子供社会
最近、秋が近づき外遊びが気持ち良い季節になってきました。
午前中は娘を連れて公園、夕方は幼稚園で使わなかった残りの体力を絞り出し、息子は全力で遊んでいます。
そんな中、昨日のことについて感情が残っているうちに書きたいと思います。
いつものように夕方、お庭で息子、娘と遊んでいた時のこと
「まーぜーて」と言って近くに住んでる5歳の男の子が遊びにきました
この男の子、近所ではちょっとしたトラブルメーカーで有名ではあったものの子供たち同士仲良く遊んでいたので見守ることにしました
とは言ってもまだ4歳なので息子はお友達が来てもマイペース
ひたすらチョークで仮面ライダーを書いていました
↑息子作
こんな感じのライダーをいくつも書くんです
すると、その男の子が息子の絵を指差し、「なにこれ、ゴキブリみたい」「気持ち悪」
その後も「変なの」を連呼、「変な絵が書いてあるからここのお家も変なんだ」と言いたい放題
さすがに私もちょっとイラッとしてしまいましたが
子供社会の様子を一旦見守ることにしました
そしてその男の子は
「こんな絵、雨が降ったらどうせ消えちゃうんだから」
と言い、絵を踏みつけたところで息子は泣きそうになっていました
私は男の子のお母さんもいる手前、「踏みつけるのはよくないよ、やめてね」と軽く注意を促し離脱
私は男の子が帰った後、息子に聞きました
どういう気持ちだった?
息子は
「悲しかった」
そう答えました
一生懸命書いた絵をけなされ、踏みつけられ悲しかった息子の気持ち、痛いほどわかりました
だからこそ息子には
お友達が頑張って書いた絵や作ったもの、あんな風に言うと悲しい思いをするから言わないほうがいいよね
それともう一つ
泣かなくていい、仮面ライダーを知らないなら教えてあげればいい
仮面ライダーを好きな息子の姿は決して恥ずべきことではなく、かっこいいんだから
そう言いました
息子が大きくなっていけばいくほど、今回のような場面に直面することもあるだろう
合わない友達、嫌いな人間と出会うことや
けなされること、傷つくこと、悲しい言葉を投げかけられることもある
そんな時、自分を見失わず、毅然と自分の意見をぶつけられる人間になってほしいと思ったからです
けなされ、罵倒されても
自分の曲げてはいけない信念は貫いてほしいと思います
今回の件については
仮面ライダーは決してかっこ悪くない
ましてや自分が自信をもって書いた絵だったはず
自信をもって立ち向かえるように息子にそう話をしました。
まだ4歳で私の話をすべて理解することは難しかったと思う
でもお母さんがこんなこと言っていたなぁと息子の頭の片隅に置いてもらうだけでいい
そして、また今回と同じような局面を迎えた時、少しでも思い出してくれたらそれでいい
そんな思いで息子と話をしました
親としたら複雑ですが息子の生きる力に変わってくれることを願うばかりです
私の教えが正解なのかは正直わかりません
でも私は今までの自分の人生、社会人としての経験から息子にはそう伝えたかったのです