深圳の日式カラオケでの教訓

先日、深圳在住のビジネスマン仲間と食事をしていた時の話です。仮にAさんと呼ぶことにしましょう。彼の会社には、日本からの出張者が来ており、その人は約10日間、深圳と東莞に滞在していました。その間、深圳の日式カラオケで働くキャストとデートの約束を取り付けたのですが、デート当日にすっぽかされてしまったことが話題になりました。

ここまでの話はよくあることですが、ではなぜその出張者はすっぽかされてしまったのでしょうか?少し考察してみたいと思います。

中国人の自己中心性

中国で働くとわかりますが、基本的に中国人は自己中心的です。この傾向は、日式カラオケで働くキャストにも当てはまります。彼らの価値観では、自己>家族>親友>友人…といった順番で、親しさに応じて優先順位が決まります。この関係性の強弱が、物事の対応において優先されるかどうかを決定するのです。

中国人の予定の立て方

中国人の中には、先の予定を立てるのが苦手な人も少なくありません。日式カラオケのキャストも例外ではありません。そのため、予定が重なってしまうことがあります。こうした状況では、どちらを優先するかは、その人にとってどれだけ親しいかで判断されます。今回の出張者も、デート相手のキャストにとって優先順位が高くなかったということかもしれません。

中国人ロジックを逆手に取る

では、すっぽかされないためにはどうすればいいのでしょうか?それは、キャストにとってあなたの優先度を上げることです。具体的には、相手に「あなたと親しくしておくと良いことがある」と思わせることが一番効果的です。中国でのビジネス、特に駐在員としてローカルスタッフを使う場合や出張で中国に来てビジネスをする場合、中国人との関係を深め、彼らの中心に近づくことが、スムーズにビジネスを進めるコツではないでしょうか?

余談ですが、私のパートナーである麗香から見た私はどの位置にいるかというと、もはや彼女の家族以上の存在かもしれませんね。

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