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【読書ログ5】六爻

カップリング:厳争鳴×程潜

属性:年上×年下、古代、修真

キャラクター

程潜

扶揺派の弟子。序列は三番目。

口減らしのため、両親に売られた農家の少年。
程潜を買った、扶揺派のいかにもうさんくさい道士に師事することになる。

クールといえば聞こえはよいが、無口で皮肉屋で毒舌。
真面目な性格で、師兄弟たちがサボり遊びほうけているなかで、一人修行をする。

厳争鳴

扶揺派の弟子。序列は一番目。大師兄。

お金持ちのお坊ちゃまで、一門は彼の家の出資で成り立っているほど。お坊ちゃまだけあって、良くも悪くも素直で善良なたち。

高すぎる美意識の持ち主。1日に何回も髪を梳く。きらきらしい服や装飾をまとい、気位が高い性格も相まって、程潜からは「厳娘娘」と呼ばれている。

努力が心底嫌いで、剣を使うくせに手にまめがないほど。

※これまで受けと攻めのキャラクター紹介のみしてきましたが、六爻は子どもたちの成長譚でもあり、外すことができないと考えたため、一門のほかの子どもたちの紹介も入れます。

李筠

扶揺派弟子。序列は二番目。

まっとうな剣術の修行をせず、左道の術ばかり覚えるこれまた問題児。時折、蛙や昆虫を使った技で難を逃れる。

韓淵

扶揺派の弟子。序列は四番目。

元物乞いの少年。師匠に拾われ、程潜ととも扶揺派にやってきた。

水坑

扶揺派の序列は五番目。五師妹。

程潜たちが拾ってきた天妖。
卵から孵った赤ん坊。

あらすじ

修真故事,讲一个没落门派如何在臭美猴,捣蛋精,刻薄鬼,二百五,小杂毛的手里重振的故事
CP为大师兄 年上~
事儿精X尖酸刻薄受

晋江文学城より引用

農家の子である程潜は、口減らしのため、両親に売られました。
売られた相手は扶揺派韓木椿という道士。たいした実力があるようには見えず、詐欺師としか思えません。
そんな彼に連れられ、程潜は物乞いの少年 韓淵とともに一門に入門します。

ところが、待ち構えていたのは一癖も二癖もある大師兄 厳争鳴二師兄 李筠。いずれも修行嫌いの劣等生です。
おまけに一緒に入門した四師弟 韓淵まで、劣等生の仲間入りをしてしまい、真面目な性格の程潜だけが修行に励むことに。
そんな中、天妖である赤ん坊の水坑が仲間入りして…?

カテゴリ:小説、ラジドラ

感想

2人の感情をメインに据えたBLというよりは、師兄弟5人の成長譚の一面が強い作品だと思います。
作中の様々な試練を共に乗り越えることで成長し、師兄弟の仲が深まるようになります。

といってもお堅い感じではなく、キャラ同士の掛け合いが軽妙で、プッと吹き出してしまうようなテンポのいい会話が多いです。

肝心のカップリングについてですが、女子攻めです。娘娘は圧倒的に女子なので。ラジドラだと顕著なのですが、セクシーボイスでキャアキャア言ってます。

何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった……。

あと、最後の最後まで受け攻めがハッキリしません。娘娘があまり攻めっぽくないからかもしれません。

事実、程潜君は自分が攻めだと思っていましたし、読者としてもこれはどっちなんだ…?といった感じでした(晋江のあらすじには明記されています)。

閨の上下を分けたのは、エロ本を読んでいたかどうかでした。予習していなかったため、いざとなった時、程潜君は何をどうしていいか分からなかったのです……。

(余談になりますが、メインカプ以外にも、上の世代の物語もあります)

最初は本当にくっつくのか?と思うほど仲が悪い2人ですが、過酷な環境が師兄弟の絆や恋愛感情だけではない愛情を育んでいく物語です。

ぜひ一度は読んでいただきたいと思います。
あと、ラジドラもめちゃくちゃお勧めです!

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