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行動に移すのがこわいのは、行動しないから。問題から抜け出すための努力とは。

ある事業がピンチだ
地域と連携する宿泊施設を捜して、事業のアイディアづくりのサポート、補助金活用のサポートをしているのだが、利用申請にこぎつけた件数がまだない。タイムリミットは3月末。

地域連携事業に興味のある事業者さんとは何人か出会えているが、補助金を使ってどう進められるか、具体的な形にしようと話してみると、いろんな問題が浮かび上がってくる。
ある宿が音頭をとって、周辺地域のマップを一元化して新しいのをつくろうとすると、ほかの宿から非難の目で見られたり、派閥ができたり。自治会や商店街に目を向けると、組合の加盟店/非加盟店の間の溝があって宿泊施設と連携する意欲も体制もなくてネガティブだったり。そもそも観光(客)に対して否定的なイメージを持っていたりする。

そんな話を聞くと、「現実は厳しいんだな」「普通に暮らしていて聞くことのできないリアルな話が聞けて勉強になったけど、じゃあどうしたらいいんだろう」と思う。たくさんのハードルが見えてくる瞬間だ。

難しい問題に直面して解決策が見えないとき、解決策はこの世に存在しないんじゃなくて解決策がない場所にとどまっているから苦しいのかもしれない。「そんな補助金あるの?ちょうどよかった!」「こういうの、やってみたかったんだよね」とするすると進んでいく事業者に出会えていないことやネタが少ないのが問題かもしれない。

師匠はものすごく動く。大変だ、忙しそうと傍目で思うときもある。でも、少ないアイディアや関係性の中にとどまっていて、何かに煮詰まったときのほうがもっと大変だと感じた(今の自分)。常に身の回りの環境を流動させておくほうが、安定なのかもしれない

視野の広さと行動量は比例するんだろうな。
「こんな風に進めようと思ったけど進まない、どうしよう」「またあのときみたいになったらやだな、動きたくないな」そんな風に思って留まっていると、負のサイクルに陥っていく。

行動に移す一歩目はたしかに大変だけど、誰かに話してみると楽になった、思ったよりすんなり終えた、なんて経験も実はたくさんしている。ネガティブな経験より、ポジティブな経験を積極的に思い出すようにしながら、必死で動いていかないといけない。

ひとりでやらないこと。

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