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猫のねーちゃんもアメリカ移住

磯野家のタマみたいな生活をしていた猫のねーちゃんも一緒に移住です。
緑豊かで木登りや虫遊びができて、ぽかぽか日当たりのいい屋根や軒下でお昼寝して、お腹すいたらご飯を食べて、というような世界一幸せな猫暮らしをしていたので、住み慣れた楽園から連れ出してしまうことに胸を痛めましたがこればっかりは他に方法がない。

 ごめんね、ねーちゃん。

猫のアメリカ入国に関しては特に厳しい決まりはないようですが(たぶん)、航空会社によって決まりがあるので事前に準備する必要があります。
日本帰国の予定がある場合にはスムーズな帰国に向けてさらに準備したほうがいいみたいです。日本は狂犬病撲滅の国なので、検疫は厳しいそう。
私たちは時間がなかったことと帰国の予定がすぐにはないので日本帰国に向けた準備はしていません。

ちなみにアメリカという地は、ほんとーーーーうに広大でそこには野生動物もたくさんいるし、街を出るとコヨーテもいるみたいで、狂犬病撲滅なんてとても無理だろうなと実感しています。
嚙まれたりとトラブルにならないように、お互い心地よい距離をとらなくては、他の生き物との付き合い方についても息子にしっかり教えなければ、と身が引き締まっています。

さて私たちはアメリカ軍基地からチャーター便での出国だったので、
 ・ICチップ
 ・30日以上前までに狂犬病の予防注射を済ませる
 ・旅が始まる10日以内に獣医さんからHealth Certificateとフライトに耐えられるというLetter of Acclimationをもらう

↑ これくらいの準備でした。
といっても夫がほとんどやってくれたので、大事なことが抜けているかも。
そして「これくらいの準備」と書いておきながらも、なにもかもがギリギリのヒヤヒヤで、ねーちゃんを一緒に連れていけなかもしれないと実家の母も巻き込み騒いでしまい反省してます。(今回、大反省ばっかりです)

 ちなみに、出国までの2週間ほどペットホテルも利用したので、FIV/FeLV(猫エイズ、白血病)のテスト証明、混合ワクチン証明は必須でした。

無事に搭乗も済ませ、機内持ち込みのねーちゃんは前の座席下で過ごします。座席下に入らないサイズの子は貨物室で預かりとなり、国内線も同様だったのでアメリカの航空会社はそうなのかな。
ちなみに持ち込みのキャリーケースはハードではなくソフトいう指定があり、慌てて夫が選んできたものは安いケースで造りもそれなり、チャックも簡単に開きそうで少し不安だったのですが、案の定「ニャーニャー」と半分顔を出していたみたいでウトウトしていた夫が慌てておりました。
あまりケチケチしすぎると安物買いの銭失い、肝心なものを後回しにしないよう、今後しっかり話し合って決めていこうと思う出来事でした。

経由空港では犬猫トイレタイムがあったりとペットフレンドリーで、
機内には子どもも猫も犬もたくさんいて、ギャーギャーにゃーにゃークンクンとにぎやかな空の旅だったので、うちの子どものグズグズもほとんど気にならなかったです。
アメリカ国内線は子どもや猫連れは私たちだけだったので居心地は良いとはいえなかったのですが、「わかる、私もそうだった。大変よね、でも大丈夫よ!」って話しかけてくれた人がいて、なんだか気が楽になったので、ポジティブな声掛けっていいな。

アメリカについてからは、猫の入国に関してはとくに困ることはなかったです。(たぶん)
ただ、アメリカ国内での保安検査が厳しくて、ねーちゃんをあの混沌とした場所でケースから出す必要がありびっくり。キャリーケースはX線スキャン、ねーちゃんは一緒にボディスキャンを通らないといけなかったのです。
靴は脱ぐし、荷物は多いし、ねーちゃんはパニック寸前だし、私は息子のミルクで引っ掛かるしで、混沌とした場所でやることが多くて、ねーちゃんがケースに戻るまで冷や汗でした。靴も履けずにねーちゃんをしっかり抱っこしている夫の「タスケテ・・・」が印象的(笑)
JFK空港で迷子になるリトルチャロを思い出してました、懐かしい。

現在、お家が見つかるまで猫のねーちゃんも一緒に暮らせるアパートを借りています。
一緒に滞在できるお宿(部屋)もあたりまえにあり、特別高いわけでもありません。(もちろん汚したり壊したりした場合の弁償はありますが)ペットが身近だしペットの権利も大事にさてれるのかしら。知らないけど。

ここにきて、息子とねーちゃんの距離が縮まっていて微笑ましいです。
皆が安心して暮らせる場所を早く見つけなければ。


↓ 関係ないけど、、、猫つながりで。

ポケモン(Horizons)の英語版アニメではニャオハがSprigatitoと呼ばれていて、発音がスパゲティみたいでかわいいです。本当のことをいうと、ついさっきまでSpaghettito(スパゲティート)だと思っていました。
リコとロイの旅立ちを見ていますが、愛おしいしストーリーも面白い。
敵となる人たちも隙をついてこないしなんだかんだ優しいので、安心して観ていられます。
英語も易しいし勉強になります。
そしてなんといってもオープニングの“Becoming Me”がすごくいいー!

  “When you lead with your heart
  It’s so scary at the start
  But that’s the hardest part
  And trust me, it gets better”

この年になってからの初挑戦も多いのでなんだか心に沁みます。
この年だからこそ余計に怖いのかもしれませんが、
ほんと初めの一歩ってすごく勇気がいる。
息子の一歩もきっとこんな感じなんだろうな、
この気持ちを忘れずみんなでゆっくり成長していきたいです。


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