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万年ecoモード人間の「本気」はどこにある?

「本気出したらあんたなんか絶対イケるよ!!」

いろんな人から、いろんなことについて、耳にタコができるくらい言われてきたことば。

ちなみに、一番よく言われるのは「あんたが本気出したら彼氏の一人や二人、絶対すぐできるのに」です。


そりゃ私だってできることなら欲しいですよ、彼氏。二人もいらんけど。

だけど「本気出すって何?」といつもハテナマークが浮かぶわけです。

(あと、私にずーっと彼氏ができない一番の原因は、ずーっと家にこもってることだと思う)

恋愛に限らず、私の辞書には「本気」という単語は収録されとらんのです。

もちろん、努力はちゃんとできます。

受験だって就活だって、世界一周すると決めたときだって、フリーランスかじったときだって、それなりにちゃんと頑張った。

だけど、どこまで行っても「それなり」なんですよね。

いつの間にか情熱は焚き火のように柔らかな炎になってるし、鼻の穴広げて息巻いていたトラは猫になってずっと日向でお昼寝してる。

最低限のecoモード。

生き続けられる最低限のエネルギー。

これがデフォルトなのに、どうして急にゴォゴォと燃え盛る本気モードになれるだろうか。

だけど、自分でも心のどこかで「私だって本気出せば…」って思ってんだから、やりゃいいのにね。

せっかくみんなが浴びせてくれた「あんたは本気になりゃイケる」を信じて、イッちまえばいいのにね。

人間のecoモードは、ただ細く長く生きつづけるためじゃなく、ここぞというときに爆発するための蓄電にしなきゃねぇ。

まあそんな爆発、切羽詰まらんとできんのよ。

それか、笑っちゃうくらい心を奪われるか。




30ちゃい、むず!!!

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