ブラウにも光景が来る…よね?
いよいよブラウにもぶっ壊れと呼んで差し支えないカードがきますね
来期のブラウファイトでtire1確定であろうアリエルが7/1のショップ大会よりPRカードとして配布されます
持っていないとまともにブラウができなくなる可能性があるくらいには強力なカードですので、競技シーンに関わっていきたい方は4枚集めておきましょう
ブラウにはストック圧縮を崩す手段が無い
古来よりWSではストック圧縮へのメタカードとしていつもの光景というカードが存在しています
いつの時代も、運だけでキャンセルを繰り返してストック圧縮を作った相手からのチャンプアタック連打、というのはWSの負け筋として発生してしまうもの
そういった状況の打開札として、光景互換が存在してきました
幸い私がWSに触れた頃にはアイドルマスターDSまでは発売しており、最初に愛用タイトルとして選んだものがアイマスだったため、いつでもこの負け筋を消すデッキを選択する事ができました
しかしながらこの光景互換、どのタイトルにも配られるほどに普及したのはここ数年の話
まともに採用され始めたのはバンドリの頃からで、「光景逆圧縮」という現代WSの闇を詰め込んだようなワードを産み出してしまってからは選抜制限をかけらた歴史もあります
そもそもこのバンドリに至るまではまともな光景互換が刷られてこなかった事もあり、私のような一生アイマスを擦っているオタク以外からは光景が飛んでくる事は無かったのです
そんな背景もあり、あるデッキが環境にtire1として君臨します
何にでも勝てる訳じゃないよ、光景が無いタイトルだけ
このカードが登場した当時、まともにゲームを成立させながら光景互換を使えるのはアイマスのみといっても差し支えない環境でした
そもそもアイマスもまともに研究している人がごく僅か+所持している人はもっと少ないという事情もあり、光景など考える必要もなかった訳です
結果として「TP物語環境」という、いまなお単語だけは目にするほどの劣悪環境が誕生します
当時は1レベルのキャラでレベル3まで戦うデッキ(=島風環境)なども主流ですし、デタラメなパワーを出力するカードも無かったため、経験達成した羽川の9500+2/1美夏拳2500=12000を乗り越えられるタイトルがかなり限定されました
環境名にもなっているTP=トライアドプリムスを擁するシンデレラガールズは助太刀不可や島風改、相手ターン中のキャラ入れ替えなどを駆使して盤面だけは維持する事ができました
羽川はアンコールを持たない為しっかりとリバースさせる事ができれば、ある程度動きを抑制できます
しかし、TPや物語以外ではその土俵に立つ事も難しくなります
結果として、リバースも取れなければ毎ターン6毎ずつ控え室からキャラがストックへ飛んでいき、2回CXコンボを決めれば環境外タイトルでは絶対に覆す事が出来ないストック圧縮を作り出す事ができました
ここまでを成立させるカードも優秀なものが多く、プレイ難度も低かった為、「TPや物語を使わない意味がない」とも言えるこの環境を境に引退したプレイヤーも多かったように思います
休憩星屑
とあるの夏
夏祭りトラハル
ラハマオ飛天デスコ
マリオカート
TP物語(やみかん)
バンドリラッシャイひなろじ
冴えカノfate
(感染症の為大型大会は無し)
無職五等分スーパースターアサリ
Dホロライブ
アリスアインズ観鈴
環境を定義するカードは多くありますが、「キャラゲー」を掲げるWSを否定する形のカードとして、この羽川を挙げるプレイヤーは少なくないのではないでしょうか
猛威を振るった物語は、羽川を含めたフィニッシャーと足回りを選抜規制にかけられ、環境からその姿を消す事となります
その後は簡単に純ストックを積み上げるカードを作らない事で、環境のバランスを取っていきました
バンドリが選抜規制をかけられた頃にも、物語ほど純ストックを積み上げるデッキはなかったように思います
それからしばらくしてどんどんとカードパワーがインフレしていき、大概のタイトルが純ストックによる圧縮という選択肢が取れるようになりました
そういった背景があり、駆け引きの要素の一つとして様々なタイトルに光景互換が配られるようになっていったのです
現段階のブラウに存在していいカードではない
前置きが長くなってしまいました
しかし、ここまでくどいほどお気持ち表明すれば、これからアリエルがもたらす環境を想像しがたい方はいないのではないかと思います
今回のディズニーのPRカードパックはどれも強力なカード揃いですが、アリエルだけは許されてはいけないカードです
身内で仲良くワイワイブラウ、という環境でアリエルを持ち出して無双すると、険悪なムードになってしまうかもしれません
それほどまでに強力なカードなのです
とくにTCGという文化に明るくない方は、はじめて理不尽というものに直面する事になるでしょう
こういった「だれが使っても勝てるカード」というものは、新規層を取り込む為に定期的に登場し、その度に規制されていきます
メーカー側も、規制をかける前提で環境に投入しているのです
しかしながら、「キャラゲー」という側面があるWSでは、この理屈で片付かないジレンマが発生します
好きなキャラがたまたまヘイトの塊になったら?
今回の例に当て嵌めてみましょう
熱心なディズニーのファン、その中でもリトル・マーメイドが好きで、子供の頃からアリエルが大好き
ヴァイスシュヴァルツブラウっていうカードゲームはディズニーのキャラクターで遊べるみたい!
友達も最近ちいかわとかA3!とかで始めたみたいだし、自分もディズニーから始めてみようかな…?
こんなケースも考えられます
本気でブラウで勝ちたい!本当は別のタイトルが好きだけど、アリエルを使わないと勝てないからなぁ…
普段のフリーファイトは好きなキャラで遊んで、真剣な大会では上手にアリエルを使えるように練習しよう!
こういった方達がアリエルを使う事に罪はありますか?
キャラゲーの側面を持つコンテンツで「存在してはいけない選択肢」が出てきてしまった場合、感情だけでは片付かない問題が発生します
アリエルを使うかどうかは各個人の自由ですが、使う、使わない、どちらにも理由があり、咎める事などは絶対にあってはならない、私は考えます
「私は好きなキャラで楽しく遊びたいのでアリエルは使わないでください」
「ディズニー使ってるのにアリエル入ってないなんて、やる気あるんですか?」
こういった自分本意な考えを相手に押し付ける事はやめましょう
何気ない発言を重く受け止めて、コンテンツから離れていってしまう人もいるのです
プレイヤーが騒いだところで既にアリエルは環境に解き放たれており、その事実が変わる事はありません
疲れるようなら暫くブラウから離れるのも良いと思います
私自身、ゲームの根底を否定してないか?というカードが出た時は競技シーンからは身を引く事もあります
なんだかんだ帰ってくるんですけどね
自分なりに折り合いをつけ、アリエル環境での遊び方を見つけましょう
環境は移り変わっていく
ようやく主題の回収になります
ここまでアリエル(羽川)の強さばかりを記してきましたが、何もマイナスな事ばかりではありません
過去に間違いを起こしたカードを復活させるということは、当然それに対するメタカードも環境に投入する…ハズですよね?
幸いこの後に発売が控えているのはブシロード自社コンテンツのアルゴナビズであったり、タイトル人気も高そうなヒプノシスマイクやブルーロックが続きます
大型大会の体験会で用意してあるデッキがかなりガチめの構築な事を鑑みても、ブラウの運営が考え無しにアリエルを解き放ったとは思えません
直近で発売されるタイトルに光景互換を投入してくる事でしょう
アンコール不可の効果も出てくるかもしれませんね
こういった強力なカードが増えてくると、駆け引きにも広がりが生まれます
今まで勝てていたデッキが苦しくなったり、逆にスポットライトが当たっていなかったカードが輝きを放ったり…
TCGプレイヤーはコレがやめられなくてのめり込んでいるんですよね
ブラウからTCGプレイヤーになった方には初めての体験となるハズですので、是非楽しんで頂ければと思います
おわりに
1段階ギアをあげてきたブラウ
7月のショップ大会は出れば出るほどオトクです
新たな交流も生まれるかと思いますので、積極的に足を運びましょう!
あなたのブラウ体験が更に魅力的なものとなりますように
ではでは
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