読まれる記事と、売れる広告には、「問題」がある。
「いつもよりアイデアが1.3倍でる椅子」
「座面が360°グライディングする椅子」
あなただったら、どっちの椅子が欲しいですか?
これはどちらも「KOKUYO ing」というオフィスチェアの宣伝文句。じつは私、このどちらかの宣伝文句を見て、速攻で90,000円を払ってしまったんです(笑)
私が見てすぐに買おうと思ったのは、こちらです。
「いつもよりアイデアが1.3倍でる椅子」
どうでしょう、正解しましたか?(笑)
私はアイデアを出すのが仕事で、日々悪戦苦闘しています。
「もっとアイデアが出ないかな〜」と思いながら、アイデアが出ると言われるお風呂に入ってみたり、散歩したり、電車に乗ったり、本を読んだり・・。
そんな中「座るだけでアイデアが13%も増える」と聞いたら、惹かれないわけがありません!100本出せるアイデアが、113本になるわけです。最高です。
そうしてよく見ると、「座面が360°回転するので、脳と体が活性化する」と書いてある。ほうほう、納得。エビデンスもしっかりしてる。よし、これは買うしかない!
そんなわけで、私はポーンと9万円を支払い、その後何年もこの椅子を愛用しているというわけです。
私たちが何かを買うとき、必ずそこには「問題」があります。
この椅子の例でいうと、問題はこれ。
問題:アイデアが出なくて苦しい
そしてこの問題の解決案として提案されたものに、人は心が惹かれます。今回の例でいうと、これが解決案です。
解決案:いつもよりアイデアが1.3倍でる椅子
「座面が360°グライディングする椅子」というのは、あくまでも手段の話です。ひとは「360°回転する椅子」を買いたいんじゃなくて、
アイデアが出せるようになる自分
効率的に仕事をサクサク進められる自分
こんな理想の自分が欲しいから、解決案としてこの椅子を買うんです。
私がこの椅子で仕事して、13%アイデアがアップしたかはわかりませんが(笑)でも買った当初よりも仕事ははかどっているので、良い買い物をしたと今でも思っています。
ものを買うときは、必ず「問題」がある。
それはどんな小さな買い物にも当てはまります。
コンビニでお菓子を選ぶときもそう。「何か甘いものが食べたい」と思う背景には、
「甘いもので気分を手軽にリフレッシュして、今すぐ仕事のストレスを忘れたい!」
など自分の根底にある悩みや願望が潜んでいます。
「問題」が明確な広告はよく売れるし、
「問題」がハッキリした記事も、よく読まれます。
えっ、記事も!?
そうなんです、記事のテーマやタイトルに「問題」が潜んだものは、とてもよく読まれます。でも、どうやればいいのでしょう。
今回は、売れる広告をつくりたい方、ネットでものを売りたい方、そして読まれる記事を書きたい方に向けて、「問題」を書く方法をお届けします。
これを知っていれば、今まで売れなかった商品が売れるようになったり。読まれなかった記事が、一気に読まれるようになると思います。ほんとです。文才はいりません。大事なのは、知ってるかどうか。
私の企業秘密、のぞいていってください。
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