あなたのことはそれほど、カルテット、空飛ぶ広報室
ドラマをみています。最近みたドラマの感想です。ネタバレが含まれる可能性があります。
あなたのことはそれほど
原作をちょっとだけ読んだことがあるんですが、ドラマの方が大分柔らかく描かれていたなーと思いました。心の語り手が基本的に主人公しか居ませんでしたが、原作だとそれぞれで心理描写があって、ドロドロした人間の欲求の部分を生で感じられたので。ドラマだと主人公のクソみたいな気持ちしか出てきませんが、レイカのもっとどす黒い感情とかそういうのも楽しみの一つだったのかなーと。あの人はマジで本当に怖かった印象があります。敵に絶対回したくないというか。ドラマも怖かったですけども。
浮気って、なんでしちゃうんでしょうね。運命感じちゃうんでしょうか...。子孫繁栄のためかなあ。
カルテット
まきさん夫婦の上手くいかないくだりをみて、二人で生きていくのってとても大変だなと思いました。二人で生きていくって決めて、結婚やパートナーシップ掲げる人のことを本当に尊敬します。
当時めちゃくちゃ人気だった印象があるのですが、何がそんなに人気だったんだろう、と疑問に思いました。合間に謳い文句みたいな、テロップみたいなものが出るんですが、これのせいかな、と思いました。CMに入る時と次回予告の時に「全員片想い。4人の恋の結末は?」とか「最後まで嘘をついているのは誰?」とか。煽ってくるような文言が出てくるんです。
こういうのが無かったら、そんなに盛り上がらないドラマだったのかな、ともふと思いました。なんか空気がゆったりしているし、まさか誰かが嘘をついているなんて思わないし、思えない空気なんですよね。だからこそテロップがより際立っていたとも思います。
でもなんていうんでしょうか...。うーん、先に結末を言われているような感覚に近いというか...。最後にひっくり返ることが分かってしまうというか...。こう、信じていたものが根底からひっくり返る、あの驚きを体験したかったなと思いました。ドラマだし。
空飛ぶ広報室
高校生の頃、有川浩先生の小説にどハマりしていました。なのでずっと気になってはいたのですが、なかなか手を出せずにいた小説。ついにドラマ化か〜と思いきや、もう10年近く前のドラマで戦慄しました。ドラマに出てくる人たち、みんなガラケー使ってるんです。この10年で色んなことが変わってしまったなーと思いました。
ドラマの中で東日本大地震のことが描かれるのですが、そういえばもう、そんなに前の...ことなんだ...と思いました。そして地震のことが描かれるドラマ、自衛隊のことが描かれるドラマ...。ずいぶん色んなことが変わってきているのかなーと思いました。私が呑気にしている間に...。
有川浩先生は自衛隊ものの作品が多くて、私自衛隊ものが大好きなので本当にありがとうございますという感じです。基本的に出てくる男の人には、ちょっとだけ暗い過去みたいなものがあって、トゲトゲしてるんですが、途中でトゲが抜けて雰囲気が柔らかくなるんですね。そのギャップがたまらんのだよなーと、ドラマをみて思い出しました。
出てくる人みんな優しくてキュートで根は真面目で超愚直に努力する、可愛くて全員愛せるドラマでした。ちなみに私は完全に有川浩先生大好きフィルターがかかっているので、ハマらない人はハマらないと思います。ハマった人はぜひ一緒に飲みにいきましょう。ドラマではありませんが、図書館戦争もおすすめです。アニメより実写映画版の方がおすすめです。更に言うなら小説の方がもっとおすすめです。
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