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チームラボの瞑想アートにシリコンバレー流の禅プログラミング?!禅の里永平寺でデジタルウェルビーイング体験してきました。

みなさまご機嫌よう。暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。今回は地元福井県の”曹洞宗大本山永平寺”がある永平寺町にて、何やら一風変わった”デジタルウェルビーイング体験”ができるという噂を聞きつけて、突撃訪問してきました!※体験は冬、まとめるのは夏になってしまったことはご愛敬くださいましー・・・(´д` ;)

デジタルウェルビーイングとは

ウェルビーイング(well-being)とは、世界保健機関(WHO)の憲章の中で提示されている健康の定義で、単に体の状態が良いという事ではなく、“肉体的、精神的、社会的福祉においての幸福な状態”を意味する言葉です。

近年ではインターネットやスマホを、長時間使用することでの首・肩・目など身体的な負担に加えて、SNSを通した精神的な「つながり疲れ」がウェルビーイングを脅かす存在として指摘されています。

そこで、2018年5月にGoogleでは、スマホやネットへの依存による健康や生活への影響を指摘した上で、テクノロジーと生活バランスを上手にとり、良質な生活を送るための取り組みとして”デジタルウェルビーイング”を提唱した。今の時代、スマホやテクノロジーの活用は欠かせないから、テクノロジーと上手く付き合って行こう。むしろ最先端テクノロジーを活用して日常的にウェルビーイングな状態を保って行こうぜ!ってことだと私は理解している。

ちなみにGoogleの発表によると、2019年以来、米国の3人に1人がデジタルウェルビーイングの改善策を実施し、取り組んだうちの80%以上の人が全般的なウェルビーングに良い影響を与えたと感じているとしているらしい。

テクノロジーを上手に活用しながら、ウェルビーイング状態を保つ方法があるなんてなかなか想像がつかないが、そんな夢のような体験がこの田舎(失礼)、福井県で出来るということで早速突撃してみました。

スティーブジョブスも憧れた禅の里永平寺

永平寺町は、福井県の北部、吉田郡にある町。曹洞宗大本山永平寺の門前町として知られる。永平寺と言えば、700年以上ある歴史と伝統を受け継いでいる禅の道場であり、あのApple創業者であるスティーブ・ジョブス氏(享年56)が若い頃に出家しようとして止められたお寺でもある(諸説あり)。ちなみに私の父親、妹二人が通った私立高校では、ほぼ強制参加の禅合宿を体験しており、それ以来永平寺恐怖症である。(特に父親)

チームラボのデジタルアート作品「鳥道 – 黙坐」

そんな厳しき永平寺が佇む、ここ”永平寺町”に、あのチームラボがデジタルアート作品を残していることを開設から3年後に知った。※チームラボ=最先端のデジタル技術を駆使した、アート作品を生み出すウルトラクノロジスト集団。

作品名は鳥道 - 黙坐 / The Way of Birds - Seated Contemplation.
物質から分離され、解放された空書の世界。人間と鳥が世界に溶け込んだ一体感。音と光と映像、全方位テクノロジーに繋がれているというのに、なんとも不思議な「ウェルビーイング状態」を感じる神秘的な体験であった。この時は、もはや携帯の存在など完全に忘れていた。(多分ポケットには入っていた、と思う)

鳥道 - 黙坐 
四方と下方が全て映像に囲われたインタラクティブデジタルインスタレーション作品。光で描かれた群鳥が空間を自由無礙に飛び回り、その軌跡が光跡となり、空間に描く書『空書』を描いている。また、鳥は、人々を把握し、ぶつからないように人々を避けようとする。
teamLabより抜粋

後ほど詳しく説明するが、こちらは「えい坊館」という永平寺町にある建物の中に常設で展示されている(しかも無料)ぜひ足を運んでもらいたい。

シリコンバレー流の禅プログラミングワークショップ

続いて紹介するのは、これまた新しいデジタルウェルビーイング体験。
「Making every workplace a retreat〜職場に禅の心を〜」をVISIONに掲げる
ZenITが提供するプログラミングワークショップ。私も実際に体験してきました。

ZenITの言葉の意味は、座禅の「禅」とインターネット(IT)を組み合わせて、禅の精神を通し、人間の内面を整えながら、最短でプログラミング作業の質を上げていく。簡単にいうと、ZenITは個人のWellbeingと仕事でのパフォーマンスの両立を実現する、まさに次世代の働き方を提唱していると言えるのではないでしょうか。

ZenITの設立者のカンザダさん。
アメリカ国籍。生まれも育ちもシリコンバレー。University of California, Berkeley コンピュータサイエンス学部→現在仕事をしながらUniversity of Stanfordに通うプロのソフト開発者で、永平寺町エボリューション大使として、世界で活躍しているお方です。

日本の友達に誘われて、ふらっと訪れた永平寺で、豊かな自然とマインドフルな地域の人々、そして禅を身近に感じれる環境に惹かれ、そのまま永平寺に2年住んじゃったっていうから驚き。しかも「かなり流暢な福井弁」を話すのでさらに驚き!!

なんとこの日のワークショップは、永平寺にある曹洞宗のお寺「天龍寺」での座禅から始まるんです。本格的な座禅会で、個人的には、既に大満足でした。禅に触れ、心を整えてから行う新時代のTechワークショップだと感じました。

※プログラミングワークショップの様子
世界一競争が激しいとされるシリコンバレー。かのスティーブ・ジョブスが禅の世界に惹かれたように、多くのエンジニアが身体的、精神的ストレスを感じ、日々心身のウェルビーイングの拠り所を探している。

カンザダさん自身も、仕事のしすぎや職場での人間関係によって、体や心を壊した経験があり、インターネットのいい部分と悪い部分を身を持って体験したことがきっかけでZen ITを創業したそう。

ワークショップ後は、精進料理ランチを食べて終了。ワークショップ自体も、とても分かりやすく楽しみながら学ぶことができました。今の所は次の開催予定は未定とのこと。禅の世界に興味関心があるXプログラミングを学びたい人は要チェックです!

個人的には山籠Xプログラミングブートキャンプ。または、寺社仏閣近くにサテライトオフィスを借りてワーケションするのもいいなぁ・・なんて妄想してます。

永平寺町魅力発信交流施設えい坊館

先ほど紹介したチームラボ 、及び禅プログラミングワークショップを開催した会場が永平寺町魅力発信交流施設えい坊館です。

えい坊館は、大本山永平寺をはじめとする地域ゆかりの歴史、伝統文化や、地域の産物など味わいのある食文化を背景に、「禅と食と酒の魅力味わい」を基本コンセプトとしています。禅に関係するお粥や糀を使った飲み物、地元、永平寺の特産品などを販売しています。ちなみにフリーWi-Fi完備、会議室やデスクもあるのでリモートワークにもおすすめです。

まとめ

今の時代、スマホ中毒と聞いて、全く心当たりが無い人の方が少ないのでは無いだろうか?そんな私は正真正銘の「スマホ中毒者」です。先週、手からスマホが取れなくなる夢までみてしまった。苦しくなって過去2度ほど携帯をゴミ箱に投げ入れた。(大丈夫。心配しないで)ぜひ上手に付き合ってデジタルウェルビーイングを実現したいものです。心身のWellnessを追求するちなみっくすの修行はまだまだ続く・・。

おしまい。


ここまで読んでくださってありがとうございました♪

えい坊館のアクセス

住所:福井県吉田郡永平寺町松岡神明3丁目107
営業期間:開館時間:9:00~18:00 (施設使用予約時は21:00 まで)
定休日:火曜日
交通アクセス:えちぜん鉄道勝山永平寺線 松岡下車徒歩3分

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