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フランス滞在記#6 極寒!朝から晩まで半泣きの日/ヴァンヴ蚤の市/ラスパイユのビオマルシェ

フランス出張から戻ってからあっという間に10日が経ちました。豊岡はここ数日雪が降り続いていて、いよいよ年の瀬感。
帰ってからなんやかんや作文系の仕事が立て込んでおり、誰のためでもなく自分のためだけに書いているnoteが後の後回しになっていました。
実は出張報告はすでに提出したんですが、視察した場所以外にも書き留めておきたい出来事はまだまだたくさん。思い出しながらにはなりますが、年内に書けるところまで書く!ということでぼちぼち記録していきたいと思います。よろしければお付き合いください。笑

12月3日(日)
昨日までズルズルしていた鼻水が一気に治る。環境に適応してきたと言うよりは、昨晩初めてパリのメトロに乗ってみてそれどころじゃない・・・という緊張感が勝ったという感じ。

10月に予約したときはどんな感じかなあとドキドキしていたけど、ホテルの部屋はとてもいい感じだった。シャワールームが今までで一番狭くて身動きが取りづらかったけど、部屋は静かでぐっすり眠れた。(豊岡で借りているアパートは2階の住民のいびきが聞こえてくるレベルなので)

1週間滞在したホテルの部屋

ホテルの1階に食堂があって、7時半ごろに降りると、ちょうど同じタイミングだったお客さんが「Bonjour madam,」と声をかける。奥からマダムが出てきた。部屋番号を聞いているようだ。私も同じようにすれば良いのだと分かった。

ホテルの朝食

朝食は毎日パン、シリアル、ハム、チーズ、ジャム類、ヨーグルト、ゆで卵が準備されていて、自分で好きな分だけお皿にとって食べるスタイル。プレーンヨーグルトにジャムを乗っけて食べるのがお気に入り。
コーヒーはエスプレッソが定番のようで大体メニュー表の一番上に書いてあるんだけど、私はアメリカンばかり飲んでた。笑

この日は朝早くに出て、まずはヴァンヴ蚤の市(Les Puces de Vanves)へ。
露天商が歩道の両側に並ぶ蚤の市で、9時前に到着するとまだ開店準備中のところがほとんどだった。若干怪しい人になってるだろうなあと思いながらも立ち止まっていると寒いので端から端まで歩いてみることに。

開店準備中の人たち

みんなが準備しているのを見ながら歩いているとだんだんと人も増え、お店もオープンしはじめた。
アンティークといっても状態はかなりひらきがあり、古着はさすがに厳しかなぁ、、という感じ。商品の並べ方が何気ないんだけどセンスがあって、みて回るのが楽しかった。蚤の市での会話も予習してきたはずなんだけど、人見知りが発動してなかなかお店の人とコミュニケーション取れずもどかしい。気になった商品を触って見たい時に「Can I toutch this?」と言うのを実践できたのが嬉しかった。笑

郷土玩具を扱っているようなお店があり、めちゃくちゃ小さい土人形の置物があった。素朴で可愛い。モチーフはキリスト、天使、マリア様にまじって庶民や動物など。

可愛い土人形


10時過ぎくらいにやっと賑わいはじめた。

私がなかなか心を開けなかったのもあるけど、出店者もクールな人が多かった印象。寒さもあってだんだん心が折れそうになってきた時に見つけたお店の店主が「どうぞ見ていってね」とフランス語で声をかけてくれて、やっとリラックスして商品を見ることができた。そのお店で素敵なクロスと小さな陶器の人形を買った。あとで知ったんだけど、フランスでは新年の祝日にガレット・デ・ロワという焼き菓子を食べる習慣があって、なんとその中にこの「フェーブ」と言う陶器の人形を入れて焼くらしい。切り分けた時にフェーブが当たった人には幸運が訪れるとか。

集めたくなるフェーブ

ヴァンヴ蚤の市からラスパイユのビオマルシェ(Marché Raspail)へ移動するため、バスに乗車。位置的にラスパイユはモンパルナス駅よりも北なんだけど、この時私はなぜかモンパルナス駅とヴァンヴの間にあると勘違いしており、行き過ぎた・・・!とモンパルナスで慌ててバスを降り、再び乗ったバスでヴァンヴまで戻ってしまったのであった。(どんだけ・・・)まあこの時点でまだバスには乗り慣れていなかったし、地図もあまり頭に入ってないし、フランス語の地名にも慣れていない。そもそも次のバス停がどこかというアナウンスが無いのでgoogle mapで必死に現在地を追いながら一つ前のバス停を通過した時にすかさず「次でおりますボタン」を押さないと止まってくれない!なんならバスによってはモニターが故障していたりする!これは本当に慣れるしかないので、フランスに行かれる際はご注意を。笑

なんやかんや1時間半くらい時間をロスしつつもラスパイユに到着。とにかく寒さと移動疲れで心はボロボロだったので、たまたま見つけたビオのカフェに入ってランチをすることに。「ビオ」とは、フランス語でオーガニック(有機)のこと。スーパーに行くと半分はビオ商品になっているくらい日常生活に浸透していて、少し高いけどビオのランチを体験してみることに。

JUDY

メニューを見て、かろうじてイメージできた「秋のリゾット(RISOTTO D’AUTOMNE)」を注文。19ユーロ。
・・・お気づきかと思いますが、円安の日本人にとってパリの外食は冗談抜きで高いのです。この日を境に外食は1日1店ルールに方針転換。(爆速!)でもリゾットは本当に美味しくて、お好みでかけられる塩とリゾットの中に入っている木の実が最高だった記憶。涙出そうだった笑

高級リゾット

ランチを済ませていよいよラスパイユのビオマルシェへ。
マルシェは毎週日曜日の9:00〜13:30。野菜やパン、チーズ、ハム、サラミ、ワインなどのお店がずらっ&ぎゅっと並んでいて、蚤の市とはまた違った賑やかな雰囲気。あったらいいなぁと思っていたビオのドライフルーツを買うことができて大満足!

マルシェのお買い物もほぼカード支払いOK。本当に現金は最低限でよかったなと思いました。(1万円分くらい両替していけば十分じゃないかな、、)

マルシェ入り口は
メトロのRennes駅を出てすぐ


こんな感じ↓

両側に所狭しと店が立ち並ぶ

このあと夜はサーカスを観に行ったんだけど、長くなってしまったので続きは次回。

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