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アラサーは日本酒でキレイになりたい|Osakeテラピースクール参加レポ②

ねえ、お酒を飲みつつキレイになれたら、これほど嬉しいこたぁないですよね?

そういう話、昨日聞いてきました。
特別に、こっそりみなさんにも教えますね。こっそり。

というのも、Osakeテラピースクールの第2回目が昨日あり、テーマが「美容、料理との相性」だったのです。

ちなみに、第1回目のレポはこちら。

第2回 美容、料理との相性

今回のスクールも盛りだくさん。

前半では、日本酒が持つ美容効果あれこれ、そして後半では、温度による日本酒の味の違い、食事との相性などを教えてもらいました。

かすといえど、超有能な「酒かす」

開始早々、先生がひとこと「みなさん、酒かすパックってやったことありますか?」と。

(え、ないよ普通に。めんどくさそうだし。)

と、そもそも酒かすに興味がなかった私が、心の中でそう答えるやいなや、酒かすパック(実物)を持ってきてくれるスタッフさんたち。

「きっとなかなかないと思うので、今日やってみましょう!」って。

ほんと、このスクールはなんでもやらせてくれる…ホロリ

酒かすパックって、塗って10~15分ほど放置すると、お肌がしっとり保湿されるのだとか…

作り方も簡単で、酒かす100gに水50ccくらいを、ミキサーでしっかり攪拌させるだけ。

ただ、水は一度に入れず、少しずつ足していくのがポイント。固すぎるとのびないし、緩すぎると垂れてきてしまうので、様子をみて要調整です。

ちなみに、板状の酒かすを使う場合は、先にレンチンしてからやるとやりやすいそうです。

なんて説明しつつも「置くのに時間かかりますから、みなさん、さあさあ」と促す先生。

言われるがまま、こんな感じで、おのおの手の甲にぽってり乗せてゆきます。

手の甲で酒かすパックをお試し
酒かすパック中

テクスチャ(それっぽいフレーズ使いたがり)は、ずっしりもっちりって感じで結構重めです。

(まあこんなん塗ってりゃ、保湿はされるだろうけどさ…)と、まだ斜に構える私。

さて、その真偽やいかに?

とみんな気になるポイントなので、数名の参加者さんが代表して、前後の肌の水分量を計測。その保湿力を検証することに。

(そこまでやってくれると信憑性は高まるけど、変わんなかったらどうすんの…大丈夫…?)と、今度は勝手に、内心ひやひやの私。

結果はこちら。

お肌の水分量ビフォーアフター
めちゃめちゃ上がっとるがな

私の勝手な心配をよそに、水分量はガン上がり

実際、自分の肌を触ってみると、たしかにしっとりもっちり…!

そしてすべすべだし、パックしてないほうの手と比べると、なんだかトーンアップ(またそれっぽいフレーズ)してる…!

いや、まじです。

一応パック後の写真も撮ってるんですが、どう見たって写真では普通の手の甲に変わりないので、載せてもあんまり意味ないかなって。

いや文字だけじゃなおさら伝わらんだろ、というツッコミはごもっともなのですが、それでもぜひ、みなさんにも試してみてほしいのです。

私からの切実な願い。

お隣のテーブルの参加者さんも言ってたけど、かかととか肘とかに塗ったら、たぶんヤッベェよ。

…このくらいにしときます。

さらに酒かすは、かすといえど栄養たっぷりで、食べても身体をキレイにしてくれます。

その効果は、余分な脂の排出、便秘解消、悪玉コレステロール値や血圧の低減など、と大活躍。

スタッフさんのお話では、酒かすで作った甘酒を毎日飲んでいるそうで、年齢を重ねて出てきた肌トラブルが落ち着いて、体重も一定をキープできているとのこと。

しかも、忙しくて一時期飲むのをやめていたときは、直後の健康診断で初めてコレステロール値が引っかかったんだって!そんで、また飲み始めたら戻ったんだって!

…まじのやつじゃん。

甘酒にするも良し、お味噌汁に少し入れるのも良し、また、お肉や野菜を漬け込んだり、チーズと一緒にパンにのせてトーストしたりしても美味しいのだとか。

そしてなんと、参加者さんのなかには「酒かすでマヨネーズを作っている」なんて人もいらっしゃいました。

アレンジの幅が広いのも、私には驚き。

ただ、酒かすは意外と高カロリーでもあります。

美容と健康にいいからと、バクバク酒かすばかり摂ってたら、逆効果に…

なんでも食べ過ぎには注意ですね。

「温度」の違い、本当に分かってる?

と、キレイの強い味方、酒かすについて十分学んだところで、そろそろお待ちかねの利き酒タイムです。

みんな、早くお酒飲みたくてウズウズしてんだから…

前回は、純米酒や大吟醸など、お酒の「種類」での飲み比べでしたが、今回は「温度」で。

♪お酒はぬるめの燗がいい〜、なんていいますけど、みなさん違いご存じですか?

私はもちろん分かっちゃいません。

ぬくけりゃ熱燗、キンキンなら冷や、程度にしか思っていなかったんですから。(よくこれで日本酒好きって言うよね、まあいっか)

そもそもなんですけど、日本酒の世界では「冷や」って「常温」を指すらしいですよ。

この時点でどんでん返しすぎない?(どんでん返しとは)

居酒屋などで「冷やで!」と注文していたのは、本来「冷酒」と呼ぶのが正しいのだね…

そんな日本酒の温度、せいぜい「冷酒」「常温」「ぬる燗」「熱燗」くらいかと思いきや、たっっっくさん呼び名があります。

その区切りは、なんと5℃ずつ。繊細…

  • 「冷酒」は5~15℃・・・雪冷え、花冷え、涼冷え

  • 常温(=冷や)」はだいたい20℃

  • 「燗」は30~55℃以上・・・日向燗、人肌燗、ぬる燗、上燗、あつ燗、飛びきり燗

なんかこの名前からして「日本人ぽさ最高~」と思っちゃうのは私だけでしょうか。

何が最高?と聞かれても「雪とか花とかおしゃれじゃん…日向は言い得て妙だし、飛びきりはなんかお茶目でかわいいじゃん…」みたいな、語彙力皆無なことしかいえないんだけど。

こうやって粋な言葉がずっと残っていて、さらにそれが、普段使いでは聞かないのに、不思議と耳馴染みがよいのが…なんか、うん、あの、良いなぁって。

つまり、日本人として生まれたからには、こういうのもっと知っときたいよね!って話です。

というわけで、今回はこんな感じで「ぬる燗」「常温」「冷酒」の3種類を飲み比べ。
(冷酒は何℃くらいだったか忘れちゃいました)

温度で日本酒飲み比べ
温度で日本酒飲み比べ

白状すると、私はこれまで冷酒至上主義。

ましてや燗の日本酒なんて……正直苦手。

だって、アルコール感がぶわぁっと広がるし、クッと喉にくるからあんまりたくさん飲めないじゃないですか。

でも今回、3種類の温度を試してみたところ、一番のお気に入りはまさかのぬる燗だったのです。

ぬる燗が一番、香りがしっかりわかるし、味も豊かで濃い気がしました。冷酒みたいにクイッと飲めないぶん、しっかりじんわり沁みてくる。

なんだか、鼻も舌も喉も総動員で、じゅわ~っとお酒を味わってる感じ

でね、気づいたんです。

冷酒は単に「ちょうど良いだけ」だったんだなって。

だいたいいつも日本酒を飲むときは、それまでにビールとか他のお酒も飲んでいるし、ある程度酔いも回った、飲め飲め状態。

お酒でほてったそんな身体には、キンと一瞬正気が呼び戻される感覚と、同時に感じる、とろっと柔らかなアルコールが心地よいだけで、大して「味わってなかった」のでは、と思ったのです。

もちろんそれはそれで美味しいし、これからも好きではあるんだけど。

ちゃんと「味わう」という意味では、私には燗なんだと、今回しらふの状態から温度の飲み比べをして、初めて分かったのです。

静かな感動……

ちなみに、正式な日本酒の品評会では「冷や」つまり「常温」で、飲み比べて評価するのだそう。

冷やすと香りや味が、隠れちゃうんだって。

…やっぱり、そうよね。

香りも味もあんまり強くない冷酒…
キリッとのどごしの良い冷酒…

だからこそグビグビ飲んじゃうんだもの。
で、二日酔いになるんだもの。

と腑に落ちました。

これは今回一番の学びかもしれません。

意外と「洋食」にも合うのが日本酒

そして最後には、こんな美味しそうなプチ弁当。

ワイン向けのアンティパストミスト
ワイン向けのアンティパストミストを日本酒で…?

だけどこれはワイン向けのアンティパストたち。ラベルにもはっきりそう書いてありました。

左から、生ハムの下にポテサラ、キッシュとカマンベールチーズ、そしてスモークチキン、野菜の生春巻きとキノコのソテー、蒸し野菜とサワークリームソース。

こんなの出てきたら「白ワインくださぁーい!」って言っちゃうよね。

「でもね、みなさん、日本酒って意外と洋風のおつまみにも、合うんですよ」と先生。

「日本酒のアテというと、お刺身みたいな和食のイメージが強いかもしれませんが、チーズにだってぴったりです」って。

(うそぉ…)と思いながら、左から一口食べて、日本酒をこくり。

うんまぁ…

もう一つ右のアンティパストを一口食べて、日本酒をこくり。一口食べて、こくり、一口食べて、こくり。

うぅぅぅうううまぁぁあぁぁ!です。まじで。

同じテーブルで、向かいに座っていたお姉さんに「ほんと合いますよね〜!ぱくぱくいっちゃいますよね!」と声をかけられ、

「うんうんほんとに!お酒めっちゃ進んじゃいます!」と返したんだけど、

今思えば、私がひとり静かにバクバクやってるのを、もしかしてじっと見られていたのだろうか…恥ずかしい。

あぁ私はもう序盤から、疑って感動してを繰り返して…先生の思うツボな生徒です…

そして今回もまた、おみやげのお酒を1本いただきました。

この新しい相性発見のおかげで、アテにつくるおつまみの候補が、一気に増えてルンルンです。

(だから前回みたいに2本くれても、全然飲み切れるのにな…)

次回が最終回

さて、前回に引き続き、今回もたくさんの学びがあったOsakeテラピースクール。

次回は7月で、いよいよ最終回です。

次は、杜氏のためになるお話が聞けるそうで、噂によると若いイケメン杜氏がくるらしいです。

ぷぷ、楽しみ~~~

イケメン杜氏に見初められるために、酒かすと日本酒でキレイになっておかねば💪(こういうの言い始めたら、もう老害よね…やめます…)

それはさておき、今まで勇気がでなかった酒かすは、とりあえず今度スーパーで買ってみようと思います。

みなさんもぜひ、酒かす美容法やお燗チャレンジ、試してみてくださいね!

くれぐれも食べすぎ飲みすぎにはご注意を…「酒は百薬の長」とは言うけれど、何でも度がすぎるとよくないよん。(どの口が言うのかってね)

それでは次回もお楽しみに~~~!

***

広島酒造組合の公式サイトでも、Osakeテラピースクールの模様がアップされています。過去のイベント一覧もありましたので、興味ある方はぜひ。

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