会社員経験のあるフリーランスこそ人生の棚卸しが必要な理由
こんにちは、ちなです。
クライアントワーク主軸のフリーランスは、どこかのタイミングで「人生の棚卸し」をしないと行き詰まります。
特に、会社員経験のあるフリーランスほど、あれっ?これで良かったんだっけ?)ってフェーズが訪れます。
▼「雇用されて働く旨味」を覚えている会社員出身フリーランス
なんでかと言うと「雇用されて働くことの旨味」を知っているから。
「自由な働き方いいよね!」
「思い切ってフリーランスになってよかった!」
「会社員時代と暮らしが180度変わった!」
そんな発信をしながら、会社や組織で働く旨味も覚えている。
「労働力だけ提供していれば安定収入と定期的な休みが得られた日々も悪くなかったな…」って思い出す。
だから、行き詰まる。
だから、発信や方向性がブレる。
だから、「あれっ?」ってなる。
そうならないために、なるべく早い段階で人生の棚卸しをして、自分軸を発掘しておくことが大切。
▼理想の棚卸しタイミングは副業時代
独断と偏見ですが、そもそも会社員出身フリーランスって、「会社員のままでもやっていけた人」だと思います。
会社勤めが120%大満足な働き方ではないとしても、忍耐力や社会への適合はできていたはず。
少なくとも客観的に「そう見えた」から、人事の目を通して採用されているわけです。
逆に言えば「そう見せることができた」ってことです。向き不向きは別として、客観的に、適合率0%ではなかったから、採用された。
適合率0%ではない場所を離れたということは、懐かしく思い返すこともあるでしょう。
「会社員時代、まあまあよかったよなあ…」。
(あの頃に、戻りたいなあ…)。そう前に、副業時代に、自分軸が発掘できていることが理想です!
「二足の草鞋」時代なら、まだどちらへも転べますからね。
一時的な収入を永続的に続く収入と錯覚して退職してしまうと、もう後戻りできない。
かろうじて戻ることができても、捨てたキャリアの傷跡は履歴書に残ります。
繰り返しますが、自分軸を発掘する理想タイミングは副業時代です。
▼会社員出身フリーランスにも旨味はある!
自分軸を発掘すると「会社員出身のフリーランス」として価値提供できることがたくさんあると気づくはず。
学生起業と競わなくていいと気づけるはず。むしろ「競うべきでない相手と競っちゃいけないんだ」と実感できるはず。
会社員ってすごく多いです。総務省の統計によると、就業者数は6667万人。前年同月に比べ9万人の増加。(参考:総務省統計局)
超ざっくり杜撰どんぶり勘定ですが、この6667万人が、あなたの発信の見込み読者・見込みリスナーです。
会社員が副業をしたいと思ったら(今後、会社員の副業志望者は増え続けるでしょう)、耳を傾けるのは「自分と同じ会社員だった人」ですよね。
なんでかと言うと、まず心理的な話で、共感できるから。そして次に、足跡が参考になるから。
体験談にもとづいた、説得力のあるロードマップを提示できるのですよね。
▼自分軸の発掘を後回しにすると…?
などの影響が出ます。
▼自分と向き合う時間を疎かにしない
朝15分でもいいので時間をつくって、自分のこれまでの体験を書き出してみましょう。
これまでどんなことに、
・喜びを感じたか?
・怒りを感じたか?
・哀しみを感じたか?
・楽しいと感じたか?
過去のエピソードに感情(喜怒哀楽)をひもづけていくと、自分だけの価値観が洗い出されます。
もしかすると人と大きく異なるかもしれません。
「一般的なもの」や「常識的なもの」や「こうだと思ってた自分像」とも、異なるかも。でも、それでいいんです。他と比べなくてもいい。
それが自分軸の発掘です。
自分軸が発掘できたら、自分軸に沿った働き方、発信の方向性が決まります。
これまでの人生から導き出された自分軸に沿っているので、無理矢理な発信にならないし、本当に共感できる人が集まってきてくれるのですよね。
▼今、閉塞感を感じている人へ
朝の15分。
目を閉じて、心を落ち着けて、紙に書き出してみてください。
1回や2回では足りないかもしれません。
「自分軸なんてみつからないよ」と不安になるかも。それでも書き出し続けてみてください。
誰にも見せなくていいです。サイテーな自分が出てきても構いません。
毎日コツコツ書いていくと、ある日ふっと溶解します。
そこで手を止めずさらに進めていくと、またさらに自分のことが分かります。
すべて頭の中で考えようとせず、紙に書き出す習慣をつくってください。
そうすれば自分の中に「感情を吐き出せる道」がひらけ、自分の価値観が言語化されていきます。
▼まとめ
会社員であれ副業であれフリーランスであれ、全ての人が自分の価値観に合った働き方、ひいては人生を選択できれば良い。
そう思って今回の記事を書きました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
具体的な書き出し方については、『書く瞑想』という本がわかりやすいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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Twitter:@writer_china
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