役所という職場 誰の為の支援なのか
昨日、投稿し記事を見てフォローしてくださった方がみえて、本当にありがとうございます。
職場事情は皆さん関心をお持ちなのかな、と思いました。
まだ自分の気持ちや状態を整理しながらですが、時折、そんな記事も書いてみたいです。
私の職歴
今日、私のことをもう少し具体的に書いてみます。
私は、大学で社会福祉を学び、公立病院で正職員として、医療ソーシャルワーカー10年勤め、一時現場から離れた時期もありましたが、障害、母子寡婦父子相談員、精神、難病支援員など、福祉の広い分野に関わってきました。
病院などの専門職集団は、目的意識も高く目指すものも一致しやすいので、働きがいがあります。
行政の福祉部署
難しいのは、行政、いわゆるお役所内の福祉部署です。
今回、私がうつ状態になった職場でのある出来事をお話します。
私が担当する相談者に、聴覚障害の学生さんがいます。
高校まで聾学校で、彼は大学へ進みました。聾学校では、就職担当の教諭がかなり就職へ調整してくれますが、大学では、自分で就職活動をしなければなりません。
最初のうち面談は、彼が筆談用に持っているノートを使っていました。
書いては見せ合う、というやり方に時間がかかってしまいます。
1台のパソコンに向き合って、お互いが打ち込むようなやり方も試したりしました。
彼が普段、健常者とどのようにコミニケーションとっているか聞くと、UDトークというアプリを利用してるとのこと。
彼が就職した時のコミニケーションを想定し、アプリで会話を進めたいと、念の為上司に確認したら、答えはNO
理由は、今は私が担当しているが、もし、担当が変わってスマホを持っていない人が担当になる可能性も排除出来ない。
一律のサービスが提供出来ない可能性があるなら、利用しない、とのこと。
誰の為の支援なのか
今やスマホ持ってる方が主流だと思うし、ましてや、学生の彼がこれから就職する先のことを考えたら、マジョリティがコミニケーションの手段として使用してるものがどうして利用出来ないのか。
スマホの普及率は2022年で94%に達しているというデータもあります。
いったい、誰の為の支援なのか?
役所の人間側の一律のサービスという意味もよくわからない。
これを30代の上司が言うのだから、役所という職場は、本当に不思議。
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