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平隊士の日々 元治元年卯月十

元治元年卯月十  


腹が痛くて目が覚めた。
厠に行くと厠もいっぱい。
待ちきれなくて、おもてへ走って行く隊士もいる。
とりあえず、我慢。
なんとか、間に合って部屋に戻るも、
今度は吐き気、腹が痛い。
腹を下した隊士は半数ほど、
吐き気を訴えている隊士が十五人程度、
熱がある者が五人程度。

南部先生に診て貰う。
田螺に当たったらしい。
稽古どころではない。

元気のよい隊士が、朝食つくり。
朝食、お浸し、味噌汁、漬物、梅干し、ご飯。
吐き気があるので、朝食は食べれない。

本日の隊務割。
吐き気、熱のある者は、非番。
元気がある者で、分担して巡察とのこと。

吐き気が止まらないので、
布団に戻り寝る。

昼食、雑炊、煮浸し、梅干し。
少し、雑炊と梅干を食べる。

まだ、吐き気があるので寝る。

夕食、しゃも鍋、ゆで卵、漬物、梅干し、ご飯。
吐き気は落ち着いたが、
食欲は無いので、ゆで卵と梅干を少し食べ、寝る。

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