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スピリーグを勝手に解説 11/11(土) セ第1節 巨人VS横浜 

こんにちは。子どもの頃に付録目当てで親にねだって始めた進研ゼミで先月分の勉強を全くしていないのに今月分が届いてしまった気分の知念です。
第二節が終わってしまっていますが
引き続き勝手に解説を行って行きたいと思います。

第1試合 平岡選手(おかる)0-6杉本選手(オルニキ)

両先発投手 床田(菅野)、バウアー(横浜)
平岡選手は昨年のスピリーグランキング1位、杉本選手はスピチャン優勝と両者実績十分の猛者同士の対戦カードで、両選手ともにエース格の先発投手となった第1試合。
試合は初回から動いた。

1アウト1塁から3番ソト。

インハイのストレートを完璧に捉えて左中間スタンドへ2ランHRで2点先制。特筆すべきは杉本選手のフェードが出てから球の着地点までのカーソル移動の速さと正確さだ。

打ち方の基本としては
①フェードが見る。
②回転で球種を判断する。
③その球種の変化する先にカーソルを持っていく。
④ペン(指)を離してスイングを行う。
という4段階の判断・動作が行われるのですが、若杉選手は②・③の能力がが全選手の中でも特に高く見える。
(3:04:27)←HRのシーン
ストレートを打ったシーンなのだが、ボールに対してカーソルが合っている時間がとても長い。

さらに見てほしいシーンが(3:06:29)こちら。
結果はボール球を打ってのサードライナーとなったが
パワーカーブの回転が出始めた直後にはカーソルは変化先の着地点にあると思うくらいの早さだ。

感覚としては
①②③(3.5 カーソルは先に到着していて待つ)④
というように見えるレベルだ。

少なくとも私には真似ができない…

そのまま試合進み2回裏。
平岡選手もランナーを出して反撃を試みるも、最後は捉えたかに見えた打球は速いファーストゴロとなり結果は併殺打となりゲームセット。
配球面も見ていくとバウアーのスライダーとカットボールの投げ分けがメインだった。
平岡選手も決して悪い打撃内容ではなく、捉えたと思うシーンは多かったのだが球威のステータスが高い選手で球威の高い球種は暴力である。
昨年のスピリーグランキング1位でも点を取ることは難しかったようだ。

第2試合 秋田選手(ハリー)2-5永井選手(ぴーすけ)

両先発投手 山崎伊(巨人)、大貫(横浜)
まずは初回、申し訳ないが一番は丸の素振りである。
軸のぶれない素早い素振りは視聴者の目を釘付けにしたことだろう。
冗談は置いておいて、この試合も初回から点が入る展開となった。
先頭バッターのウォーカーはレフトフラとなるもレフト関根が落球。
1アウトランナー無しが0アウト2塁と、永井選手にとっては厳しい展開となり、3番岡本のセンター前ヒットで秋田選手の先制となる。
秋田選手の特徴としては、ミート打ちが多いというところだ。
巨人の選手は比較的パワーの高い選手が多く、広角打法持ちも多い。
強振でHRを打って簡単に点が欲しくなるものだが、大舞台でもミート打ちを徹底できるところにプロとしての実力の高さを窺える。

結果的には1点で食い止めた永井選手はその裏の攻撃。
先頭バッターが出塁すると、2番ソトがHRですぐさま逆転。
昨年のスピリーグ首位打者が実力を見せる。
秋田選手はインローにカットボール、スライダー、ツーシームなどを集めるもボールが先行する展開となる。ボール球となったときにベストピッチが出ていない点にも注目して欲しい。
※ちなみに秋田選手のべスピ率自体は非常に高いです。
永井選手の猛攻は止まらず、秋田選手は中継ぎで12球団でもトップクラスの中継ぎ投手、高梨を出すもアウトが取れず。
1アウト満塁から今村に継投し、セカンドゴロに打ち取るもファーストへ送球し併殺とならず。結果1-5で試合時間は残り5分。
時間的に2回が最終回となる可能性が高くなった。

2回の表、秋田の選手の攻撃はランナーを3塁まで進めるが無得点。
裏の守備で秋田選手はきわどいコースへ投げ続け、最終的にボール球を打たせ併殺打とし3回に間に合う結果となった。

永井選手はここでウェンデルケンへ継投。
真っスラとシンカーとツーシームで投げ分けを行える珍しい投手だ。
秋田選手は1点を返し1アウト1,2塁からのフルカウントで
おそらくペン先が画面に反応せず不本意な三振となり、そのまま次のバッターがレフトフライで試合終了。

お互いにアンラッキーな部分が出たり試合展開が読めない展開だったが、昨年の首位打者が貫録を見せた一戦となった。

第3試合 永澤選手(ぺー)2-6西山選手(隆輝ぽつこり)

両先発投手 グリフィン(巨人)、今永(横浜)

グリフィン投手は今年加入した戦力で、真っスラ、ツーシームと
去年のメルセデスのような強力な新戦力だ。
それに対して今永も先日ツーシームが追加され、一気に強ピッチャーとなった。

1回表、西山選手の攻撃は1点先制後、尚も2アウト満塁とした場面で打席には楠本。
インローのツーシームを捉えたかに見えた打球は上がらずファーストゴロ。

ツーシームと左バッターへのインコースギリギリのスライダー、追い込んでからのシンキングスプリットを使い、昨年の今永とは比べ物にならないほど投球の幅が増えている。
その結果永澤選手の攻撃は三者凡退となった。

2回表、西山選手の攻撃は先頭の太田でミート打ちを使いセンター前ヒットで出塁するも、直後で牽制死。
そのまま無得点でこのイニングが終了するとその裏…
永澤選手は先頭のウォーカーのホームランですぐさま同点。
しかし後続が続かず同点止まり。
同点で最終回を迎える。

西山は1アウトから四球で出塁するとそこからヒットと四球で満塁とすると
楠本がライト前に運び1点勝ち越し。さらに西山選手はヒットを重ねこの回一挙5得点のビックイニングとなった。

しかし、永澤選手はこのままでは終わらない。
1アウト2塁となったところで西山選手はエスコバーにスイッチ。
変わり際に永澤選手は秋広でヒットを放ち1点を返す。
さらにウォーカーが2ベースヒットで続き、打席には5番坂本。
高めのストレートを流すもライトフライ。広角打法が出ていればと思う内容だった。
最後はボール球のツーシームを打たせゲームセット。
西山選手が打撃が後半に爆発し6-2で勝利した。

感想

横浜は昨年の防御率が5.72とセ・リーグワーストの数字だった投手陣が
バウアーの加入、今永の強化と先発が大幅に強化されて一気に強くなったという感想だ。
試合の流れとしては、第2試合、第3試合で試合の流れが四球で変わったという印象があった。
試合終盤の1点を争うシーンでの四球はあるものだが、ランナーがいない状況や、ランナーが埋まっている状況では大量失点に繋がることがわかる結果となった。

ここまで2節、12試合終わっているのにまだ2試合…
3月くらいまでかかる気がする。

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