庫
運命、力、そして内心の懊悩
トマス・ハーディ『帰郷』大澤衛訳、新潮文庫、全二冊
エッサ・デ・ケイロース『マイア家の人々』尾河直哉訳(未完)、《流通經濟大學論集》第四八巻第二号─第五二巻第四号、《流通経済大学流通情報学部紀要》第一八巻第二号、第二一巻第一号、第二二巻第二号、《流通経済大学社会学部論叢》第二六巻第一号
クロード・ベルナール『実験医学序説』三浦岱栄訳、岩波文庫
ジョン・ステュアート・ミル『功利主義論』中山元訳、日経BPクラシックス
アレクサンドル・デュマ息子(フィス)『椿姫』西永良成訳、角川文庫
ボレスワフ・プルス『人形』関口時正訳、未知谷《ポーランド文学古典叢書》第七巻
成熟?
アントニー・トロロープ《バーセットシャー年代記》木下義貞訳、開文社出版、全七冊
第4部
第12章
アレクシ・ド・トクヴィル『アメリカの民主政治』井伊玄太郎訳、講談社学術文庫、全三冊
芸術崇拝、歴史の終焉
ノヴァーリス『青い花』今泉文子訳、ちくま文庫
やるせない孤立者
イェンス・ピータ・ヤコブセン『ニルス・リューネ』奥山裕介訳、幻戯書房《ルリユール叢書》
ルードヴィヒ・フォイエルバッハ『キリスト教の本質』船山信一訳、岩波文庫、全二冊
ジョアキン・マリア・マシャード・ジ・アシス『ドン・カズムッホ』武田千香訳、光文社古典新訳文庫
回心者と背徳者
フリードリヒ・ニーチェ『悲劇の誕生』西尾幹二訳、中公クラシックス
フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』佐々木中訳、河出文庫
ジョリス=カルル・ユイスマンス『彼方』田辺貞之助訳、創元推理文庫
ジョリス=カルル・ユイスマンス『さかしま』澁澤龍彦訳、河出文庫
ジョリス=カルル・ユイスマンス『出発』田辺貞之助訳、光風社出版
ジョリス=カルル・ユイスマンス『大伽藍 神秘と荘厳の聖堂讃歌』出口裕弘訳、平凡社ライブラリー
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』仁木めぐみ訳、光文社古典新訳文庫
アンドレ・ジッド『地の糧』今日出海訳、新潮文庫
アンドレ・ジッド『背徳の人』二宮正之訳、ちくま文庫
孤独と芸術的資質
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、全一三冊
アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』野崎歓訳、光文社古典新訳文庫
疲れた心、溢れ出す言葉
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』丸谷才一+永川玲二+高松雄一訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、全四冊
身近な人に面喰らう
ヴァルター・ベンヤミン「物語作者 ニコライ・レスコフの作品についての考察」三宅晶子訳、浅井健二郎編『エッセイの思想』所収、ちくま学芸文庫《ベンヤミン・コレクション》第二巻
イタロ・ズヴェーヴォ『ゼーノの意識』堤康徳訳、岩波文庫、全二冊
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』丹治愛訳、集英社文庫
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』御輿哲也訳、岩波文庫
ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』高橋正雄訳、講談社文芸文庫
アーネスト・ヘミングウェイ『武器よさらば』金原瑞人訳、光文社古典新訳文庫、全二冊
アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』高見浩訳、新潮文庫、全二冊
ヘルマン・ブロッホ『ウェルギリウスの死』川村二郎訳、あいんしゅりっと、全二冊
サミュエル・ベケット『モロイ』宇野邦一訳、河出書房新社
ナタリー・サロート『トロピスム』菅野昭正訳、『現代フランス文学13人集』第二巻所収
フォード・マドックス・フォード《パレーズ・エンド》、高津昌宏訳、論創社、全四冊
アルフレート・デーブリーン『ベルリンアレクサンダー広場 フランツ・ビーバーコプフの物語』小島基訳、ぷねうま舎
知的空想
トーマス・マン『魔の山』高橋義孝訳、新潮文庫、全二冊
トーマス・マン『ファウスト博士』関泰祐+関楠雄訳、岩波文庫、全三冊
オノレ・ド・バルザック『ルイ・ランベール』私市保彦訳、『神秘の書』所収、水声社
ロベルト・ムージル『特性のない男』加藤二郎訳、松籟社《ムージル著作集》第一─六巻
わけのわからない現実
フランツ・カフカ『訴訟』丘沢静也訳、光文社古典新訳文庫
フランツ・カフカ『城』池内紀訳、白水Uブックス《カフカ・コレクション》
フランツ・カフカ「皇帝の使者」池内紀訳『断食芸人』所収、白水Uブックス《カフカ・コレクション》
アンドレ・ブルトン『ナジャ』巖谷國士訳、岩波文庫
ルイジ・ピランデルロ『生きていたパスカル』米川良夫訳、福武文庫
ブルーノ・シュルツ『ブルーノ・シュルツ全小説』工藤幸雄編訳、平凡社ライブラリー
ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』法木綾子訳、群像社ライブラリー、全二冊
ジャン・ジオノ『世界の歌』山本省訳、河出書房新社
ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』直野敦訳、法政大学出版局
イスマイル・カダレ『誰がドルンチナを連れ戻したか』平岡敦訳、白水社
アレホ・カルペンティエル『この世の王国』木村榮一+平田渡訳、水声社《叢書アンデスの風》
ミシェル・トゥルニエ『魔王』植田祐次訳、みすず書房、全二冊
ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』高本研一訳、集英社文庫、全三冊
ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』若島正訳、新潮文庫
トマス・ピンチョン『重力の虹』佐藤良明訳、新潮社《トマス・ピンチョン全小説》
サルマン・ルシュディ(ラシュディ)『悪魔の詩(うた)』五十嵐一、プロモーションズ・ジャンニ、全二冊
トニ・モリスン『ソロモンの歌』金田真澄訳、ハヤカワepi文庫
トニ・モリスン『ビラヴド』吉田迪子訳、ハヤカワepi文庫
ガブリエル・ガルシア・マルケス『コレラの時代の愛』木村榮一、新潮社《ガルシア=マルケス全小説》
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』木村榮一、平凡社ライブラリー
イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』脇功訳、白水Uブックス
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』河島英昭訳、東京創元社、全二冊
ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』藤村昌昭訳、文春文庫、全二冊
マリオ・バルガス・リョサ『フリアとシナリオライター』野谷文昭訳、河出文庫
ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』坂詰治男訳、水声社《フィクションの楽しみ》
多元論
ラルフ・ウォルドー・エマソン「自己信頼」酒本雅之訳『エマソン論文集』上巻所収、岩波文庫
ハーマン・メルヴィル『白鯨』富田彬訳、角川文庫、全二冊
ハーマン・メルヴィル『書記バートルビー 漂流船』牧野有通訳、光文社古典新訳文庫
シオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』大久保康雄訳、新潮文庫、全二冊
フランシス・スコット・フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』村上春樹訳、中央公論新社《村上春樹翻訳ライブラリー》
アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』天沢退二郎訳、岩波文庫
カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』村上春樹訳、新潮文庫
リチャード・ライト『ネイティヴ・サン アメリカの息子』上岡伸雄訳、新潮文庫
ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』増田義郎訳、中公文庫
ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』夏来健次訳、創元推理文庫
カール・マイ『ヴィネトゥの冒険 アパッチの若き勇者』山口四郎訳、筑摩書房、全二冊
エドガー・ライス・バロウズ『類猿人ターザン』高橋豊訳、ハヤカワ文庫
ジョウゼフ・コンラッド『闇の奥』黒原敏行訳、光文社古典新訳文庫
アイリス・マードック『ブラック・プリンス』鈴木寧訳、講談社
ジョン・アップダイク『ラビット・アングストローム』井上謙治訳、新潮社、全二冊
グレアム・グリーン『権力と栄光』斎藤数衛訳、ハヤカワepi文庫
ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』鈴木道彦訳、人文書院
アルベール・カミュ『転落』前山悠訳、光文社古典新訳文庫
カミロ・ホセ・セラ『パスクアル・ドゥアルテの家族』有本紀明訳、講談社
三島由紀夫『仮面の告白』新潮文庫
ハインリヒ・ベル『アダムよ、おまえはどこにいた』小松太郎訳、講談社文庫
ハインリヒ・ベル『女のいる群像』尾崎宏次訳、早川書房《ハヤカワ・リテラチャー》
ケルテース・イムレ『運命ではなく』岩崎悦子訳、国書刊行会
J・M・クッツェー『恥辱』鴻巣友季子訳、ハヤカワepi文庫
ルイ=フェルディナン・セリーヌ『夜の果てへの旅』生田耕作訳、中公文庫、全二冊
レーモン・クノー『地下鉄のザジ』久保昭博訳、水声社《レーモン・クノー・コレクション》第一〇巻
フィリップ・ソレルス『女たち』鈴木創士訳、河出文庫、全二冊
ピエール・ミション『小さき人びと 折々の肖像』千葉文夫訳、水声社《フィクションの楽しみ》
ミシェル・ウエルベック『素粒子』野崎歓訳、ちくま文庫
ヤロスラフ・ハシェク『兵士シュヴェイクの冒険』栗栖継訳、岩波文庫、全四冊
ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』千野栄一訳、集英社文庫
ボフミル・フラバル『わたしは英国王に給仕した』阿部賢一訳、河出文庫
ドニ・ディドロ『ラモーの甥』本田喜代治+平岡昇訳、岩波文庫
トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥 最後の古き佳きウィーンびと』岩下真好訳、音楽之友社
イヴリン・ウォー『一握の塵』奥山康治監訳、彩流社
ジュリアン・バーンズ『フローベールの鸚鵡』斎藤昌三訳、白水Uブックス
イアン・マキューアン『黒い犬』宮脇孝雄訳、早川書房
ジョン・ドス・パソス『U.S.A.』並河亮訳、新潮文庫、全六冊
フィリップ・ロス『ポートノイの不満』宮本陽吉訳、集英社文庫
ドン・デリーロ『ホワイトノイズ』都甲幸治+日吉信貴訳、水声社《フィクションの楽しみ》
マルグリット・ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』多田智満子訳、白水社
ソーントン・ワイルダー『三月十五日 カエサルの最期』志内一興訳、みすず書房
ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ『山猫』小林惺訳、岩波文庫
エルンスト・ユンガー『エウメスヴィル あるアナークの手記』田尻三千夫訳、月曜社《叢書・エクリチュールの冒険》
アントニア・S・バイアット『抱擁』栗原行雄訳、新潮文庫、全二冊
ペネロピ・フィツジェラルド『青い花』(冒頭第一五章まで)高橋優訳、《外国文学》第六〇─六二号、宇都宮大学外国文学研究会
ロジェ・マルタン・デュ・ガール『ジャン・バロワ』山内義雄訳、白水社
ジュール・ロマン『十月六日』『キネットの犯罪』『幼き戀』『パリのエロス』川崎竹一訳、三笠書房《現代世界文学全集》第二─三巻所収
ジュール・ロマン『ヴェルダン』山内義雄訳、新潮社《現代世界文学全集》第三三巻所収
イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』野崎歓+平岡敦訳、白水社
ジョン・ゴールズワージー『財産家 フォーサイト家の物語』臼田昭訳、国書刊行会《ヒロインの時代》
ジョン・ゴールズワージー『りんごの木 人生の小春日和』河野一郎訳、岩波文庫
ジョン・ゴールズワージー『裁判沙汰』小稲義男+小栗敬三+沢崎九二三訳、本の友社
ジョン・ゴールズワージー『貸家』同前
ジョン・ゴールズワージー『フォーサイト家物語』臼田昭+石田英二+井上宗次訳、角川文庫、全三冊
アーノルド・ベネット『二人の女の物語』小山東一訳、岩波文庫、全三冊
エドワード・モーガン・フォースター『インドへの道』小野寺健訳、河出文庫
ドリス・レッシング『黄金のノート』市村博彬訳、エディ・フォア
ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』黒原敏行訳、ハヤカワepi文庫、全二冊
ソール・ベロウ『ハーツォグ』宇野利泰訳、ハヤカワ文庫、全二冊
ハンス・ファラダ『ベルリンに一人死す』赤根洋子訳、みすず書房
ヨーゼフ・ロート『ラデツキー行進曲』平田達治訳、岩波文庫、全二冊
マーライ・シャーンドル『灼熱』平野卿子訳、集英社
ボリス・パステルナーク『ドクトル・ジヴァゴ』工藤正廣訳、未知谷
アレクサンドル・ソルジェニーツィン『煉獄のなかで』木村浩+松永緑弥訳、新潮文庫、全二冊
ヴァシリー・グロスマン『人生と運命』齋藤紘一訳、みすず書房、全三冊
チヌア・アチェベ『崩れゆく絆』粟飯原文子訳、光文社古典新訳文庫
V・S・ナイポール『暗い河』小野寺健訳、TBSブリタニカ
ナギーブ・マフフーズ《カイロ三部作》塙治夫訳、国書刊行会、全三冊
蘇童『妻妾成群 紅夢』千野拓政訳、《季刊中国現代小説》第一巻第二〇号
タハル・ベン・ジェルーン『砂の子ども』菊池有子訳、紀伊國屋書店
アミン・マアルーフ『レオ・アフリカヌスの生涯 地中海世界の偉大な旅人』服部伸六訳、リブロポート
結びの歌
エーリヒ・アウエルバッハ『ミメーシス ヨーロッパ文学における現実描写』篠田一士+川村二郎訳、ちくま学芸文庫、全二冊
参考文献(含再掲)
ルイ・デュモン『個人主義論考 近代イデオロギーについての人類学的展望』渡辺公三+浅野房一訳、言叢社
チャールズ・テイラー『自我の源泉 近代的アイデンティティの形成』下川潔+桜井徹+田中智彦訳、名古屋大学出版会
ピエール・マナン『自由主義の政治思想』高橋誠+藤田勝次郎訳、新評論
ツヴェタン・トドロフ『批評の批評 研鑽のロマン』及川馥+小林文生訳、法政大学出版局《叢書ウニベルシタス》第三四四巻
アラン・フィンケルクロート『愛の知恵』磯本輝子+中嶋公子訳、法政大学出版局《りぶらりあ叢書》
ジャン=マリー・シェフェール『なぜフィクションか? ごっこ遊びからバーチャルリアリティまで』久保昭博訳、慶應義塾大学出版会
マテイ・カリネスク『モダンの五つの顔 モダン・アヴァンギャルド・デカダンス・キッチュ・ポストモダン』富山英俊, 栂正行訳、せりか書房
アントワーヌ・コンパニョン『近代芸術の五つのパラドックス』中地義和訳、水声社《叢書言語の政治》第一二巻
アントワーヌ・コンパニョン『文学をめぐる理論と常識』中地義和+吉川一義訳、岩波書店
ウェイン・C・ブース『フィクションの修辞学』米本弘一+服部典之+渡辺克昭訳、水声社《叢書 記号学的実践》第一三巻
ジェラール・ジュネット『物語のディスクール 方法論の試み』花輪光+和泉涼一訳、水声社《叢書 記号学的実践》第二巻
ルカーチ・ジェルジ『小説の理論』原田義人+佐々木基一訳、ちくま学芸文庫
イアン・ワット『小説の勃興』藤田永祐訳、南雲堂
ミラン・クンデラ『小説の技法』西永良成訳、岩波文庫
トニー・タナー『姦通の文学 契約と違犯 ルソー・ゲーテ・フロベール』高橋和久+御輿哲也訳、朝日出版社《思考の饗応》第三巻
エルンスト・ロベルト・クルツィウス『バルザック論』小竹澄栄訳、みすず書房
最後まで観てくれてありがとう。びっくりした?