THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -Sol-アルバムレビュー
まさか全員の顔が収まらないとは…
全国300億人のプロデューサーの皆々様、おはようございます。…あら?
ではもう一度、おはようございます!
みなさんありがとうございます。いいレビューになりそうです。
レビューするのは、3/10に発売したシャニマス3枚目のソロ楽曲アルバム
THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -Sol-
何度見てもポテチとろうとしてる透が面白い
こちらは予習復習にご活用ください
前置きはこんなもんにして早速Solの魅力をまとめていきたいと思います!
01.千夜アリア/白瀬咲耶
「連れていくよ」 \キャーサクヤーン/
派手なピアノ、ギター、ストリングスの大仰で煌びやかなオーケストレーションを引き連れた楽曲。咲耶の力強いボーカルだから成り立つのでしょう。真の意味でお城系って感じです。聴きどころは劇的なサビです。たたみかけるようなパワーとキラキラ感のマリアージュ、といったところでしょうか。「叶うなら未来へはキミと」のファルセットすき。間奏はシンフォニックでラストもやりすぎなくらいドラマチック。「やるせない夜など 二人は」で上がるの最高です。
思い出す夜。ひとりぼっちの21時に─
「アリア」とはオペラなどで歌われる独唱曲のことのようで、タイトルの「千夜アリア」とはつまり「千の夜にひとり」という咲耶の孤独・寂しさをテーマにしたものだと分かります。そして歌詞では咲耶の抱く夜の孤独とそれを乗り越えようとする姿が描かれています。なぜなら咲耶はもう孤独を忘れさせるような「キミ」と出逢ったのだから。「やるせない夜など 二人は駆け抜けてしまうだろう」ってことですね。
まったくかわいい大型犬ですね
Solというアルバムで「千夜アリア」が一曲目に来るのは夜を駆け抜けて太陽が昇るという演出のためでしょうか。だとすればオープニングとしてこれ以上ないですね。
02.Damascus Cocktail/有栖川夏葉
エレガンスな衣装と悩みましたが夏葉の強さも表現してるのはこっちかな
ピアノとトランペットにラテンなリズムが乗る夏っぽいダンサブルな曲。夏葉の歌声が入るとさらに情熱的な印象も受けます。リズミカルなメロディーでノッてきちゃいますね。タイトルの通り「鋼(ジュエル)」と「カクテル」を比喩にして夏葉を表現していますが、ラスサビで「熱く あざやかなカクテルのように」はファルセット気味で流れるように、「鋼よりつよくジュエルのように」は張り上げて強く歌っているのが個人的なツボでした。
夏葉イズム全開な歌詞だと思いました。特にここ。
贅沢ね ペガサス 空も大地も 譲らない
そんな神話の幻想も 私に委ねていいわ
よくわからないけどとにかくすごい自信を感じませんか?あと唐突なスペイン語(良い眺めって意味らしい)、エメラルド(宝石)、ブラッディ・マリー(カクテル)、何より圧倒的自信と向上心…うむ、夏葉らしい。
でもただ強いわけではありません。そばで支えてあげましょう
03.Darling you!/桑山千雪
よく見ると手前にウィッシュフルリリーが!(今更)
ジャジーでゴキゲンでまさに一人アルストロメリアな雰囲気の曲です。千雪のはきはきしてのびやかな歌声がなんとなくミュージカル調っぽいですね。Bメロの「キミを」とか特にそう。サビ頭の力強い「Darling you!」めちゃめちゃ好きです。全体的に聴いてて気持ちいい出来ですね。
曲調だけでなく歌詞の世界観も『ハピリリ』や『Love Addiction』と似通ってます。強いて言えば関係性は『Darling you!』の方が進んでますね。恋する乙女というよりラブラブハッピー乙女の歌かなぁ。この遠慮なしのガーリー感が千雪のテーマなのでしょう。
文句なしのヒロインでした
04.あおぞらサイダー/市川雛菜
やは~♡ 雛菜の歌すごい~?
パッパッドゥワッパ パッパッドゥワッパ(中毒)
ジュッジュワ ジュッジュッジュワ~(洗脳)
やは~♡雛菜やっぱりすご~い!……いやこれはすごいですよ。聴く兵器です。何も言わずイヤホンでこの曲聴いてください。「音の宝石箱や~!」などと口走ること請け合いです。アレンジもSEも凝ってるんですが雛菜の歌い方も凄いです。変幻自在。優しく歌う・強めに歌う・ファルセット・セリフっぽく歌う・可愛く歌う・ウィスパーボイス…ヤバい。しあわせ~♡
ちなみに全然関係ありませんが、
泡っぽいSEでこんな曲を思い出しました。興味があれば聴いてみてください
『しあわせの哲学』市川雛菜著(283新書)より抜粋
歌詞は簡単な言葉で書かれているようで解釈は難しい。というのも雛菜のしあわせの価値観はまだ底を見せていないからです(私の読解力の乏しさは考慮しないものとする)。今回「サイダー」が歌のモチーフに選ばれたのは、しあわせは炭酸の泡のようにすぐはじけてしまう尊いものという考えが雛菜にはあるということなんでしょうか。うーむ…
雛菜学の履修が足りなかったようです。出直してきます
05.SOS/黛冬優子
み~んなふゆのトリコ待ったなし
キラッとした電子音が印象的な曲。イントロなしでサビから入るのでいきなりの甘々ふゆボーカルで掴まれちゃいます。全体的に吐息多めの甘い歌声で、特にサビ直前の「ときめいてる」とかもうこっちがときめくわ!そんな中で「終わらせて 片思いMy heart」の低くてかっこいい歌い方とかもいいですね。そしてラスサビはちょっと冬優子mixの強めの歌い方になってるのズルくない!?小悪魔テンプテーションってこと!?オタクのハートを弄びやがって…
結論から言えば冬優子のアイドルソングとしては満点と言わざるを得ないでしょう。「ふゆ」のアイドルイメージにピッタリのラブソングでソロ曲を歌い、ストレイライトとしてはめちゃめちゃかっこいいパフォーマンスするの反則です。オタクのハートはボロボロ。もうふゆ推し決定です。そういうギャップを狙ったしたたかな戦略が見えるのも冬優子に合ってます。
これが恋のSOS(令和3年最新版)ですか!?ハヤクRescueして!!!
06.過純性ブリーチ/西城樹里
この曲マイクスタンドと相性良すぎ!ROCKに行こうぜ!
めちゃくちゃカッコイイ!!!全ソロ曲の中でもトップクラスに好きですこれ!激エモ爽やか青春ロックありがとうございます!樹里の歌声もかっこいい!すき!特にサビの爽やかさとエモさの融合感がいい!「踏み出して 飛び出して 描いて」のとこ沁みるわぁ…!他にも2ビートになって疾走感が出るBメロもいいですね。2番でスネアが裏打ちになって変化がつくのも面白いですし、ラスサビ後半でも同じように2ビートで駆け抜けるのたまんない。一所懸命に駆け抜けていく樹里が目に浮かぶようです。
タイトルの「過純性ブリーチ」について考えてみましょう。「ブリーチ」とは髪を脱色することですね。綺麗な発色で染めるために必要なんだとか。ここでは「髪を染めること」を含意してるとみていいでしょう。大事なのは「ブリーチ」が、まじりけのない・ありのままのという意味の「純(性)」と反対の意味であるということです。この反対の言葉を取り合わせるうえで頭に「過」という語をつけることで、「髪を染めたことによって、まじりけのない純性を通り越した"アタシらしさ"を樹里が手に入れた」ことを表したタイトルと読むことができます。さらに言い換えれば、「バスケを辞めた樹里が、アイドルという新しい自分と出逢えた象徴」かもしれません。
君がどうか 幸せでありますように
07.HAREBARE!!/八宮めぐる
チアっぽい衣装を選んでみましたが…
本当はこれの実装を待ちたいところですね
愛じゃなきゃなんだってんだ!!(絶叫)
キラキラしためぐる流応援歌です。めぐるの歌声で元気になれるのもそうですが、メロディーも多彩なので楽しくなれる歌ですね。楽曲の雰囲気というか作りというか、なんとなく『We can go now!』に似てますね。特に曲の入りと終わりがかなり似てます。多分意識してるのでしょう。ん?めぐるがメイン?『We can go now!』?
みんな『Star n dew by me』は読んだな!! 行くぞォ!!
いや、思い出しただけです。まだの方は是非読んでみてください。
応援歌と書きましたが、もっと言えばめぐるの友情ソングです。友達全員向けでもおかしくはないですが、ここでは真乃・灯織と考えていいでしょう。2番冒頭の歌詞見てください。
めぐるめぐる季節 夢が降り積もる
かぜのかぜの音は 空のきらめき
あっとあっと言うまの 時を掴んで
ここです。トライアングル、繋がれちゃってますね。
私が(まるごと)ギュッとしちゃう
ここの(まるごと)も
キミの好きなこと したいこと まるごと知りたいよ 教えてね
『トライアングル』の歌詞とリンクしているのでしょう。尊い…
ところで
気遣って遠慮して 黙って見守って Loveの形 いろいろあるけど
だそうですが
恋「愛」感情はまだ分からないみたいです。へー…
この表情… これがね 愛じゃなきゃなんだってんだ(暴論)
08.statice/浅倉透
ふふっ、衣装忘れたわ …じゃなくてこの服が合ってるような気がします
ん?あ○みょんの『マリーゴー○ド』か?いや、浅倉透の『statice』だ。つまり爽やかな名曲ってことです。Solで唯一の落ち着いた曲調の歌なのでエンディング感ありますね。事実ソロ曲としては23曲目、最後ってことになります。前向きで爽やか、だけど少ししんみりと心に刺さる歌。透の歌声がとにかくいいです。サビは凄く美しいな…。
しかし歌詞見ると頭の中シャニPでいっぱいだな、透。それっぽいの抜き出してたらキリがないので印象的なフレーズについて考えてみます。
行き先なんてわからないまま 夢を見ていた 名前のない物語
移りゆくその季節の中で どこかで聞いた懐かしい音
海のように深く どこまでも澄んでいる その音が 名前をくれた
1番の歌詞から抜粋です。例えばこれらは
上のやり取りを表しているように思います。誰かを指すただの音、すなわち日常(=名前のない物語)に、シャニPが名前(=アイドル『浅倉透』)をくれたという運びです。懐かしい音ってのは勿論彼が妖怪ジャングルジム男だからです。
あとは2番のサビですが
いつに日にか思い出す そんな瞬間を 軌跡を
隣にいるきみと 振り返る その日まで 遠くまで
多分こういうことでしょう。なんか決意的な歌詞とかもありましたけど結論はこれです。まじでシャニPのことしか考えてないでしょ君。
なんか『statice』聴いてから透のコミュ見直して深読みするとラブ度数高すぎてバグるわ…。解釈揺れはあると思いますけど少なくとも
ホワイトデーに本命要求くらいはするみたいですから。中々ですよ
画像貼り過ぎだし妄想怪文書じみてきたからこれくらいにしておきます。
09.SOLAR WAY/Team.Sol
で、ほんとにラストの曲。エンドロール流れてきそう。チーム曲をラストに持ってきたおかげでアンコールで全員集合大合唱みたいなノリっぽいです。まるでフェスのようなアルバムだったってこと!?そんな締めくくりにピッタリな元気な曲です。サビとかAメロのみんなが次々と歌う感じ楽しくて好きだなぁ。ホーンとかはないけどゴキゲンな感じ。この明るさは流石に「Sol」の名を冠するだけありますね。
古屋さんの言葉選び相変わらずいいなぁ。なんというかステキな語感なんだよなぁ…!「山も谷もケ・セラ・セラ 風も雪もエトセトラ」とか「横殴るスコールも 吹き飛ばすサンシャワー」とかこの曲に関してはこういう並列するフレーズがことごとくすき。あとSolということですべてを照らす太陽の表現からか懐の広い感じがしますね。「お気楽さも勇気でしょう?」「赤裸々でもいいじゃない」「顔を背けて 隠してもいいよ」とかね。このチーム特有です。あと最後に個人的名フレーズは、
「ごめんね」がハモると 無敵だね
です!みなさんは如何ですか!?
Team.Solは楽しそうですよね。ノリのいいメンバーが揃ってるし。暴走したら樹里は過労死待ったなし。冬優子が良心となってくれるさ。チームごとのコミュ見てぇとは前から言ってますが、さらにチーム揃いの恰好とかも見たいなぁ!衣装とかワガママ言わないんでチームTシャツ姿とかどうですか?折角のカテゴリ分けなんだからもう少し供給欲しいなー?
まとめ
今回は簡潔にまとめたぞ!って思ってたんですが、画像多いわ、曲以外の話長いわで結局散らかったな!…ほんっっっとに読んでくださったみなさん、ありがとうございました!シャニマスも進化していってるんで私ももっと精進したい思うばかりです。さて、Stellaはポップ、Lunaはオシャレ、でしたがSolはアラカルトって感じでしたね!何でもアリみたいな。さっきも書きましたが懐が広いんでしょうね。ただ元気になれるような歌が多かったのはやはりSolたる所以ですかね。アイドル達のソロ曲をこういったカラーの違うアルバムという形で提供してくれたのはほんとによかったです。楽しかった!
とうとうアルバムレビューも完走しました。感想だけにな。ガハハ。お付き合いいただいたのであれば感謝感激雨霰です!え?他のなんて知らない?
こんなん書いたりしてました。読んでくれたら嬉しいです。
つーわけで無事企画終了ですね。ところが今度はL@YERED WINGシリーズのリリースが待ってるというじゃありませんか!アルバムじゃないですがレビューは書きます。乞うご期待。いやしかし3/17現在これから、2ndがあって、MDブルーレイが出て、3rdもあって、そして3周年を迎えるっていうんですよ!!!いやぁシャニマス熱いじゃん!ということで私ぱーるも盛り上がるシャニマスの賑やかしをしていきたい所存です。楽しんでこーぜ!!!それではノシ