『論語と算盤』読み始めてみた。
よみかけ日記。
おもしろいので読了前にnote書いちゃおう。
日本企業の先駆者である渋沢栄一が在世した頃の日本。
江戸時代以降、武士層は道徳教育を受けていましたが、それは現実から離れた空理空論である。このような状況が国家を衰退させる。
一方で、道徳教育に乏しい農工商、特に渋沢が関わった商業界では、道徳を欠いた拝金主義も、同じく大きな問題でした。
「空理空論の道徳」と「道徳なき商業」。
道徳者は商業を蔑視し、
商業界には拝金主義がはびこる。
この二つに引き裂かれた日本の状況を改善するため、渋沢が目指したのは…
「現実社会で活かせる道徳に基づいた商業」。
その実現のための接着剤として、渋沢が選んだのが、彼が幼少期から親しんできた『儒教』でした。
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・正しい通りの富でなければ、永続できぬ
・士魂にして商才がなければならぬ
・道徳と離れた不道徳、欺瞞、浮華、軽佻の商才は、決して真の商才ではない
・人の世に処せんとして道を誤らざらんとするにはまず論語を熟読せよ
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渋沢は、根本問題として、教育について発言。
「知育と徳育の並行」を必要とする。
なぜなら、徳育があってこそ、商業の公共性・社会性を身に付けることができるからである。それが拝金主義、利己主義を抑止する。渋沢はそう考えた。
知育と徳育を並行。
私たちの生きる今にも通ずる。
例えば、
「知育」をスキル・ノウハウに。
「徳育」をマインド・理念
と、する。
知育だけではお金に傾く。
かと言って、
徳育だけでは経済の上から自滅を招く。
なんとかフュージョンさせねば…。
接着剤となるものが必要だよね。
論語よむといいよ〜。
そんな説明から始まる角川ソフィア文庫の『論語と算盤』。(フュージョンとかは言ってない)
読み始めておもしろかったので、もう少し読んでみます。
またアウトプットします😴