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コップ飲み習得でコップンカー
1歳10か月ダウン症のある息子、ついにコップ飲みを習得。
ブクブク吹いて遊んでしまうので、なかなか進まなかったコップ飲み。
スプーンとスパウトコップで水分はとれていたので、もう少し後でいいやと伸ばし伸ばしにしていました。
しかし、むせ込みが頻発してしまうという問題発生。
いよいよ、コップ飲みに力を入れるときがきた。
「喉元すぎれば、熱さ忘れる」
せっかくのこの経験もすぐに忘れてしまうのはもったいないので、コップ飲み習得までをまとめてみました。
0歳
直母が難しく、哺乳瓶「ピジョン母乳実感」使用。
・生後→ SSとSサイズ(つまようじを使って穴の数や大きさを調整)
吸う力も弱いし、すぐ寝ちゃうので、たった20ccのミルクに45分くらいかかり、ミルクの時間が本当に大変だったという思い出。ダウン症育児、あるあるだと思う。
・3か月後半→ Mサイズ
この頃には、ゆっくりながらもじゅるじゅると吸えるように。
・たぶん6、7か月くらいから卒業まで→ Lサイズ
乳首のサイズは大きくしないほうがいいというネットで情報を得たり、でも明確な理由や目的もわからず、何が子どもの発達にとってベストなのかと迷うこともあった。今は、体調や発達それぞれ個性があるのでサイズの選び方も人それぞれだろうなと思う。
6か月
首がほぼほぼ座ったので、離乳食開始。
1歳過ぎ
食事もとれてきたので、粉ミルクから牛乳へ少しづつ移行。
1歳4か月
日本から持ってきた粉ミルクも底をつき、牛乳へ完全移行。
食事摂取量は順調で、牛乳での目立つトラブルもなく、フォロミはとくに必要ない(担当栄養士さんより)とのことで、粉ミルク卒業。
アメリカの粉ミルク高いから、ほんと良かった。
1歳6か月
哺乳瓶の使用頻度を減らして、スプーン飲みとスパウトシッピーコップを使用するように。
でもまだまだ上手に使えない。
![](https://assets.st-note.com/img/1738442976-gUVvIuPpF7TfWxZmz9cl8wEy.jpg?width=1200)
1歳8か月
スパウトコップで飲めるようになって喜んだのもつかの間、飲水時のむせ込みが気になるように。(スパウトコップのときが強め)
あまり問題視してなかったけど、OTさんから誤嚥性肺炎のリスクを指摘され、対策を練り始める。(OT/作業療法士さんに摂食指導をしてもらっています)
たまに哺乳瓶も使っていたので、乳首の穴とシッピーカップの穴のサイズがだいぶ違うことで、吸う力の加減調整が難しいのかと考察。哺乳瓶は舌を出して吸うのも気になっていたのでここで哺乳瓶卒業。
やっぱり少しさみしい。
1歳9か月
トロミをつけたりもしたけど、相変わらずむせ込むことがあって、このまま続けば、嚥下機能評価をしてもらったほうがいいという話もでてくる。
イ、、、イヤだ、大きな病院に検査しに行きたくなさすぎる、とここでまた私の必死感がでてきました。
食事中はむせ込みもないし、やっぱり今使用しているスパウトコップと相性が悪そう。
違う種類のスパウトコップを仕入れようとしたけど、哺乳瓶から毛が生えた程度だったので、せっかく哺乳瓶卒業したのになぁと迷う。あと、スパウトコップは飲むときにどうしても首を後屈させる形になるので、誤嚥は起こりやすそう。さらに、哺乳瓶と同様にスパウトコップを使いづつけることはお口の発達が遅れるらしいときた。
ということで諦めていたオープンコップ飲みを頑張ることに。
OTさんが、ショットグラスサイズの紙コップを使ってアップルソース入りの牛乳をブクブク遊びながらも一口飲ませたのをみて、
「ブクブク男が、味わってごっくんしてる!」
と衝撃を受けたのと同時に自信が湧きました。
やればできる子だし!(私が)
1歳10か月
自宅では30㏄くらいの小さなソースカップを使用して練習。最初はブクブク遊んで多方面汚しまくったけど、口に少しだけ残った飲み物を味わっている。
ブクブク遊ばずに口をつける、口に入ったものを飲み込む、唇を閉じてコップを挟む、1回すする、すする回数が増える、と少しずつステップアップしていきました。
練習から1か月ほどかけて、コップ飲み習得、スプーン飲みも卒業できました。もう少し慣れたら、一人でコップ飲みができるにまでもっていきたいです。
スプーン飲みやスパウトコップと比べても、飲み方は自然で、自分で口に入るタイミングと量をコントロールしやすいのか、ムセもほとんどなくなり、飲む量も増えました。
ちなみに練習初期、タイレストランから持ち帰りした揚げ春巻きについてきたソースカップがかなり使えました。
まじ、コップンカー。
ネクター程度のトロミがあると、傾けたときに口の中にたくさん流れ込んでいかないので安全だし、本人もびっくりせずにコップに対する恐怖心も生まれにくいはず。
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The champion of all cups!
(でもふちが割れるとケガするおそれがあるので注意。)
今はアマゾンで仕入れたカットコップを使っています。↓
日本から持ってきた100均のコップも使っているけど、カットコップがやっぱり使いやすいし、よく飲んでくれます。
ちなみに、
あらゆる段階でストローコップも試したけど、日本のお友だちが使っているようないいコップが見つからず、買ったものは使えませんでした。
ストロー練習の予定もあったけど、むせ込みが問題視され、思いっきり吸ってむせ込みそうよねってことで見送り中。そのうち始めるはず。
さいごに
どんな子育てでもそうなんだろうけど、繰り返し忍耐強く教えていく方法しかない、食事の場面では特にそう感じます。
着替えたばかりの服がドロドロになり、せっかく作ったごはんはあちこちにばらまき、いつのものかわからないシミを壁にみつけ、かっちかちのいつかのご飯を踏んで小さく叫び、白目になってお手上げの日もあるけれど、それでも子どもはそれぞれにゆっくり何かを学んでいる、だから頑張れる。
子育てってほんと面白いなぁ。