カンザス州の運転免許証をとる
ついに運転免許証をゲットしてきました。
日本では20年近く車生活を送っていましたが、ここに来てかなりの弱気。
右側通行だし、標識読めないし、ルールちょっと違うし(ほとんど一緒だけど)、生活に慣れるまでしばらく運転はしたくないなと思っていました。
でも夫がさ、一度に2台買ったほうが割引もあるし、いずれにしても車は必要だからとあれよあれよと車購入、割とすぐに運転をしなくてはいけない状況になってしまいました。
(日本の国外運転免許証も持ってきたので運転はできます。)
唯一の公共交通機関といえば、ダウンタウン周囲を走っているバス。
あとはUber?
病院受診や図書館、散歩、買い物など日々の生活にやはり車は必須でした。夫がいないと何もできない状況にストレスが溜まりまくり、わりと早めに運転解禁。
はぁ自由って最高。
息子を連れて(つまり夫抜きで)、ちょっとそこまでドライブして、自由にゆっくり買い物することが一番のストレス発散。
移住ショックで病んでいたのですが、この時間がその時の自尊心を保つ唯一の方法でした。
(3か月目が病みピークで、今はすっかり落ち着いています。)
ということで、さっさとカンザス州の運転免許証をとらなくては!
「事務所にいって試験受けるだけだから日本よりずっと簡単だよ。今までどうやって日本で運転していたの?」って夫はさらっと言うけれど、その事務所でのやりとりが英語でしょ、試験も英語でしょ、英語が上手ではない私にとってはものすごくハードルが高いのよ。
色々調べてみると、この州に移住して運転する者は90日以内に州の運転免許を取得する必要があるそう。
あらま、もう90日過ぎちゃう。
それから大急ぎでハンドブックを読み、練習問題をたくさんこなして、免許をとると決めて1か月くらいで無事に合格しました。
アメリカでの交通ルールが頭にしっかり入ったことで、以前ほど運転に対する恐怖心はなくなりました。そういった意味でも、わりとすぐに運転免許は取得したほうが良いなと思います。
(あれ?これ「もっと早くにしていれば」のいつもの反省パターンだわ、デジャブ)
以下は、カンザス州の運転免許取得の日の流れをまとめたものです。
ネットでの体験談や情報がとても役に立ったので、私も誰かの参考になればという厚かましい思いで残します。
DMV(Department of Motor Vehicles)という車両管理局。ここで車両登録や納税、運転免許証の取得や更新などをすることができます。
街のあちこちにあって、私は自宅から車で3分のところに行ってきました。
ちなみに実技試験で使用する車はマイカーです。
もちろん自分で運転していきました。
運転免許をとりに、運転してくという面白さ。
① 予約
ネットでの予約をしました。
シンプルでわかりやすいサイトなうえに、翻訳機能を使うとさらにイージーモード。
便利な世の中でありがたい。
近所のDMVは、即日どの枠も空いていてすぐに予約できました。
人口が多い州では数週間待ちのところもあるみたいです。
ここは都会ではないし、さらにそんな街のはじっこのDMVだったので空いていたのかもしれません。夏休みも終わっていたので、ティーン達もいなかったというのもあったのかもしれません。
② 受付
なぜわざわざ簡単に済みそうな受付まで➁として残したかというと、最初に予約した日は受付すらできなかったからです!
米国市民権移民局(USCIS)のSAVEチェックという移民のステータス(合法滞在かなどかな)を確認するシステムが一部ダウンしていました。
たまにあるみたい。
SAVEチェックが必須な非市民の私、「今あなたにできることは何もないからあとで来てね」と帰されました(笑)
この緊張がまだまだ続くことにがっくりしましたが、こればかりは仕方ない。その日は諦めて、翌日に予約を取り直し無事に受付突破しました。
③ 登録
受付後すぐにカウンターに呼ばれます。
ここで、①パスポート、②2種類の住所証明(私は健康保険証と車登録領収証にしました)、③SSN(非市民で非雇用の場合は必須ではないそうです)を提出しました。
ビザの種類によっては、ほかにも必要な書類があります。
ちなみに訳あって、まだグリーンカードは手元に届いていません。
日本の運転免許証の提示は必要なかったです。(何回も聞いちゃった)
たしかに、筆記と実技試験に合格して新規免許が交付されるので、トランスファーできない国外の免許を持っていようがなかろうがDMVには関係ないですもんね。
ここでSAVEチェックも行われ、なんなくクリア。ここがスムーズにいかずに数週間足止めをされている方もいるみたいなので、ほっと一安心。
あとは簡単な視力検査、身体情報(身長体重、目の色)の申告、歯を見せて笑ってもいい写真撮影、29ドル(免許発行料18ドル+写真料8ドル)の支払いを済ませました。
臓器提供の意思確認や指紋採取などはされませんでした。
日本のようにあちこち回るのではなく、この一つのカウンターで全て済みます。
登録が無事済んだら、再度受付に戻ります。
④ 筆記試験
受付で番号が書かれた紙を渡され、どこでもいいから座ってとコンピューターが並ぶ一角を指されました。
番号を入力して試験開始です。
試験中は警備の方が受付でおしゃべりしながら見守ってました(笑)
時間制限はなし。3択問題で、25問中20問正解で合格となります。
1問解くことに結果がわかるので、不正解が増えるとドキドキします。
練習問題を繰り返し解いて英単語になじめば、英語もそんなに難しくないレベルです。
全問正解したかったけど、3問不正解。悔しい!
受付に戻り、実技試験に呼ばれるまで椅子に座って待つよう指示されます。
⑤ 実技試験
なんと受付にいた方が、試験官でした。
「いくよ、車に乗ってー」とゆるーい感じで進みます。
YouTubeで実技試験についての動画をみたので、落ち着いて指示に従えてとっても助かりました。あと、Uターンや縦列駐車も実技項目に入っていたので、駐車場で練習していきました。
これまでコンパクトカーを乗り回していたのですが、ここにきてでかいセダン。なんでこんな車選んだんだよと夫を恨みましたが、練習のおかげですっかり馴染みました。古くてかわいい愛車です。
ちなみに、こちらの動画がわかりやすかったです。
さあ、試験の始まりです。
「英語は第2言語なので、ゆっくりお願いします」と乗ってすぐにお願いしました。「そんなのわかってるよ」というような反応でしたが、言葉でしっかり伝えることはこの国ではとても大事です。
すぐに車道にでて、指示通り運転して難なくオフィスの付近まで戻ってきました。が、最後の最後、駐車場にむけて左折の際に、対向車の左折レーンに入ってしまい注意、そのまま駐車場に戻ってきました。
これは一発退場やってしまったかもなぁと諦めていたのですが、-2点のみで合格できました。
ほんとよかった。
ちなみに、縦列駐車もUターンも何もなかったです。
おそらく若きティーンたちは試されているんじゃないかな。
あと、どう考えても広々としたこの街で縦列駐車する機会はなさそうなので、そのせいかもしれません。
⑥ 運転免許ゲット
「合格よ」とミスしたところと点数の書かれた紙をもらい、登録したカウンターへ戻るよう指示されました。
顔写真や個人情報が印刷されたペラペラのレシート紙を受け取ります。
このペラペラ用紙がカードが届くまでの免許証になり、カード免許証は2-3週間で自宅に届くということでした。
DMV滞在は1時間半くらいだったかな、あっという間に免許がとれました。
アメリカで一丁前になった気分、嬉しすぎるではないか。
⑦ 45日以内にカードの免許が自宅に届く
11日後に郵便受けに届いてました!
今回は1年のTerm Limited。
パスポートに明記されたVISA期限が1年間だったからかな、グリーンカードがあった場合はもっと長い期限になっていたのかもしれません。
これから、運転免許を取る方がいれば。
ビビりの私も取れたので大丈夫です!と声を大にして言いたい。
ちなみにアメリカに移住してからいろんな窓口に行きましたが、意外とって言うと失礼ですが(笑)、どこも親切に説明して下さるので何とかなってます。英語とアメリカのシステムがわからなさすぎて「なんすかそれ?」って連発してますが。
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